初めてのレース観戦にオススメ!気軽なインタープロトを見に行こう
突然ですがみなさん、自動車レースを実際に観に行ったことはありますか?
猛スピードでサーキットを疾走するレーシングカーの迫力とサーキットでしか味わえない走行音。速さを実現するために万全の整備が行われた競技車両と、それが置かれるピットの緊張感。パドックの華やかさ。そしてレースの駆け引きと、勝者とそれを応援するファンだけが味わえる喜び。
レース自体はテレビなどでも見ることができますが、やはり実際に現地に行って観戦する臨場感は格別です。興味を持ったらまずはサーキットに足を運ぶことをオススメします。
とはいえ、観戦経験のない人にとって“レースの生観戦”はハードルが高いかもしれませんね。いきなり「スーパーGT」など全日本級のレースを観に行くと、華やかだし盛り上がるのは間違いありませんが、会場やサーキット周辺道路は大混雑するし観戦チケットも高価。特に子ども連れだと「行きづらい」と感じるでしょう。
そこで、初めてレースを観に行く方や、もっと気軽にレース観戦を楽しみたい方にオススメのレースを紹介します。それは静岡県御殿場市の富士スピードウェイで開催されている「インタープロト」というシリーズです。
観戦料金がリーズナブルでお財布に優しい
全日本タイトルのかかったいわゆるビッグレースの入場料金は、一般的にひとり5000円以上。家族で出かけると入場料だけでもかなりの出費となってしまいますから、気軽にはいけませんよね。しかしインタープロトなら、決勝日でもひとり2000円(高校生以上)で観戦可能。中学生以下はなんと無料です。また地域振興の意味合いもあり、富士スピードウェイ周辺の小山町、御殿場市、裾野市に在住・在勤・在学の人も入場無料となっています。該当するクルマ好きなら、行かない理由は見当たらないといっていいでしょう。
さらに、全日本級のレースだと別途数千円を払ってチケットを購入する必要があるスタート前のグリッドウォーク(ホームストレートに並んだマシンをコースに入って間近で見られる)にも無料で参加できるのだからうれしい限り!
インタープロトは参戦車両がカッコいい!
インタープロトのレースで戦う車両「Kuruma」は、このレースのためだけに開発された純粋なレースカー。カーボンモノコックとパイプフレームにより組み上げられた本格的な車体には、チューニングされたトヨタ製の4.0L V8エンジンが搭載されています。
最高速度は325km/h、停止状態から100km/hまでの加速(0-100km/h加速)は3.7秒と、私たちが普段乗っているクルマとは次元の異なる、信じられないほどの速さを持つマシンです。
十分な速さを持つ一方で、複雑な電子制御などは搭載せず車両ごとの性能差がないイコールコンディションで戦われることは、インタープロトの特徴。同じスペックのマシンで戦うことで、ドライバーの腕が問われるレースなのです。スタイリングもカッコいい!
他のレースも観戦できる
インタープロトは基本的に「富士チャンピオンレース」というシリーズ戦と同日開催されます。富士チャンピオンレースではヴィッツやデミオ、ロードスターなどが参加するさまざまなクラスがあり、街を走っているのと同じ姿のクルマで戦うレースをいくつも見ることができるのです。
また「KYOJO CUP(競争女子)」と呼ぶ女性ドライバーだけのレースも開催。こちらは中堅女性ドライバーに交じって小山美姫選手をはじめとした今後のレース界を担う若手も参戦し、男性レーサー顔負けの火花を散らすバトルが楽しめます。いろいろなレースを1日で楽しめるのがいいですね。
子ども向けのアトラクションも用意されている
「たくさんの人にレースを観に来て楽しんで欲しい」。インタープロトを設立したレジェンドドライバー、関谷正徳氏のそんな願いを具体化しているのが、インタープロトの決勝日におこなわれるアトラクションの数々です。
マクラーレンやフェラーリそしてレクサスLFAなど、滅多に見ることのできないスーパーカーの助手席に乗ることができる子供向けの同乗試乗をはじめ、消防車や高所作業車などの働くクルマ体験、キッズバギーやキッズカートの乗車体験など、子どもが楽しめるプログラムが満載。子どもに「また来たい」と思わせるようなイベントとなっています。
とにかく気軽に観られるのがインタープロト!
レース観戦は、日本では“特別なイベント“という感覚があるかもしれません。しかしモータースポーツが盛んなアメリカに行くと、たとえビッグレースでも予選日は入場料がリーズナブルなことが多く、おじちゃんおばあちゃんやファミリーがのんびりとした雰囲気でレースを楽しんでいます。ちょっと公園でのんびりするような、外野自由席で野球を楽しむような感覚でしょうかね。
入場料がリーズナブルで、レース以外にも子ども向けのアトラクションなどが用意されているインタ-プロトは、レース初心者やガチなレースファンではない人が気軽にレースを観戦するのにピッタリのイベント。ビッグレース開催時と違って、サーキット周辺も混み合っておらずのんびりとしているから、ピクニック気分で観に行くのもいいでしょう。最終コーナー付近などには、サーキットを見渡せる駐車場にクルマが停められて、その脇にピクニックテーブルを広げることもできるんですよ!
そんなインタープロトの次戦はもうすぐ。9月16日(土)が予選で17日(日)が決勝の予定です。そのあと年内は、10月28日(土)~29(日)と12月2日(土)~3日(日)が予定されています。
レースには、次世代の日本のレース界を担っていく若手だけでなくスーパーGTでチャンピオン争いをしているトップドライバーも参戦しているので、本格レースファンが楽しめることも約束しますよ!
(文:工藤貴宏 編集:木谷宗義+ノオト)
[ガズー編集部]
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