【スピード×サウンドトロフィー2017】有名チューニングカーや貴重な旧車が「つくば」を走る!

今年も筑波サーキットで、「スピード×サウンドトロフィー」が開催されました。このイベントは、チューニングカー雑誌『Option』、旧車専門誌『Gワークス』、カスタムカルチャー誌『モーターヘッド』など、三栄書房が出版する雑誌各誌の協力により行われているもの。各誌が取り上げているチューニングカーや旧車などが集結し、そのパフォーマンスを存分に披露してくれる貴重なイベントです。

パドックも隔たりなく、好きなだけ見学できるのもこのイベントの特徴。東京モーターショーにも登場したイケヤフォーミュラ「IF-02RDS」も特別展示!(左上)。右上は、横浜ゴムがネット限定販売のヒストリックカー向けタイヤ「ADVAN HF Type D」だ
パドックも隔たりなく、好きなだけ見学できるのもこのイベントの特徴。東京モーターショーにも登場したイケヤフォーミュラ「IF-02RDS」も特別展示!(左上)。右上は、横浜ゴムがネット限定販売のヒストリックカー向けタイヤ「ADVAN HF Type D」だ
このイベントを彩る「SSTイメージガール」は、SUPER GT等でお馴染みの織田真実那さんと中村比菜さん。(写真左:午前中はサンタコス 写真右:午後はエレガントなドレス姿で登場!)
このイベントを彩る「SSTイメージガール」は、SUPER GT等でお馴染みの織田真実那さんと中村比菜さん。(写真左:午前中はサンタコス 写真右:午後はエレガントなドレス姿で登場!)

夢の筑波サーキット49秒台を目指せ!「スーパーラップ」

筑波サーキットは、チューニングカーの「タイムアタックの聖地」としても有名なサーキットです。雑誌『Option』では、タイムアタック企画「筑波スーパーラップ」を実施。日本中のチューニングショップが参加して、毎回1/1000秒を削る戦いをしています。

最後の走行枠、限界ギリギリのスピードで最終コーナーを立ち上がるスコーチアドバンシルビア。49秒の壁は厚い
最後の走行枠、限界ギリギリのスピードで最終コーナーを立ち上がるスコーチアドバンシルビア。49秒の壁は厚い

現在のレコードタイムは、オーストラリアで開催されたWTAC(ワールドタイムアタックチャレンジ)参戦専用マシン「スコーチアドバンシルビア(ドライバー:アンダー鈴木選手)」が持つ50秒746で、今回アンダー鈴木選手は、夢の49秒台にチャレンジ。朝一番の走行枠で50秒台後半を記録し、ニュータイヤを投入する夕方の走行枠で記録更新が期待されましたが、記録更新はならず。レコードタイムに限りなく近い、50秒750のタイムを残しました。

アンダー鈴木選手と同じWTACに参戦している「ViVaC ランサーエボリューション9(ファイヤー伊藤選手)」。今季の自己ベスト、53秒170を記録
アンダー鈴木選手と同じWTACに参戦している「ViVaC ランサーエボリューション9(ファイヤー伊藤選手)」。今季の自己ベスト、53秒170を記録

ポルシェ、Z、ハコスカ、チューンドGT-Rが全力疾走!

スーパーラップのほかにも、S30型フェアレディZやTE27型レビンといった旧車のみで競われるタイムアタックや、R32スカイラインGT-RのボディにR35GT-Rのメカニズムを移植した「VR32 GT-R」などのチューンドGT-Rだけで構成されたタイムアタックも行われました。

日本発のポルシェチューニング「ラウヴェルト(RWB)」仕様のポルシェ911も登場! ドライバーは創業者の中井啓氏
日本発のポルシェチューニング「ラウヴェルト(RWB)」仕様のポルシェ911も登場! ドライバーは創業者の中井啓氏
徹底した走り込みで得たフィードバックを生かせば、40年前のスポーツカーでも現代に通用するタイムを出せるのも筑波サーキットの奥深さ
徹底した走り込みで得たフィードバックを生かせば、40年前のスポーツカーでも現代に通用するタイムを出せるのも筑波サーキットの奥深さ
東京オートサロン2017で最優秀賞を受賞した「トップシークレットVR32 GT-R」。ボディはR32だが、最新のR35GT-Rのメカニズムを搭載する
東京オートサロン2017で最優秀賞を受賞した「トップシークレットVR32 GT-R」。ボディはR32だが、最新のR35GT-Rのメカニズムを搭載する

