新型カムリを辛口チェック!良い点、気になる点がまるわかり
7月10日(月)に発表された新型カムリが、話題を呼んでいる。それまでのカムリにあった「良くも悪くもおとなしい大人のセダン」というイメージから大きく脱却し、スポーティとも感じられる流麗なスタイリングをまとい、“走り”も売りのひとつにしてきたからだ。SNSなどでのコメントを見ても、今まで以上にクルマ好きが注目しているカムリであることがわかる。
では、実際のところ新型カムリはどのように変わったのだろうか? そしてデザインや走りの真価はどれほどのものか?「SUPER GT」などで活躍し5000人のセールススタッフにカムリを解説してきた折目遼氏と、アメリカ「NASCAR」でカムリに乗る三浦健光氏、2人のレーシングドライバーが新型カムリをチェックした動画が公開された。
▼プロフェッショナルボイス 新型カムリのポイントまるわかり
https://toyota.jp/camry/grade/movie/
このロアグリル、「クジラ」みたいじゃない?
この動画は、三浦氏の新型カムリへの疑問に、折目氏が答える形で進む。「前からカムリは結構好き。外国で見るとすごくカッコいい」という三浦氏だが、そのクーペのようなボディラインから「後席が狭いのでは?」「サイドウィンドウのV字のラインが気になる」と辛口な意見を述べる。アグレッシブなデザインのロアグリルについては「クジラみたい」とも。
折目氏は、三浦氏の意見や疑問に対し、「その一つひとつに意味がある」と回答。たとえば、ロアグリルのデザインについては、「下の方に目線をもっていかせるデザイン上のテクニック。ヘッドライト内部の造形とも合わせてデザインされている」と語る。サイドウィンドウのV字ラインについては、インテリアをチェックした際にその意味が語られる。
ハンドルを切った瞬間も切り込んでいったその先も
エクステリアとインテリアをチェックした2人は、核心の“走り”の部分に触れていく。たとえば、三浦氏が「ハンドルを切った瞬間も切り込んでいったその先も、手に伝わってくる感覚が一定で、なおかつフロントタイヤが路面を掴む感覚が伝わってくる」と言えば、折目氏は「FFなのにFRのよう。フロントタイヤだけで頑張っていない」といった具合。レーシングドライバーのコメントだけに、説得力があるものだ。同様に、パワートレインや乗り心地についても語られる。
本編はエクステリア、インテリア、走りの3つのポイントで終わりだが、最後に「自身で選ぶならどのグレード?」との質問を投げかけられ、2人がそれぞれの持論を展開する。結論から言えば、折目氏は「Gレザーパッケージ」、三浦氏は「G」を選ぶのだが、その理由は動画でチェックしてみてほしい。
▼プロフェッショナルボイス 新型カムリのポイントまるわかり
https://toyota.jp/camry/grade/movie/
▼動画はこちら
なお、2人が動画中で注目したポイントをまとめたチェックシート(PDF)も公開されている。ディーラーでの試乗を考えている人は、このシートをダウンロードしておくといいだろう。
▼動画で紹介した新型カムリのチェックポイント(PDF)
https://toyota.jp/pages/contents/camry/008_p_001/grade/movie/checkpoints.pdf
(木谷宗義+ノオト)
[ガズー編集部]
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