パパも子どももワクワク!自動車工場見学のススメ

夏休みの宿題の中でも、悩みがちなのが自由研究だ。子どもだけでなく、親も一緒に悩んでしまうものだが、悩めるパパ、ママにオススメしたいのが自動車工場見学だ。クルマ好きのパパやママも一緒に楽しめること請け合いで、家族旅行のルートに組み込めれば、家族サービスと子どもの自由研究を兼ねられて一石二鳥だ。

工場見学は案外身近

「工場見学なんて小学校の社会科見学以来、縁がない」という読者も多いだろう。「団体じゃなきゃできないのでは?」と思っている人もいるかもしれない。しかし、実は多くの自動車メーカーが工場見学を広く受け入れている。

<工場見学ができる自動車メーカー>
トヨタ自動車(愛知県)
http://www.toyota.co.jp/jp/about_toyota/facility/toyota_kaikan/plant_tour/outline.html
日産自動車(栃木県、福島県、神奈川県、福岡県)
http://www.nissan-global.com/JP/PLANT/index.html
本田技研工業(栃木県、埼玉県、三重県、静岡県、熊本県)
http://www.honda.co.jp/kengaku/
富士重工(群馬県太田市)
https://www.subaru.co.jp/csr/factory-tour/
三菱自動車(愛知県、滋賀県、京都府、岡山県)
http://www.mitsubishi-motors.com/jp/csr/contribution/local/factory.html
ダイハツ九州(福岡県、大分県)
http://www.daihatsu-kyushu.co.jp/kengaku/index.html
(2017年8月1日現在)

ただし、工場が稼働しているのは平日のみ。また見学できる日が限られている場合もあるので、Webサイトでしっかり確認しておこう。夏休みであれば子どもは平日に出かけられるので、パパやママが有給休暇さえ取れれば問題ない。いっそ、「子どもの宿題のために平日に付き合わないといけないんです」と、休暇を取る言い訳にしてしまってもいいだろう。なお、見学には事前予約が必要な場合がほとんどだ。電話やWebサイトからの予約を忘れないようにしたい。

実際に子どもと一緒に工場見学に行ってみた

筆者が訪れたのは、三菱自動車の岡崎製作所。愛知県にあり、アウトランダー、アウトランダーPHEV、RVなどを生産している工場を見学することができた。全自動化された下塗り塗装過程や、半自動化された溶接過程、ロボットの力を借りながら約3万点の部品を取り付けていく組み立て工程などを見学でき、子どもたちも興味津々といった様子で説明に聞き入っていた。
全自動化できる工程にもあえて人手を残す理由など、筆者も初めて知ることが多く、1時間半の見学時間はあっという間に過ぎていった。

自由研究にするならメモ帳が必須!

ただひとつ、忘れてはいけないポイントがある。言うまでもないが、自動車工場は機密情報の宝庫。見学中の写真撮影はご法度で、筆者が見学した三菱自動車の岡崎製作所ではスマートフォンのカメラに目隠しをするシールが配られていた。

そんな訳で、自由研究として工場見学に行くのならメモ帳は必須。子どもが聞き逃すことも考えて、パパやママも一緒にメモを取ることをオススメする。もちろん、聞きそびれた部分や見ていて疑問に感じた部分は、見学後に係員に質問すれば快く答えてくれるだろう。この夏休みは、工場見学に出かけてみてはいかがだろうか?

(重森大+ノオト)

[ガズー編集部]