セリカにシティにファミリアNEO! ゆーるピアンミーティング#9で見た希少な車たち

まだまだ暑さを感じる9月頭の日曜日、ちょっと風通しの良いところへ行ってきました。目的は、いろいろなクルマが“ゆる~く”集まる、オールジャンルのカーミーティング「ゆーるピアンミーティング#9」です。

10~20代のクルマ好きが中心になって開催されている「ゆーるピアンミーティング」は、これまで横浜で開催されていましたが、今回は初めて長野県・車山高原での開催に。やや遠方での開催となりましたが、そのおかげでめずらしいクルマたちと出会えたので、その一部をご紹介します。

アルファロメオ・ジュリアの日本上陸第1号車!

「アルファロメオ・ジュリア」は、9月6日に国内発売が開始されたばかりの新しいスポーツサルーン。「もう納車されてるの?」と思ったら、この個体は現地仕様の並行輸入車で、本当の「日本上陸第1号車」とのことです。

まだ公道であまり見かけないので筆者を含めて多くの人がいろんなアングルから撮影していた
まだ公道であまり見かけないので筆者を含めて多くの人がいろんなアングルから撮影していた

グレードは、最高出力510馬力を発生する2.9L V6ツインターボエンジンに6速マニュアル、そして4WDシステムが組み合わされた最上級グレード「クアドリフォリオ」。今まで「メルセデス・ベンツ C63 AMG」や「BMW M3」といったドイツ車が独占していた、スポーツサルーンクラスの新勢力です。この日は、スペシャルゲスト車として展示され、オーナーのご好意で同乗試乗も行われていました。

オシャレなインテリアと6速MTがたまらない。シートはオプションのレカロ製パワーシートでなんとカーボン製!
オシャレなインテリアと6速MTがたまらない。シートはオプションのレカロ製パワーシートでなんとカーボン製!

WRCのDNAが注入されたホットハッチ!

アルファロメオ・ジュリアに続いては、日本でお目にかかるのはレアなスポーツホットハッチ「フォード・フォーカスRS」です。

Youtubeでエクストリームドライビング映像作品「Gymkhana」シリーズを製作しているケン・ブロック氏も開発に参加
Youtubeでエクストリームドライビング映像作品「Gymkhana」シリーズを製作しているケン・ブロック氏も開発に参加

フォード・フォーカスRSは、フォードのホットハッチ「フォーカス」をベースにWRC得たノウハウが投入されて誕生した1台です。2.3L直列4気筒ターボエンジンは、最高出力350馬力。前後の駆動配分を変化させるドリフトモードなどがつく、独自の4WDシステムを搭載しています。

バルブ開閉機構のあるエキゾーストエンドで刺激的なサウンドをドライバーに聞かせる
バルブ開閉機構のあるエキゾーストエンドで刺激的なサウンドをドライバーに聞かせる

フォードは、2016年をもって日本市場から撤退してしまったブランド。このフォーカスRSを始め、魅力的なクルマがたくさんあるブランドだけに、撤退が惜しいですね。ちなみにこのフォーカスRSは、日本では大阪府堺市にディーラーを構える「YMワークス」が英国仕様を輸入販売しています。

漫画『よろしくメカドック』に登場したクルマたち

『よろしくメカドック』というクルマ漫画をご存知ですか? 1980年代前半に『少年ジャンプ』で連載されていた作品で、当時はまだ合法化されていなかったチューニングカーを題材に、主人公・風見潤がライバルとともにさまざまなレースに挑戦していく物語です。会場にはなんと、『よろしくメカドック』に登場していた劇中車の実写版がきていました。

北米では「スープラ」の名で販売されたセリカ。1980年代の走り屋の人の1台だった
北米では「スープラ」の名で販売されたセリカ。1980年代の走り屋の人の1台だった

物語内で風見潤が千葉県・九十九里浜〜神奈川県・江ノ島を走る「キャノンボール」でドライブした「トヨタ“メカドック”・セリカXX」です。作品内での仕様が忠実に再現されていた上、特徴的なリトラクタブルヘッドライトには、作者・次原隆二さんの直筆サインが書かれていました。車内には、“メカドックグッズ”が置かれていて、さながら走るメカドック博物館といった雰囲気。

右のリトラクタブルヘッドライトには『よろしくメカドック』の作者、次原隆二さんの直筆の主人公・風見潤が!
右のリトラクタブルヘッドライトには『よろしくメカドック』の作者、次原隆二さんの直筆の主人公・風見潤が!