旧車枠では、筑波サーキット専用に仕上げた“旧車最速”S31型フェアレディZが、自己記録更新となる59秒323を記録しました。どのクルマも維持が難しい年代のものですが、ピカピカに仕上げられて全開でアタックする姿は、現在のスポーツカーに勝るとも劣らない美しさがあります。GT-Rオンリーのタイムアタックでは『Option』誌で読者による人気投票1位を獲得した「ガレージ・アクティブ」のR32GT-Rが、59秒729を記録。注目のVR32 GT-Rも、59秒914で“1分切り”を達成しました。

日産のグループCカーや世界に1台だけのトムス・エンジェルも走った!

迫力満点のタイムアタックだけでなく、さまざまなクルマが登場するデモランも「スピード×サウンドトロフィー」の魅力のひとつ。1990年に活躍したグループCカー、日産R90CKや発売間もないレクサスLC500のトムス仕様、そして世界に1台しかない「トムス・エンジェル T01(プロトタイプ)」が、貴重な走る姿を見せてくれました。

日産R90CKは、「東京オートサロン2018」内で行われるオークションで出品される予定だという
日産R90CKは、「東京オートサロン2018」内で行われるオークションで出品される予定だという
最新のスポーツクーペ・レクサスLC500のトムス仕様が豪快なドリフトを披露! ホイール・マフラー、エアロパーツが装着されている
最新のスポーツクーペ・レクサスLC500のトムス仕様が豪快なドリフトを披露! ホイール・マフラー、エアロパーツが装着されている
世界に1台しかないトムス・エンジェル T01も走行。軽快な走りで1分14秒462を記録した
世界に1台しかないトムス・エンジェル T01も走行。軽快な走りで1分14秒462を記録した

トムス・エンジェル T01は、SUPER GTでもお馴染みのトムスが創立20周年を記念して開発したロード・スポーツカーです。カーボンモノコックの車体にトヨタの名機4AG型エンジンとMR2のトランスミッションを組み合わせ、車重700kg、158馬力というスペックを持っています。残念ながら量産化は断念され、現存するのはこのプロトタイプ1台のみという貴重な存在です。

全日本プロボックスサクシード選手権は、3年連続チャンピオンにアクシデント!

「全日本プロボックスサクシード選手権(JPSC)」は、その名のとおり、日ごろ街中で見るトヨタのビジネスバン「プロボックス/サクシード」を使ったワンメイクレースです。本格的ながら比較的お手軽にチャレンジできるシリーズとして注目を集めています。予選/決勝が行われ、昨年もこのイベントで圧倒的スピードを見せて3年連続シリーズチャンピオンを飾っている72号車「シロウトプロボックス(今井慎吾選手)」が予選トップを獲得しました。

昨年同様、最後尾からごぼう抜きでトップを狙っていた「シロウトプロボックス」。しかし……。
昨年同様、最後尾からごぼう抜きでトップを狙っていた「シロウトプロボックス」。しかし……。
優勝しながらも「コース掃除ペナルティ」を科せられた「テクノプロ・スピリッツ」号
優勝しながらも「コース掃除ペナルティ」を科せられた「テクノプロ・スピリッツ」号

決勝はリバースグリッド(予選タイムの遅い順に並ぶ)でスタートする、5周のレース。2周目の1コーナーで最後尾から追い上げていた72号車「シロウトプロボックス」が、接触によりコースアウトし、リタイアとなってしまいます。優勝を飾ったのは72号車と接触した66号車「テクノプロ・スピリッツ(熊倉俊夫選手)」。しかし、接触によるペナルティとして、レース後に「1コーナーの清掃」が科させられました。

「スピード×サウンドトロフィー」は、三栄書房の各誌によるイベントだけに「アットホームかつ濃い」イベントです。クルマが持つ魅力を目と耳で感じられるのは、よくある展示だけのイベントと大きくことなるところ。チューニングカーや旧車が好きな方なら、きっと楽しめるはずです。筑波サーキットに行ける方は、来年ぜひ足を運んでみてくださいね!

(取材・文・写真:クリハラジュン、編集:木谷宗義+ノオト)

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