何日＆いくらかかる!?　1ナンバートラック車検体験記

2台同時に動かせるクルマ。クルマ好きにとってこんな画期的な車両はないだろう。「積載車を持っているライターはそんなにいないはず」と日野デュトロを“勢いで”購入して1年。トラックを所有しているからこその体験がありました。

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【買ってみた】クルマを載せる積載車を買って感じたメリット・デメリット

昨年の10月に納車されたデュトロ。納車タイミングで車検を受けていますが1ナンバー車ですので12か月後、車検の継続をしなければなりません。購入した岐阜県岐南町にある中古車ショップ・オートサイトさんからも、車検時期を知らせるハガキがきました。

とはいえ車検のために岐阜まで持ち込むのも、ちょっと億劫だし。かといってトラックを見てくれるお店など知らないからどうしたものか……そんなとき、購入した際オートサイトさんから「1年で4万キロ以上走るとかでなければ、次回の車検は大きな整備をしなくても通せるかもしれません。そのくらいの整備はしましたので安心してお乗りいただけますよ」と言われていたことを思い出しました。
図らずも想定よりはだいぶ乗ってしまいましたが、確かにここまでトラックが止まって困ったということはなかったので「あの時の言葉は本当だった」ということが証明されたようなもの。

加えてもともと走行距離も距離でしたので保証などは付かないものの、こうして車検時期に案内を送ってきてくれるなど、なかなか親切なお店で購入できたのだなあと、再認識。比較的高年式ながら買い得感のある輸入車、キャンピングカー、そしてマイクロバスや積載車などをコンスタントに揃えるオートサイトさんは、おすすめできるショップさんと言えるでしょう。

筆者が住んでいる関東から岐阜まで車検のために行くのは苦しい。しかし、ここから先もまだまだ乗るわけですから、あまり場当たり的な車検もちょっと考えものです。

また納車後およそ3万キロ強のマイレージを積み重ねたわがデュトロ。それなりに整備箇所はあるのだろうなとも思うわけで、どこに相談したらいいものか、いくらくらいかかるものか、どのくらいの期間かかるか……いろいろと初めて尽くしのため不安もよぎります。

そんな折、ネットで「トラック」「車検」「整備」などで検索をかけると、1件、板金などを手掛けるショップを発見。サイトを見ると輸入車も含めて板金修理、さらにはトラックの車検修理などもお任せ、と書いてあります。驚くべきことに過去に手掛けた案件の見積もりが公開されていました。内容、価格によほど自信があるのでしょう。ここに申し込みしてみることにしました。

その日の夕方、社長自らお電話をくださり、車検の入庫の段取りを決めました。

年間で3万キロも乗りましたから、思いがけず工場での作業が長引くかもしれません。車検は切れる1か月前から継続できるので、満了日10月27日の1ヵ月前である9月27日が過ぎたら、なるべく早く持ち込もうと考えました。

結局9月末。朝から工場へ持ち込み、車検と12か月点検をお願いしました。すると「夕方には作業内容をご連絡します」とのこと。早い、というのが率直な感想でした。

工場にはたくさんのクルマが入庫しているので「図体の大きいクルマが長居されても」というのはあるのかもしれません。それでも、乗用車に比べたら特殊なクルマ。すぐに見ていただけるのはありがたいことです。

「帰りのアシがないでしょう」と、ミニキャブトラック（軽トラ）を貸してくださいました。横浜市郊外の井組自動車さんと自宅の間は、畑の間を縫うように走ります。帰り道、マニュアルの軽トラでの運転も楽しませていただきました（笑）。

帰宅後、自宅で原稿を書いていると、午後には井組自動車さんから電話が入り「点検と見積もりができました。部品の手配もしましたので明日には作業が上がります」とのこと。作業も実に早いですね。ファンベルトはかなりやれていて切れてもおかしくない状態なので交換に。あとはもろもろのグリスアップなどで大丈夫とのこと。

費用面についても、法定費用や部品代交換工賃合わせて15万円で収まったのは、感覚としては安いなと思いますし、何より前回の車検から3万キロ走ったトラックの車検が一日半で完了するとは少し予想外でした。
インターバルとしては少し早いタイミングながら、エンジンオイルも一緒に交換。引き取りに行くと、エンジン音もどこか軽妙になっていました。

何と言っても、今回は通算31万キロでの車検。「トラックって丈夫なんだなあ」と改めて実感しました。

（文：中込健太郎　編集：ミノシマタカコ＋ノオト）

[ガズー編集部]

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