バンドマンはなぜハイエースなの? ロックバンド「HERE」のクルマを見学!
荷室が広く大人数で移動できるハイエース。バンドマンが移動やツアー時に使っていそうなイメージがありますが、ほかにも大きなクルマはたくさんありますよね。では、どうしてハイエースがイメージされるのでしょうか? 実際にハイエースを使っているロックバンド「HERE」に魅力を伺いました。
■ハイテンションロックバンド「HERE」とは?
- HEREメンバー(左からGt.三橋隼人 Vo.尾形回帰 Gt.武田将幸)
「HERE」は、Vocal尾形回帰、Gt.武田将幸,Gt.三橋隼人を中心に活動するロックバンド。ハイテンションなライブパフォーマンスとカラフルなファッションとメイクが特徴で、東京や各地で開催されるワンマンライブはソールドアウト続出。「ハイエース以外は考えられない!」と語るメンバーに、ハイエースの魅力を伺いました。
■4代目! 盟友バンドから譲り受けた黄色のハイエース
- HEREメンバー
HEREの愛車は、平成15年式のハイエース スーパーGL。Vo.尾形氏とGt武田氏の前身バンド「インビシブルマンズデスベッド」での活動期を合わせると、6台目となったこの黄色のハイエースは、盟友ロックバンドから譲り受けたクルマなんだそう。
これまでにスバル・サンバーや日産・セレナ23型なども乗ったことがあり「ハイエースは荷室の広さが抜群! ほかのクルマと比べても、使いやすいうえに重さに対しての耐久力も抜群なんです。荷物をガンガン詰めるところも気に入っています」と、クルマ好きを公言するGt.三橋さんは話します。
「地方のライブハウスは控え室が狭いこともあるので、楽屋代わりに使うこともありますね」と、 Gt.武田さん。少し屈めば立てるくらいの高さがあるので、バンド活動に人気な一番の理由は広さにありそうです。
■車中泊も余裕! 乗り心地も最高
遠征の場合には車中泊をすることも多く、乗用車仕様のシートなので問題なく寝られるんだそう。「布団を持ち込むこともありますし、ホテルをとっていても朝早いときはそのままクルマで寝ることもある」など、バンド活動とハイエースは深い繋がりがありました。
行きはVo.尾形さんとGt.三橋さんが運転、夜間はGt.武田さんが運転など遠征時の役割分担もばっちり。BGMはドライバーがそのときの気分でセレクトし、ライブ終了後は当日のライブ音源を聴きながら車内で反省会をするのがルーティーンなんだそう。
次回に向けてのミーティングをしながら帰路についたり次の目的地に向かったり、クルマ移動だからこそのバンドのあり方なのかもしれません。
■より安全にたくさん機材をつめるように工夫
荷室部分に機材をたくさん積んだときに座席に流れ込んでこないように、仕切りを作って荷物を積みやすくする工夫も。「これがないと、機材を積んでいても荷崩れしてしまうので必須ですね。ホームセンターでクルマのサイズに合わせて自分たちでカットしたんです」と、Gt.三橋さんが教えてくれました。
後部座席と荷室の間には、衣装をかけられるようにバーをとりつける工夫も。ほかにも夏の移動に必須の扇風機や、緊急時に対応できるようにエンジンオイルやブースターケーブルなども用意されていました。
■機材はどのくらい積めるの?
この日の機材は、ギターやベースなどの楽器だけでなく、アンプやグッズ、CDなどの物販から衣装まで。ワンマンライブのときには、サポートメンバーも一緒に移動することもあり、ドラムセットも持っていくんだそう。
荷積みは主にGt.の二人が担当し、崩れないようにアンプなどの大きくて重いものから詰めていくなどこだわり。長年の遠征経験により、ハイエースの良さを余すところなく使っている様子。毎回ライブ時に積み下ろしをしているだけあって、とても手際もよくスムーズでした。
■北海道でエンスト! ハイエースを押して運んだこともある
これまでの遠征先で一番遠かったのは北海道。「インビシブルマンズデスベッド時代にオイルがなくなっていることに気づかなくて、札幌でフェリーを降りたときにすごい煙が出たことがあって。そのときは映画のようにみんなで北海道のまっすぐな道を押しました(笑)」と映画のワンシーンのようなエピソードも。
「チャンチャンチャンスDEダンダンダンス」のPV撮影時にもハイエースが砂浜にハマってしまったときには、地元のサーファーの方に助けてもらったんだとか。通常ではなかなか体験することのないハプニングも、バンドマンならではかもしれません。
やはりハイエースはバンド活動とは切り離せないクルマのよう。「これからもハイエースに乗り続けます!」と話すHEREのメンバーの表情はとてもイキイキしていていました。黄色のハイエースを見かけたらつい気になってしまいそう!
(取材・文:橋本結花 編集:ミノシマタカコ+ノオト)
[ガズー編集部]
取材協力
HERE(http://here-web.com/)
Vo.尾形回帰 Gt.武田将幸 Gt.三橋隼人を中心に活動するロックバンド。
カラフルなファッションとメイク、ハイテンションなライブに注目が集まっている。2/25(日)にライブ会場限定シングル『スーパーポジティブ』を発売、5/15(火)渋谷TSUTAYA O-EASTにて結成10周年ライブ『ハイテンションフェス2018』を開催。9mm Parabellum Bulletやアルカラなどが出演予定。
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