【メーカー紹介】シフトノブやペダルで有名なRAZO(レッツォ)

愛車を手に入れたら「自分好みに仕上げたい」と思うのは、クルマ好きあるあるのひとつだと思います。その中でも特に、常に自分が触れる部分に関しては、材質や形状、大きさなどが少し変わるだけでも「クルマ全体が変わったか」と錯覚するほど感覚が変わるため、自分好みに仕上げる上で、大きなポイントと言えるでしょう。

しかし、シートやステアリングは安価なものでも数万円はしてしまう高額商品。そこで、まずはシフトノブやペダル類を購入した、という人も多いのではないでしょうか? そんなシフトノブやペダルで知られるブランドがRAZO(レッツォ)です。

モータースポーツでも使えるものを

RAZOブランドは1984年に企画がスタート。F1ブームが盛り上がる直前の1986年に初めての製品が世に送り出されました。ただブームに乗るだけではなく、モータースポーツの実戦で使用できるものを、ということでアドバイザーにレーシングドライバーの津々見友彦氏を招へいし、実際にレースに参戦しながら商品の開発を進めていったのです。その結果、1995年のスーパーN1耐久ではR33型スカイラインGT-Rでシリーズチャンピオンを獲得するまでに。レースシーンで設計開発されたアイテムは他のチームにも供給されるほどでした。

シフトノブやペダル以外もラインナップ

※当時のカタログより(現在は販売していません)

RAZOブランド最盛期には、現在も多くのファンを持つシフトノブやペダルだけでなく、ステアリングやアルミホイール、ターボタイマーからエアロパーツ一式まで数多くのアイテムがラインナップされており、アルミホイールは1990年のグッドデザイン賞を受賞するなど高い評価を受けていたのです。また、アメリカではトヨタ純正のオプション品としても採用され、国内外を問わず多くのユーザーを獲得していました。

チタン独特のカラーを再現した「ネオクロームカラー」が人気

現在では、アルミ素材にチタンコーティングを施すことでチタン独特のネオクロームカラーを再現したネオクロームシフトノブなど、常に時代のニーズに合った商品を生み出し続けています。

(小鮒康一+ノオト)

[ガズー編集部]