もう1台、この作品に登場したクルマである「ホンダ・シティ ターボⅡ“ブルドッグ”R」もきていました。このクルマは、当時の初代ホンダ・シティ ターボのハイパフォーマンスモデルを、より過激にしたワンメイクレース向けのマシンです。

確かに犬のブルドッグのような、小さいのにやたら「スゴみ」のある威圧感は今のクルマにはなかなかない
確かに犬のブルドッグのような、小さいのにやたら「スゴみ」のある威圧感は今のクルマにはなかなかない

コンパクトなボディに140馬力近いエンジンを搭載し、それに合わせてワイドボディ化。足回りも強化されていましたが、ホイールベースが短く重心が高いシティのボディとハイグリップなスリックタイヤの組み合わせは非常にクセが強く、レース中に横転してしまうこともあったそうです。

後ろからでもワイドボディの迫力は十分。どこかプラモデルっぽいコミカルさも感じさせる
後ろからでもワイドボディの迫力は十分。どこかプラモデルっぽいコミカルさも感じさせる

時代の先取りしすぎた迷車? ファミリアNEO

今度は1990年代にマツダが生んだ、こんなクルマを紹介しましょう。8台目ファミリアのハッチバックモデル「ファミリアNEO」です。

当時のスポーツハッチバック「ランティス」の弟分として誕生したファミリアNEO。会場にはなんと2台も!
当時のスポーツハッチバック「ランティス」の弟分として誕生したファミリアNEO。会場にはなんと2台も!

この“NEO”は、スポーティーなハッチバックモデルにもかかわらず、全高を高くすることでトランクスペースを大きく確保したのが特徴。欧州では人気でしたが、日本国内での販売は振るわず、静かにフェードアウトしてしまったため、希少なモデルです。

こういった迷車をお目にかかれるもこのイベントの特徴
こういった迷車をお目にかかれるもこのイベントの特徴

今のハッチバックスタイルのクルマって、このNEOみたいにお尻を上げているタイプが多いですよね。少し誕生が早すぎたのかもしれません。ちなみに筆者にとっての8代目ファミリアのイメージは教習車でした。

トヨタ市販車生産60周年記念車「クラシック」

個性的なクルマが集結する“ゆーるピアン”の会場内でひときわ異彩を放っていたのが、このクラシカルな1台。その名もズバリ「トヨタ・クラシック」。ストレートな名前です(笑)。

モチーフとなったトヨダ・AA型乗用車を開発したのは「豊田自動織物製作所自動車部」
モチーフとなったトヨダ・AA型乗用車を開発したのは「豊田自動織物製作所自動車部」

このクルマはトヨタ自動車が1996年に市販車生産60周年を記念して、100台だけ生産した限定車。そのスタイルは、1936年にトヨタ初の量産車として販売開始した「トヨダ・AA型乗用車」がモチーフです。ベースとなったのは「ハイラックス・ダブルキャブ仕様」ですが、その面影はまったくなし!

インテリアは、赤いレザーのシートとウッドパネルで高級感を演出している
インテリアは、赤いレザーのシートとウッドパネルで高級感を演出している

このトヨタ・クラシックは1996年当時、800万円のプライスで販売されました。ちなみにAA型乗用車は当時の値段で3,685円。今の価値に換算すると約200万円とのこと

次回の“ゆーるピアン”は10回目。今から楽しみ!

今回は、いつもと違う場所での開催となったため、足を運べなかった方もいたかも知れません。しかし、新たな出会いがあったのもまた事実です。いつもの横浜での開催よりも年齢層がグッと低く、若者の行動力が発揮された回だったと思いました。次回は10回目という節目になります。どんなクルマがやってくるのか今から楽しみです!

筆者は愛車のインプレッサで参加。会場近くには白樺湖を一望できる展望台があって、その景観はご覧のとおり!
筆者は愛車のインプレッサで参加。会場近くには白樺湖を一望できる展望台があって、その景観はご覧のとおり!

(取材・文・写真:クリハラジュン、編集:木谷宗義+ノオト)

[ガズー編集部]

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