最低限のルールをチェック! 高速運転安全5則クイズ

GLMが手がけるEVスポーツカー、トミーカイラ・ZZ

もうすぐ夏本番! 子どもたちの夏休みに合わせて、高速道路を使ってお出かけするドライバーの方もいるでしょう。そこで、高速道路を安全に運転するための基本となる「高速運転安全5則」について正しく言えますか? 今回は、クイズにしましたので挑戦してみてくださいね。

Q. 下記の「高速運転 安全5則」の中に、間違っている文章が2つあります。それは何番でしょうか?

1. 安全速度を守る
2. 十分な車間距離をとる
3. 割り込みをしない
4. 適度な休憩をする
5. シートベルトを装着する


答えはわかりましたか? それでは正解と解説を見ていきましょう。

A. 間違いは4と5です。

正しい「高速安全運転5則」を見てみましょう。
1. 安全速度を守る
2. 十分な車間距離をとる
3. 割り込みをしない
4. わき見運転をしない
5. 路肩を走行しない

安全速度を守る

高速道路でのスピードの出しすぎは、重大事故に繋がることもあります。また天候や路面の状況によって速度規制も変わってくるので、道路状況に合わせた安全速度を守るようにしましょう。

十分な車間距離をとる

前を走るクルマと急接近し、事故につながる恐れがあります。急いでいるときも、車間距離は十分に開け、前方での予期せぬアクシデントに対応できるように運転をしましょう。さらに、前のクルマだけでなく、500m前方まで把握する癖をつけるとより安全だと言われています。なお、雨天時などで路面がぬれている場合は、普段の約2倍の車間距離が必要になります。覚えておきましょう。

割り込みをしない

急な割り込みは、急ハンドル、急ブレーキの原因となり危険です。クルマとクルマの間をジグザグに進む運転や無理な追い越しはやめましょう。追い越しをしたクルマの前に出る時は、十分な車間距離をとることも忘れずに。当然ながら、左側からの追い越しは交通違反となります。

わき見運転をしない

高速道路で多いのが、前方不注意による事故です。カーナビを注視してしまう、煙草に火をつける、ペットボトルのふたを開けるなどほんの一瞬のわき見が、重大な事故につながることも。例えば、時速100㎞で走行中に3秒わき見をすると、距離にして83メートル進むことになります。神奈川県警も、「高速道路でのわき見運転は則、死に直結します」と注意を呼び掛けていましたよ。

路肩を走行しない

高速道路の路肩は、緊急車両の走行やクルマの緊急事態や故障時の駐停車スペースとして存在しています。路肩を一般車両が走行すると、緊急車両の走行の妨げになったり、故障車と衝突する可能性も。いくら本線が渋滞し、クルマが進まないからといって、路肩の走行はしないでください。

きっかけは日本坂トンネル での事故

昭和54年7月東名高速道路・日本坂トンネルで、170台を超えるクルマが焼失し、死者7名、負傷者2名を出す大事故が起こりました。高速道路史上類を見ないこの忌まわしい事故が契機となり、高速道路での安全運転の基本となる「高速運転安全5則」が定められることになりました。事故から30年以上たった今でも、高速運転安全5則の徹底を求め、全国各地の警察署で啓発運動が行われています。

高速道路は、非常に便利なものですが、一般道とは異なる危険が潜んでいます。高速道路を走行する際は、常に「高速運転安全5則」を意識し、安全に走行するドライバーでいたいものです。

(唐沢未夢+ノオト)

[ガズー編集部]