ドリキンも驚くテクニック!賞金つきeスポーツ大会「ROOTS 〜e-Sports最速決定戦!!〜」
ゲームを使ったプロ競技カテゴリー、「eスポーツ」。日本はまだまだこれからですが、韓国やアメリカでは、野球やサッカーと同じくチームや企業と契約を結ぶ「プロゲーマー」も多く、一試合で億単位の賞金が賭けられるなど、次世代のスポーツとして若年層を中心に人気を集めています。
レーシングゲームのカテゴリーでも欧州を中心に大会は増加中。プロゲーマーが実際のモータースポーツに進出していくケースも出てきました。たとえば、SUPER GTで「TEAM IMPUL」に所属するヤン・マーデンボロー選手は、「グランツーリスモ」の大会から現実のプロレーサーへの道を歩んでいます。
そして、ついに日本でも賞金がかけられたレーシングゲームのeスポーツ大会が6月9日(土)、ゲームの街、東京・秋葉原にある「e-sports square AKIHABARA」で開催されました。それが「ROOTS ~e-Sports最速決定戦!!~」です。
- ドリキンこと土屋圭市さんがスペシャルアンバサダーとして登場。左隣の女性は、日本人初の女性eスポーツ選手として国内外で活躍する「チョコブランカ」選手
実車好きとゲーム好きの垣根をなくしていく大会
どうしても「ゲームを使った大会」となると、違和感やマイナスイメージを持たれる人も少なからずいます。「ROOTS ~e-Sports最速決定戦!!~」は、そんな垣根をなくし、ゲームでも現実のレースと同じように楽しめ、また夢を追えるという想いとともに開催されました。今回使用されるゲームタイトルは、昨年発売された『グランツーリスモSPORT』です。
- 決勝前に土屋圭市さんと対戦できるエキシビション戦が行われた
eスポーツレーサーのドラテクにドリキンも唸った!
今大会に出場したeスポーツレーサーは8名。事前のWebエントリーで64名が抽選で選ばれ、非公開の予選で勝ち残ったベスト8位の選手たちです。決勝戦の舞台は「鈴鹿サーキット」。決勝前に8名が単独で3周を走行する予選を行い、ベストタイムによりスタート順位が決められました。
- 上段左からカルソニック選手、RB選手、冨林勇佑選手、やまどぅー選手
下段左からマリオ選手、アユム選手、ふじお選手、hamuda_045選手
ステージ中央の巨大スクリーンに映し出された予選アタックは、まるでSUPER GTの予選のような迫力。今大会のスペシャルアンバサダーである“ドリキン”こと土屋圭市さんも食い入るようにモニターを眺め、こちらも現実のレースさながらの解説をしていました。
予選トップは、過去の『グランツーリスモ』の大会でも優秀な成績を残してきた「カルソニック」選手。しかし、全選手のタイム差が「1秒以内」という大接戦でした。「どの選手もブレーキングがとっても丁寧かつ上手」と土屋さん。
2度のリスタートからラスト2周でのどんでん返しの決勝レース
決勝レースは、機材トラブルにより2度リスタートされましたが、最初から最後まで一瞬たりとも見逃せない展開となりました。ポールポジションスタートのカルソニック選手が安定したペースでレースを引っ張る中、4位スタートの「やまどぅー」選手が2位までポジションアップ。やまどぅー選手はトップの背後にぴたりとついてチャンスを虎視眈々と伺います。
トップ争いに動きがあったのは終盤の8周目。大きく左に回り込んだ「スプーンカーブ」の立ち上がりで、トップのカルソニック選手が姿勢を乱し、その隙きを突いてやまどぅー選手がトップに。両選手とも、同じマシン(BMW Z4 GT3)を使うことから逆転は難しいかと思われましたが、今度はやまどぅー選手が9周目の同じ箇所でコースアウト。カルソニック選手が再びトップに立ち、0.665秒差で逃げ切り勝利を収めました。
- カルソニック選手が再度逆転した瞬間!
- 賞金の30万円は、買った愛車のローン返済に充てるとのこと
会場となった秋葉原「e-sports SQUARE AKIHABARA」では、何かが起こるたびに歓声やため息があがり、実際のレースさながらの熱気に溢れかえっていました。今回は「プレ大会」ということで賞金も少額でしたが、年末にはより高額賞金を賭けた「ROOTS GP 2018」が開催される予定とのこと。また、7月14日(土)~15日(日)には、新潟でも開催されるそうなので、腕に覚えのある人はエントリーしてみてはいかがでしょうか?
(取材・文・写真:クリハラジュン 編集:木谷宗義+ノオト)
[ガズー編集部]
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