史上初! 川崎大師で痛車・痛バイクの交通安全祈願イベント

川崎大師といえば、初詣はもちろん交通安全祈願でもよく知られた神奈川県川崎市にある寺院。この川崎大師に2月25日(日)、アニメ・漫画・ゲームのキャラクターをまとった「痛車」と「痛バイク」、約60台が集結し、大好きなキャラクター(嫁とも言う)と交通安全祈願を行うユニークなイベントが行われました。

題して「川崎大師 痛車・痛バイク 交通安全祈願2018 ~この素晴らしい痛車・痛バイクに祝福を! 俺の嫁と一緒に川崎大師で交通安全祈願!2018年も仲良くね!お幸せに!~」。

RX-7からクラウン・コンフォートまで!

このイベントを企画したのは、中古車買取りオークションサイト「ライブオークション」を運営する「カープライス株式会社」。痛車のオフ会や集会はあちこちで行われていますが、「交通安全祈願を行うイベント(しかも川崎大師で)は例がないので開催した」とのこと。当日は、交通安全祈願の他に痛車・痛バイクの展示会とコンテストも行われました。まずは、今回集まった痛車の数々をご紹介しましょう。

●『ガールズ・パンツァー』県立大洗女子学園“レオポンさんチーム仕様” マツダRX-7(FD3S)

今回のイベントで「ねとらぼ賞」&「車の大辞典cacaca賞」のダブル受賞を果たしたRX-7。描かれているキャラクターは『ガールズ&パンツァー』の主人公達が通う学校の自動車部のキャラクター。ちなみに作中では2代目トヨタ・ソアラを部活動で使用している
今回のイベントで「ねとらぼ賞」&「車の大辞典cacaca賞」のダブル受賞を果たしたRX-7。描かれているキャラクターは『ガールズ&パンツァー』の主人公達が通う学校の自動車部のキャラクター。ちなみに作中では2代目トヨタ・ソアラを部活動で使用している

●『魔法少女リリカルなのは』“高町なのは”仕様 スズキ・MRワゴン

アニメ『魔法少女リリカルなのは」の主人公「高町なのは」が、これでもかと描かれているMRワゴン。車内も同キャラクターのぬいぐるみやタペストリー、さらにトラベルバッグで「なのは一色」となっている。痛車イベントでは有名な1台。痛車イベントでの遭遇率は8割強!?
アニメ『魔法少女リリカルなのは」の主人公「高町なのは」が、これでもかと描かれているMRワゴン。車内も同キャラクターのぬいぐるみやタペストリー、さらにトラベルバッグで「なのは一色」となっている。痛車イベントでは有名な1台。痛車イベントでの遭遇率は8割強!?

●『VOCALOID™3 結月ゆかり』仕様 トヨタ・クラウンコンフォート「痛タクシー」

「初音ミク」をはじめ、自分が作ったメロディー&歌詞にあわせて歌ってくれるヤマハのボーカルシンセサイザー「VOCALOID」のキャラクター「結月ゆかり」のカラーリングが施された「痛タクシー」。本物のタクシーではないが、屋根には行灯が載る。MT仕様なのもポイントだ!
「初音ミク」をはじめ、自分が作ったメロディー&歌詞にあわせて歌ってくれるヤマハのボーカルシンセサイザー「VOCALOID」のキャラクター「結月ゆかり」のカラーリングが施された「痛タクシー」。本物のタクシーではないが、屋根には行灯が載る。MT仕様なのもポイントだ!

●静岡県「鈴木酒店・萌え食品」“しぞ~か★おでん 黒魔法少女 黒静”仕様 マツダ・デミオ

鈴木酒店は、静岡県静岡市駿河区にある自称“今世紀最大級のオタクな酒屋”。このクルマに描かれているキャラクターは、同店が販売している静岡県のソウルフード「静岡おでん」の萌バージョンに書かれているもの。「萌酒」もあり、同店のオンラインショップで購入できるそう
鈴木酒店は、静岡県静岡市駿河区にある自称“今世紀最大級のオタクな酒屋”。このクルマに描かれているキャラクターは、同店が販売している静岡県のソウルフード「静岡おでん」の萌バージョンに書かれているもの。「萌酒」もあり、同店のオンラインショップで購入できるそう

参加車の中でも特にユニークなクルマをピックアップしてみましたが、集まった痛車の「元ネタ」は『ラブライブ!サンシャイン!!』『BanG Dream!(バンドリ!)』、そして初音ミクを代表とする「ボーカロイド」系が多い印象でした。当然ながらどのクルマもピカピカになっており、クルマとキャラクターへの愛情で溢れていましたよ!

約60台の痛車が一斉に交通安全祈願!

展示の時間が終わると特設会場となった駐車スペースから一斉に祈祷殿前へ移動。オーナーさんたちは祈祷殿内で身上安全祈願を行いました。太鼓とお経が響く中、オーナーさんたちは御本尊に祈りを捧げます。その後、愛車を一緒にお祓いを受けて、交通安全祈願の儀式へ。

痛車とオーナーさんたちは、再び特設会場に戻って参加者同士の交流タイムに。夕方には先に参加車紹介の中で少し触れたコンテストも行われ、「川崎大師 痛車・痛バイク 交通安全祈願2018」は幕を閉じました。イベント主催者は「川崎大師さんから怒られなければ、また行いたい」とのこと。

交通安全祈祷殿の前にズラリと痛車が並ぶ様子はなかなかのインパクトがありましたが、ここから「痛車で交通安全祈願」が広まっていったらおもしろいなと思いました。交通安全祈願を通じて、愛車と「嫁」との絆が深まることは間違いないでしょう。第2回の開催が実現することを期待したいですね!

(取材・文・写真:クリハラジュン 編集:木谷宗義+ノオト 取材協力:カープライス株式会社)

[ガズー編集部]