長時間のドライブに使いたい! ハイテク居眠り防止グッズ

天気のいい日のドライブはとても気持ちがいいですよね。しかし、注意したいのが運転中の眠気。眠気防止用のガムを噛んだり、ストレッチをしたりとさまざまな方法がありますが、最近ではハイテクな居眠り防止グッズが販売されているのをご存知でしょうか。装着が簡単で手軽に利用できるアイテムをいくつかご紹介します。

シートに装着して眠気を感知する「スリープバスター」

株式会社デルタツーリングが開発、JUKI株式会社が販売している「スリープバスター」は、心臓や大動脈から発する振動「体表脈波」から、ドライバーの疲労感を検知してくれるアイテムです。センサーパッドと呼ばれるシートを座席の背もたれ部分へ装着し、状態を表示してくれるコントローラーを設置して使用します。

コントローラー画面にはドライバーの状態に合わせたフェイスが表示されており、眠気や体調の急変を感じ取った時には、警告音とともに「喝!」というメッセージに変わります。
他にも、体の変化を表した「体調MAP」、心の変化を表した「感覚MAP」、過去の運転中の状態をグラフで表した「履歴グラフ」などのモードも搭載。自分の状態をこまめにチェックできるので、仮眠や休憩など早めの対処が可能になります。
長時間のドライブに使ってみたいアイテムのひとつです。

居眠り運転や脇見運転の警告、監視システム「アラーミー」

株式会社ケイマックスが開発した「アラーミー」は、瞳孔と顔認識によってドライバーの疲労を検知するアイテムです。瞳孔の変化による目の疲労状態と、顔の行動パターンからの疲労状態を分析して、ドライバーに疲労が表れた場合には警告音を発します。
本体をドライバーの顔が映るように設置して、アダプターをシガーソケットへ接続すれば使える手軽さも嬉しいところ。また、どんな天候でも利用可能なうえ、サングラスやメガネを装着していても認識してくれる優れもの。ドラレコ・デジタコに接続可能な業務用に特化した製品です。

メガネで覚醒度をチェックする「JINS MEME ES」

スタイリッシュなメガネを手がける株式会社ジンズからは、専用アプリと連動して使用する「JINES MEME ES」が販売されています。

メガネには3点式眼電位センサーが搭載されており、まばたきや視点移動などから疲労や眠気に伴うまばたき・視線の変化と頭の動きをキャッチ。専用アプリ「JINS MEME DRIVE」を通じて、ドライバーの覚醒度の変化をとらえ、眠気の可能性を画面と音声で知らせてくれます。この他にも、覚醒度の変化パターンをグラフで表す機能や、移動距離とともに覚醒度やスピードなどをマップ上に記録してくれる機能も搭載しているので、次回のドライブの参考にすることも可能です。
また、日常の集中力の推移を記録したり、ランニング時のフォームをリアルタイムで可視化してくれたりするものなど、全6種類のアプリが用意されているので、ドライブ以外でも毎日のさまざまなシーンで役立ちます。

きちんと自己管理することが安全運転への第一歩

どれも使い勝手のよいアイテムですが、ドライバーの眠気を感知して知らせてくれるものであって、決して眠気を覚ましてくれるものではありません。ドライバーは疲労感を覚えたら、無理をせずに休憩をとりましょう。

居眠り運転は自身だけではなく、同乗者や関係のない人たちを巻き込む大きな事故へつながることもあります。きちんと自己管理をして、楽しいドライブを心がけてくださいね。

(取材・文:ヤマウチ 編集:ミノシマタカコ+ノオト)

[ガズー編集部]

あわせて読みたい!運転時の疲労・眠気に関する記事

  • 少し先の眠気も予測! ドライバーの快適性を重視したパナソニックの「眠気制御技術」とは
    少し先の眠気も予測! ドライバーの快適性を重視したパナソニックの「眠気制御技術」とは
  • 同乗者だってドライブ仲間! ドライバーが喜ぶ気遣いを調査してみた
    同乗者だってドライブ仲間! ドライバーが喜ぶ気遣いを調査してみた
  • 最新の自動車技術がわかる「人とくるまのテクノロジー展」へ行こう!
    最新の自動車技術がわかる「人とくるまのテクノロジー展」へ行こう!
  • スマホがクルマに? 「運輸・交通システムEXPO」と「ワイヤレス・テクノロジー・パーク」レポート
    スマホがクルマに? 「運輸・交通システムEXPO」と「ワイヤレス・テクノロジー・パーク」レポート
  • 病気のあとも安心してクルマを運転するための手続き
    病気のあとも安心してクルマを運転するための手続き
  • 運転すると目が疲れるのはなぜ? ドクターに聞いたオススメ疲れ目対策
    運転すると目が疲れるのはなぜ? ドクターに聞いたオススメ疲れ目対策

コラムトップ