新しいカーライフを提案! ファッションブランド「Ungrid」がリノベーションカーをプロデュース

アラサー世代に人気のファッションブランド「Ungrid」が、リノベーションカーを販売する「Renoca」とコラボし、新しいカーライフを提案しています。これまでにないファッション×クルマの形について、クリエイティブディレクターの高園あずささんにお話を伺いました。

■ファッションブランド「Ungrid」とは?

Ungridクリエイティブディレクター高園あずささん
Ungridクリエイティブディレクター高園あずささん

20代後半〜30代をターゲットにした「Ungrid」は、洗練されたカジュアルスタイルを提案しているファッションブランド。クリエイティブディレクターの高園あずささん自らビジュアルモデルをつとめ、リノベーションカーだけでなく「衣食住」のプロデュースにも取り組み、カフェや住居など空間プロデュースなども行っています。

■クルマをプロデュースすることになったきっかけは?

若い人のクルマ離れが進むなか、「単なる移動手段ではなく、思い出の中にクルマがあることの良さを伝えていきたいという思いがあった」と高園さんは話します。「ドライブはもちろんアウトドアや旅の道中も自分らしく、おしゃれに楽しんでもらいたい」ということから、リノベーションカーを販売する「Renoca」へ企画を持ち込んだそう。

次々と新しいサービスや商品が販売され、「新しいもの=良い」という考え方になりがちですが、リノベーションカーを通して、自分らしく生きる女性へ「気に入ったものを長く使うこと」を伝えることにもつながっているような気がします。

■デニムに似合うカジュアルなクルマ「Evelyn」

ファッションブランドならではの視点で、外装や内装・視覚的な乗り心地にもこだわっているRenoca×Ungridのコラボカー「Evelyn」。ランドクルーザー95プラドをベースにしたクルマは、ディーゼル車のような懐かしさもありながら、どこか新しくスタイリッシュな雰囲気。

「ユニセックスに楽しんでもらえるように選んだ」というボディのベージュカラーは、落ち着いていて品もありながらカジュアル。男性的なゴツゴツとしたイメージは取り除きつつも、「レディースブランドがプロデュースするからといって、男性が一緒に乗るのをためらうようなデザインは避けたかった」と高園さんは言います。

内装はウッド調で統一されナチュラルに、フロントライトは丸目のデザインを選ぶことで、女性らしさを演出されています。バックドアにはテーブルやドリンクホルダーも備え付けられているため、シートを持参するだけでピクニックを楽しむこともできそうですね。

■SNSでの反響も好評!

「Evelyn」は、東京オートサロン2018や第22回大阪オートメッセ2018にも出展され、SNSで公開されたイメージムービー には「かわいい!」「このクルマは買えるの?」などと反響があったんだそう。これまでにクルマに興味を持つ機会のなかった世代へ、おしゃれを楽しむようにカーライフを楽しめるというきっかけとして、注目が集まっているとのこと。

まだリリースされたばかりのため、実際に店頭で販売などはされておらず、今後はグランピングなどのイベントとセットでのレンタルなども検討しているそう。ファッションだけでなく選ぶクルマも、自分らしさをアピールするポイントになっていくのかもしれません。

(文:橋本結花 編集:ミノシマタカコ+ノオト)

[ガズー編集部]

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