ドライブの休憩時におすすめ! 運転疲れを和らげる、6つの簡単ストレッチ

ドライブの休憩は、トイレに行って終わりという人も多いかもしれません。運転中はずっと同じ姿勢が続くので、とくに腰や肩が疲れやすくなります。ひどい腰痛や肩こりになってしまう前に、簡単なストレッチを取り入れて上手にほぐしておきたいところ。

そこで今回は、世界で120店舗以上展開する日本トップシェアのストレッチ専門店Dr.ストレッチ 山本輝トレーナーに、運転の休憩時におすすめのストレッチについて教えていただきました。

■肩や首の疲れにおすすめのストレッチ

「運転中は背中が丸まって呼吸が浅くなりやすいので、しっかり骨盤を立たせて背中を伸ばすことが大切です」と山本トレーナー。肩や首に疲れを感じたときに取り入れたいのが、次の2つのストレッチです。

<僧帽筋(そうぼうきん)のストレッチ>

  1. 足を肩幅くらいに広げて立ち、左右の手を背中側で組む。
  2. そのまま首を右に傾けて10秒キープする。
  3. 1の姿勢に戻したあと、首を左に傾けて10秒キープする。

<前鋸筋(ぜんきょきん)のストレッチ>

  1. 足を肩幅くらいに広げて立ち、左右の手を背中側で組む。
  2. 上を向き、あばらを前に出すイメージで胸を突き出して10秒キープする。

■腰やお尻の疲れにおすすめのストレッチ

次は、車内でできるストレッチをご紹介! シートを後ろに目一杯ずらして、空間を確保してから行いましょう。

<大殿筋(だいでんきん)のストレッチ>

  1. クルマのシートに浅く座り、右足のくるぶしを左足の膝上あたりにのせる。このとき、右足と左足が垂直になるようにする。
  2. 上半身をゆっくり前に倒し、10~15秒キープする。
  3. 足の左右を変えて同様に行う。

<広背筋(こうはいきん)のストレッチ>

  1. シートに浅く座り、ヘッドレストを持ちながら右にゆっくりと体をひねる。痛気持ちいいと感じるところで止めて10秒キープする。
  2. 同様に左にゆっくりと体をひねり、10秒キープする。

■リフレッシュにおすすめのストレッチ

最後に、リフレッシュにおすすめのストレッチを2つご紹介します。運転に疲れてくると、集中力が低下してしまいがち。しっかり伸ばして、心も体もスッキリさせましょう。

<体側のストレッチ>

  1. 両手を頭の後ろに回し、右手で左ひじを、左手で右ひじをつかむ。
  2. そのまま体をゆっくり右側に倒し、10秒キープする。
  3. 円を描くように体を前に倒して10秒キープする。
  4. 円を描くように体を左に回し、体が左側に傾いた状態で10秒キープする。
  5. 元の位置に戻す。

<ふくらはぎのストレッチ>

  1. シートやイスに浅く座り、両足をまっすぐ前に伸ばす。
  2. つま先を上げ、上半身を前に倒して両手でつま先をつかみ、10秒キープする。手が届かない場合は、ひざを軽く曲げてもOK。

どのストレッチも、痛気持ちいいと感じるくらいのところで止め、呼吸を続けながら体勢をキープするのがポイントです。ドライブの休憩時は、道具いらずの簡単ストレッチで疲れた体をほぐしてみてくださいね。

(取材・文・写真:藤田幸恵 編集:ミノシマタカコ+ノオト)

[ガズー編集部]

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