サーキットでBBQやキャンプを楽しむ富士スピードウェイの新しい試み
8月5日(土)~6日(日)に開催されたSUPER GT第5戦富士300kmレースでは、富士スピードウェイとして初の試みが行われました。「FUJI SPEEDWAY ACTIVE PARK CAMP」です。
富士スピードウェイで開催されているSUPER GTでは、以前より予選日から決勝日まで夜間もゲートが開放されていました。その結果、自然発生的に富士スピードウェイの敷地内で車中泊やテントを張って宿泊するレースファンが現れ、いつしかそのスタイルも定着。そこで、富士スピードウェイが公式にバーベキューやキャンプをイベントとして開催したのです。場所は、最終コーナーに向けてテクニカルなコーナーが続く、パナソニックコーナー外側の芝生エリアとP15。
地元グルメやテントメーカーのブース出展
単にキャンプスペースとして場所を開放しただけでなく、デンマーク発祥のテントメーカーNordisk(ノルディスク)のテント展示に、地元御殿場の企業とコラボしたホットドックやお酒を提供する「Drop bar」、地元小山町の採れたて野菜などを販売する「オヤマルシェ」といった、企業ブースやショップの出展も行われました。
夜は手ぶらでバーベキューに天体観測も!
予選日の夜に行われた手ぶらでバーベキューが楽しめる「CIRCUT BBQ(サーキットバーベキュー)」のスペースでは、美味しいお肉などを焼いている家族の姿が見られました。
「手ぶらでできるのがいいですね。バーベキューの道具も持っていないので、いつもは簡単な夕飯だったのですが、今回はおいしいご飯が食べられました」とは、参加者の談。何年もこのエリアでキャンプをしているというレースファンの方は「予選日はのんびりバーベキューをしながらレースを楽しみ、決勝日はコースサイドの観戦エリアから見るのが楽しいです」と話してくれました。今回、公式にキャンプスペースが設けられたことで、さらに気軽に楽しめるようになったようです。
また夜には、天体観測も行われ、子どもたちが天体望遠鏡を覗き、星や月の観測をしていました。富士山の麓にある富士スピードウェイは、天体観測にもピッタリな場所ですね。また、汗を流したい人のために、近くにある須走温泉 天恵への往復シャトルバスも運行されていました。細かい配慮がうれしい!
新しいレース観戦のスタイルとして
富士スピードウェイの担当者の方は「ファンの皆さまが開拓され、楽しまれていたエリアでの開催ですので、設備やコンテンツの面でまだまだ検討の余地はありますが、多くのファンの方に楽しんでもらえるように、今後も改善していきたいです」と語っていました。
海外ではレースを見ながらのんびりバーベキューなどを楽しむファンの姿をよく見かけます。日本でもこうしたスタイルが定着していくと、よりサーキットやレースを楽しむ幅が広がってよさそうですね!
(雪岡直樹+ノオト)
[ガズー編集部]
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