SNSで話題に! 群馬トヨタの次世代小型モビリティ【G.U.M.B.A.】とは?
最近は、企業が公式キャラクターを作って行うプロモーション活動をよく目にしますよね。ユニークなキャラクターが、SNS上で話題になることも少なくありません。トヨタ車の販売を行う群馬トヨタ自動車(群馬県高崎市、以下:群馬トヨタ)が発表した「G.U.M.B.A.(グンバ)」もそのひとつで、その斬新すぎる発想がTwitterを中心に話題となっています。そこで、アニメやホビー分野のライターでもある筆者が、群馬トヨタを取材しました。
若者世代に運転の楽しさをアピールしたい
群馬トヨタが「G.U.M.B.A.」を発表したのは昨年の9月。トヨタ自動車の新たなスポーツカーブランド「GRシリーズ」の専門店、「GR Garage 高崎IC」のオープンに合わせての発表でした。その姿は、女子高生のキャラクター「島野マコ」が、半人半獣のケンタウロスのような装備を身につけているという斬新なもの。
- こちらがそのキャラクター島野マコ。右のようにデフォルメされたデザインも存在している。そのスタイルはたしかに斬新!
よく見れば、「GR Garage」のロゴが入った乗り物であることがわかります。群馬トヨタの担当者によると、「クルマ離れが指摘される若者世代にも運転の楽しさをアピールし、新たなクルマファンを作ろうと考えました」とのこと。
島野マコがG.U.M.B.A.で「G-ラリー」に挑戦するストーリー
この女子高生キャラクター「島野マコ」が乗っている乗り物こそが、「G.U.M.B.A.(Gallop-Unit-Mobility Based on Automobileの略語)」です。設定は、群馬県のみで使用が許される次世代小型モビリティで、群馬県ではこのG.U.M.B.A.を使用した競技「G-ラリー」もあり、島野マコは「高崎はるな学院高校」のグンバ部に入部してドライバーに抜擢された子なのだとか。
- 次世代小型モビリティ「G.U.M.B.A.」は、なんと脳波で動くという。ヘッドライトやウィンカーがついているなど、細部までデザインされている
G.U.M.B.A.の公式ページには、以下のようなストーリーがイントロダクションとして記載されています。
日本で唯一、群馬県のみで使用が許される次世代小型モビリティ「G.U.M.B.A.」(グンバ)。その使用特区に群馬県が指定されてから長き月日がながれ、グンバは群馬県民の生活に溶け込んでいた。念願のグンバが納車された島野マコは、グンバ部の仲間たちとさまざまなG-モータースポーツに打ち込む日々。そんな折、グンバ部に新たなコーチが赴任する。全日本G-ラリー選手権の制覇に向けた、新たなる挑戦のはじまりであった。
ちなみに、なぜ自動車販売会社の公式キャラなのに4輪ではなく、馬型の小型モビリティなのかを聞いてみると、「群馬県の『馬』にちなんで」だそうです。
スバルのキャラはアニメに。G.U.M.B.A.のアニメ化も期待できる?
「クルマ」「群馬」というと、群馬にルーツを持つ自動車メーカー・スバルも以前、アニメ制作会社「ガイナックス」とコラボしたアニメ『放課後のプレアデス』を作ったことがありました。同作は、スバル車のエンジン音を出す魔法の杖を使って、女子中学生が魔法少女になって飛ぶというもの。両者には、方向性には直接的にクルマをアピールするのではなく、「キャラクターできっかけにしてクルマに興味を持ってもらう」という共通点があります。
- こちらは、もうひとりのキャラ「倉賀野あきら」。あきらのG.U.M.B.A.は、G-ラリーで物資輸送などを行う後方支援用の機体で、マコのものとは細部が異なる
G.U.M.B.A.のプロジェクトには、ゲームキャラクターのデザインなどを行う、うりもさんがキャラクターデザインを担当。メカデザインは、『仮面ライダー』などの特撮作品でも活躍する、倉持キョーリューさんが関わっているそう。今の段階でも、すぐにでもアニメ化などの展開ができそうなぐらい、本格的なものとなっています。
他にも、イベント時にはうちわやクリアファイル、缶バッジなどのグッズを配布しているそうですが、今後はさらに「(Twitterの)フォロワーさんと一緒に育てていけたらと思います」とのこと。公式のホームページでは、「倉賀野あきら」というメカニックを担当するキャラクターも追加されており、今後も新たな展開が期待できそうです。もしも公式アニメを作るときには、声優に「群馬出身の小倉唯さんをキャスティングしてみては?」と筆者は思っているのですが、いかがでしょうか?
▼群馬トヨタ「G.U.M.B.A.」公式サイト
https://www.gtoyota.com/gumba/
(取材・文:斎藤雅道、編集:木谷宗義+ノオト)
[ガズー編集部]
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