「第56回静岡ホビーショー」で見たトヨタ/レクサスのクルマたち

5月11(木)~14日(日)にかけて、ツインメッセ静岡(静岡県静岡市)で開催された国内最大級の模型展示会「第56回静岡ホビーショー」に行ってきました! 「模型の世界首都」と呼ばれる静岡で行われるこの展示会は、クルマで言えば東京モーターショーに匹敵する模型の一大イベントです。今回は、その中から特にトヨタ車とレクサス車のモデルカーをピックアップして、ご紹介します!

アオシマ:頭文字D 86、4代目カローラ・セダン、JTCC コロナ

カスタムカーモデルやモデルカー用のスポーツホイールなど、ほかの模型メーカーとは一線を画する製品ラインナップが特徴的な「アオシマ」は、「頭文字D」の主人公・藤原拓海の愛車AE86トレノ「プロジェクトD」仕様やTRD製N2フルエアロボディ仕様のAE86トレノ、4代目カローラセダンなどを展示していました。

“頭文字D86”のキットは、塗装済みというありがたい仕様で、6月発売。4代目カローラセダンは、パーツの組み合わせによりDXとGT、2つのグレードに仕上げることができるそうです。また、試作段階のグレーモデルではありましたが、JTCC(全日本ツーリングカー選手権)仕様のトヨタ・コロナも見ることができました。

ハセガワ:WRCカローラ、JTCレビン

ラインナップは多くなくても魅力的なモデルを揃える「ハセガワ」は、トヨタが1998年にWRC(世界ラリー選手権)に復帰したときの「カローラWRC 1998モンテカルロ・ラリー ウィナー」と1992年のJTC(全日本ツーリングカー選手権に参戦していた「富士通テン トムス カローラレビンAE101」を展示。カローラWRCが6月、トムス・レビンが7月発売予定とのことです。

エブロ: C-HR、レクサスLC500 GT500

国産市販車やSUPER GT参戦マシンのモデルカーでお馴染みの「エブロ」からは、トヨタの新型SUV「C-HR」と、今シーズンからSUPER GTを走るレクサス・LC500 GT500マシンが、参考出品されていました。SUPER GTのモデルカーが展示されているケースには、GT300で戦う31号車のプリウスaprの昨年仕様のモデルカーも展示されていて、製品化の許諾待ちとのこと。こちらも発売が楽しみですね!

京商:86 KOUKI、86/BRZ Race参戦マシン

モデルカーやラジコンでタミヤと並ぶ大手メーカーの京商(Kyosho)は、さまざまなブランドを展開するほか、海外の有数なミニカーメーカーのモデルも輸入する会社。今回のホビーショーで注目したいのは、京商が満を持して展開するレジン製モデルカーブランド「samurai」です。1/18スケールの86 KOUKI 86は、レッドとホワイト、各色500台の限定販売だそうで、すでにホビーショップや専門店に多くの注文が入っているとのことでした。

また京商は、1/43ダイキャストモデルの86も展示。頭文字Dラッピングを施したモデルは新作で、7月に発売予定だとアナウンスされています。真ん中の赤黒カラーは、全日本ラリー選手権に出場していたモデル。奥の86は、GAZOO Racing 86/BRZ Raceで、塚本奈々美選手がドライビングしたインパクトブルーカラーです。

AutoArt:レクサス LC500、2000GT

1/18スケールでもっとも人気の高いメーカーと言える「AutoArt」でも、数多くの新作の中にトヨタ&レクサス車がありました。今、話題のプレミアムスポーツクーペ「レクサス・LC500」と名車「トヨタ・2000GT」です。お値段は2万円台とやや張りますが、価格に見合う高いクオリティのモデルカーでした。

実際に手に持たせてもらうと、ずっしりとした重さとキレイな塗装に所有欲を掻き立てられ、同時に「本物に乗ってみたい」という気持ちも湧き上がってきました。この感覚は、ビッグスケールならではだと思います。2000GTについては、年内の発売を目標にギリギリまでクオリティアップを図っていくとのことです。

イグニッションモデル: AE86レビン/トレノ、センチュリーなど

最後に丁寧な作り込みで定評のあるイグニッションモデルは、今回のイベントでトヨタ車が一番多いブースでした。まずは、土屋圭市SPL AE86の1/43モデルと同じくAE86の1/18モデル、モデルカーとしては珍しいセンチュリー(しかもローダウン仕様!)から。

さらには、エアロパーツメーカー「RocketBunny PANDEM」のフルエアロ仕様86や、TE27トレノ/レビン、GX71クレスタ、グループCカーのミノルタトヨタ90C-Vなどもあり、本当にトヨタ車でいっぱいなブースとなっていました。

一気にトヨタ&レクサス車のモデルカーをご紹介してきましたが、これがすべてではなく紹介しきれなかったモデルも少なくありません。それだけ、たくさんのモデルカーが作られているということですね。今回紹介した中で、欲しいモデルカーはありましたか? 筆者は、頭文字Dハチロクのプラモデルとイグニッションモデルのセンチュリーが欲しくなりました。できればすべて揃えたいところですが!

(クリハラジュン+ノオト)

[ガズー編集部]