【いたぷら】群馬県のヤマダグリーンドーム前橋に痛車が集結!

GLMが手がけるEVスポーツカー、トミーカイラ・ZZ

7月9日(日)、群馬県前橋市にある「ヤマダグリーンドーム前橋」で痛車オーナーが集結するイベント「いたぷら」が開催されました。同イベントを主催する「コスプラ」は、群馬県内を中心のコスプレイベントを開催している団体で、今回の「いたぷら」はコスプレイベントと同時に開催されたものです。

猛暑だったにも関わらず、およそ20台の痛車が参加していた
猛暑だったにも関わらず、およそ20台の痛車が参加していた

とはいえこの日は、同じ県内の渋川市で今年に入って全国初となる37度台を記録するほどの猛暑。前橋市もかなりの暑さになり、コスプレイヤーは控えめの印象で、どちらかというと痛車の展示やオーナーさんたちの交流がメインのようになっていました。

群馬はクルマとの関わりが深い県

コスプラの担当者に話を聞くと、こういった痛車イベントは桐生市や太田市、県外では栃木県・足利市などでも開催されており、群馬県は他の県と比べると頻繁にイベントが行われているそう。その理由については「群馬が車社会だということが大きいでしょうね」とのこと。会場に行く際にお世話になったタクシーのドライバーも、「郊外にどんどんショッピングモールができて、クルマの重要度がますます高まってきている」と話してくれました。

会場のヤマダグリーンドーム前橋は、競輪なども開催される国内最大級の屋内型多目的施設
会場のヤマダグリーンドーム前橋は、競輪なども開催される国内最大級の屋内型多目的施設

また群馬県は、スバル発祥の地でもあるほか、太田市には日野自動車の工場が、桐生市には、ワイパーシステムやスターターモーターの開発・生産で世界的に有名なミツバがあるなど、元々クルマとの関わりが深い県なのです。

参加車両は軽自動車やコンパクトカーが中心

そんなクルマとの関係が深い土地でのイベントは、参加する痛車もほかの地域と違ってちょっと個性的。イベント担当者は「そのまま日常車として移動手段に使っていて、人によってはこのまま会社に行っている人もいるみたいです」と教えてくれました。

「working!!」のキャラがモチーフとなったダイハツ・タント
「working!!」のキャラがモチーフとなったダイハツ・タント
デコトラ風の装飾が施されたスバル・サンバーは「ゼノサーガ」シリーズのコスモス仕様だ
デコトラ風の装飾が施されたスバル・サンバーは「ゼノサーガ」シリーズのコスモス仕様だ

こういった痛車のイベントでは、高級スポーツカーやトヨタ・ハイエースなどのワンボックスカーに大型装飾を施した、明らかにイベント用だとわかるクルマも多いものですが、この「いたぷら」では、ダイハツ・タントやトヨタ・パッソといった軽自動車やコンパクトカーが多い印象。

少しラッピングをヘッドライトにかぶせることで表情を変える「初音ミク」仕様のトヨタ・パッソ
少しラッピングをヘッドライトにかぶせることで表情を変える「初音ミク」仕様のトヨタ・パッソ
エアロパーツやアルミホイールが決まっているホンダ・ザッツは「鏡音リン・レン」がモチーフ
エアロパーツやアルミホイールが決まっているホンダ・ザッツは「鏡音リン・レン」がモチーフ

実際に「これで会社の駐車場に止めていますよ」というオーナーさんもいました。ホイール周りやマフラーをカスタムするのと同じ感覚で痛車を楽しんでいるようです。それでも中には厳しい会社もあるようで「知り合いで、会社に言われて泣く泣くラッピングを剥がした人も……」と語ってくれた方もいました。

これからも積極的に開催したい!だけど……

この「艦これ」ハイゼットはなんと保冷車! お話を伺いたかったが残念ながらオーナーさんに会えず……
この「艦これ」ハイゼットはなんと保冷車! お話を伺いたかったが残念ながらオーナーさんに会えず……

コスプラでは、これからも積極的にコスプレや痛車のイベントを群馬県内で開催していくそうですが、「市の担当者や条例が変わって今まで使っていた会場が急に使えなくなることもあるので、常に会場は探していますね」とのこと。コスプレや痛車の文化の盛り上がりと同時に、イベント開催の難しさも感じさせられました。

(斎藤雅道+ノオト)

[ガズー編集部]

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