2018年はアルファロメオで挑戦！「圭 rally project」参戦計画発表会

2018年4月5日（木）、東京・青山にあるアルファロメオ・青山で、報道陣を招いた「圭 rally project」参戦発表会が行われました。

「圭 rally project」とは、タレント・モータージャーナリストで日本自動車ジャーナリスト協会副会長でもある竹岡圭さんの「ラリーがしたい！」という長年の思いを実現させるため、自らがリーダーとなり発足したプロジェクトです。参戦するにあたっては、「モータースポーツや自動車の世界に何か新しい風を送り込みたい。クルマとモータースポーツを日本の文化にしたい」という高い目標を掲げています。

竹岡さんは、2016年後半からルノー・ルーテシア RS2.0でプロジェクトを開始、2017年にはアバルト 500 ラリー R3Tという本物のラリーマシンで全日本ラリー選手権2017のターマック戦にスポット参戦を果たしました。JN5クラスでシリーズ5位の戦績を残しています。

2018年シーズンも引き続きスポット参戦となりますが、グラベルステージが増えるため、新たにアルファロメオ・ジュリエッタをベースにニューマシンを製作することにしたそうです。

女性が自らプロジェクトを立ち上げ、チームを作って参戦するという大きなチャレンジに取り組む姿を見せることにより、「世の女性たちがもっと活躍するムードになれば」と考えている竹岡さん。昨シーズンは大勢の女性から「勇気をもらった！」との声が多く届いたとのことです。ラリー北海道のときには、あまり人がいないはずのJN5クラスのテントに応援女性が列をなす姿を見て事務局が驚いたというエピソードも紹介されました。今年の車両にジュリエッタを選んだのは、女性が注目する車種だということもあるようです。

発表会では、主要スポンサーからのお祝いや激励のメッセージもありましたが、「25年来のつきあい」や「長年の……」との枕詞を付けてスピーチされる方も多く、竹岡さんの人柄や努力の跡が垣間見られました。

中には「戦闘力より宣伝力」、「成績より注目度」と、口にする方もありましたが、筆者は「参戦する以上はきっちり成績も残せるようにがんばってください！」と言いたいと思います。やはりモータースポーツは成績を残してナンボですから。

本題からは逸れますが、発表会の会場ではアルファロメオらしく、イタリアからの“おいしいもの”が振る舞われましたので、ご紹介しましょう。

さて、竹岡圭さんは次の4戦に参戦する予定です。

6月7日～10日　第5戦　Montre2018（群馬・長野）
6月29日～7月1日　第6戦　2018 ARK ラリー・カムイ（北海道）
9月14日～16日　第8戦　RALLY HOKKAIDO（北海道）
11月2日～4日　第10戦　新城ラリー2018（愛知）

筆者も応援に行きたいと思っていますのでぜひ現地でお会いいたしましょう。日本のラリー振興を図る団体「JRCA」の公式ページでは、観戦ガイドも公開されていますので、初めての方はぜひご参考に。

（取材・写真・文：大田中秀一　編集：木谷宗義＋ノオト）

[ガズー編集部]

圭 rally project公式ホームページ
JRCA公式ホームページ