一番高い地域はどこ? 都道府県別ガソリン価格ランキング

「サービスエリアや観光地のガソリンスタンドは価格が高い」というイメージを持っている人は多いと思います。また、ドライブへ出かけた先でガソリンを補給し、「この地域ってこんなに高いの!?」と驚いた経験がある人も少なくないはず。そこで、日本で一番高い地域と安い地域はどこなのか、都道府県別にランキングにしてみました。

高い地域は意外なところ? ガソリン価格ランキングトップ5

●日本一ガソリンが高い都道府県
【ハイオク・レギュラー】
1位 沖縄県 (ハイオク 161.8円/リットル レギュラー 152.2円/リットル)
2位 長崎県 (ハイオク 161.5円/リットル レギュラー 151.3円/リットル)
3位 鹿児島県 (ハイオク 160.2円/リットル レギュラー 150.8円/リットル)
4位 佐賀県 (ハイオク 159.1円/リットル レギュラー148.2円/リットル)
5位 大分県 (ハイオク 158.9円/リットル レギュラー148.0円/リットル)
※店頭現金価格(消費税込み)

●日本一ガソリンが安い都道府県
【ハイオク】
1位 千葉県(151.3円/リットル)
2位 埼玉県(151.4円/リットル)
3位 徳島県(151.5円/リットル)
4位 岩手県(152.3円/リットル)
5位 宮城県(152.8円/リットル)
【レギュラー】
1位 埼玉県(140.5円/リットル)
2位 千葉県(140.6円/リットル)
3位 徳島県(140.8円/リットル)
4位 岩手県(141.6円/リットル)
5位 宮城県(142.1円/リットル)
※店頭現金価格(消費税込み)

日本一価格が高い都道府県は、沖縄県という結果になりました。そこで、「あれ?沖縄県ってガソリンが安くなかった?」と思われた人もいるのではないでしょうか。
確かに沖縄県は、「復帰特別措置」としてガソリンにかかる税金が7円減免されるので、価格が比較的安い地域として有名でした。しかし、2015年に県内に唯一あった製油所が閉鎖されたことで状況は一変。ガソリンを県外から調達しなければならなくなり、結果、輸送コストが原因で価格が上昇したそうです。
また、日本国内でこれだけの価格差が生まれる原因として、小売店同士の価格競争や製油所からの輸送コストなどがあげられます。つまり、ガソリンスタンドが乱立していて、かつ製油所が近い地域であれば、ガソリン価格は安くなるというわけです。

そもそもガソリン価格が高騰している原因って?

2017年からガソリン価格は下がる気配がありません。それどころか、6週連続で値上がりが発表されました(※1)。現在の平均ガソリン価格は、ハイオクが155.6円/リットル、レギュラーが144.9円/リットル(※2)。60Lタンクのクルマなら、満タンにすると1万円前後もかかってしまうのです。
そして、ガソリンの価格は、日本のみならず世界全体で高騰しています。いったいなぜここまで高騰しているのでしょうか。一般的に考えられている要因はいくつかあります。

●OPEC(石油輸出国機構)の協調減産延長
石油の価格は、石油の産油国が生産量を調整することで変動します。OPECと石油の主要産油国の間で「協調減産」が合意されたことにより、石油の供給が引き締まり、価格が上昇傾向をたどっていますが、2018年3月までとされていた実施予定を年末まで延長することが決まりました。

●産油国の情勢不安
産油国の上位であるイランやサウジアラビアでは、デモや隣国との紛争などにより政情不安が続いています。

シェールオイルで変わる? 今後のガソリン価格はどうなるのか

アメリカでガソリンの代替エネルギーとなる シェールオイル が見つかり、以降は増産が進んでいるものの、石油とのシェア競争や採掘にかかるコストなどから市場には広く浸透していませんでした。しかし、現在は生産コストも下がり、市場に広く浸透する可能性も出てきているため、今後はシェールオイルの台頭でガソリンの価格は下がるのではないかという声もあります。

ドライバーにとって、ガソリンの価格の上昇は頭の痛い問題。また、公共の交通機関があまり発達していない地域では、クルマはなくてはならない存在でもあります。ガソリンの価格が今後も上がり続けてしまえば、社会問題に発展するかもしれません。
これからの価格変動に注目していきたいですね。

※1※2…いずれも経済産業省資産エネルギー庁の1月31日時点での調査発表による

(文:ヤマウチ 編集:ミノシマタカコ+ノオト)

[ガズー編集部]