初心者にオススメ! スーパーGTパブリックビューイングレポート
モータースポーツには興味があるけど、知識がない。一人で観戦をしていても、ちょっとまだ理解が深まらない。はたまた現地に行くのは面倒だけど、自宅だとイマイチ盛り上がらない。そんな人にオススメなのが、各社がおこなっている「パブリックビューイング」です。
パブリックビューイングとは、大型モニタを用いて各種イベントを観戦観覧できるイベントのこと。最近ではサッカーやアイドルイベントのパブリックビューイングもメジャーになりつつありますが、モータースポーツのパブリックビューイングも面白いんです。
今回は8月5日(日)に富士スピードウェイで開催された「SUPER GT2018 SERIES Round5」を、お台場にあるTOYOTAのショールームMEGA WEBにてパブリックビューイングで観戦。自宅とは違う面白さをレポートします。
初心者も安心! 裏話も満載のパブリックビューイング
今回解説してくださるのはプロドライバーのチャンプ★FUJITAさん。そして今回はスペシャルゲストとしてTRD車両開発部部長の湯浅和基さんが登壇。レース前には今シーズンのクルマの仕上がりや他社へのコメントなど、開発やレースに関わっている人ならではの秘話が飛び出します。
またパブリックビューイングの特典として、フラッグやうちわ、そして初心者向けのスーパーGTファンブックなどがもらえました。
冊子の内容はふりがな付きなのでお子さんも安心。スーパーGTの基本ルールやレース車両について丁寧に解説されており、親子でも初心者でも勉強になる情報が満載です。
テレビの副音声感覚でレース観戦を楽しもう!
「みんなでフラッグを振って応援しよう!」という一体感を味わいながらレースがスタート。ワクワクが共有できるのは醍醐味です。
パブリックビューイングは、テレビで流れる解説を主に聞きながら、気になるポイントポイントをお二人が解説していくスタイルで進みます。
今回よく話題にあがっていたのが、予選3位で通過している「au TOM'S LC500(以下au)」の関口雄飛ドライバー。途中前を走っていた「MOTUL AUTECH GT-R」と、ピットイン直前に接触するか……といった画面もありましたが、なんとか回避。その際「関口選手は昔やんちゃだったんですよ」(チャンプ★FUJITAさん)なんてヒヤヒヤを緩和させるコメントも。
そんなauですが、途中右リアタイヤのネジ穴が故障し、ピットイン時間が通常よりも20秒ほどオーバーするというアクシデントが発生。
「壊したタイミングでメカニックは多分気づいてないんじゃないでしょうか。2回目に通常のはめ方をしてみて、はまらないと分かってから、初めてネジ穴が故障していることに気づけると思います」(湯浅さん)
「この場合、壊れているということを加味して、立て直すことが大切です。ピットインは、平均+5秒ほどかかるんじゃないでしょうか」(チャンプ★FUJITAさん)
と、的確な解説が加わります。終始テレビ解説の副音声的な楽しみ方で、レースへの理解も深まりました。ちなみに次回ピットインは宣言通り50秒台でリカバー。会場からも拍手が漏れます。
au TOM'S LC500の優勝で会場はさらに盛り上がる!
後半戦に入ると少し気温は落ち着きをみせますが、長時間走行によりスリップやバーストなどのタイヤトラブルが多数発生。
トップを走っていたのは「カルソニック IMPUL GT-R」ですが、ラスト30周を切ったところでまさかの失速。そのままスローペースで1周走ったところで緊急ピットイン。原因はインタークーラーのホースが外れたということですが、これによりauが首位に立ちます!
結果はそのままauが逃げ切りトップでフィニッシュ。また2位には「KeePer TOM'S LC500」がランクイン。TOM'S勢がワンツーを決めるのは史上初で、会場も大盛り上がりを見せました。
レースのあとはお楽しみ抽選会も開催され、さらに盛り上がりをみせてイベントは終了。今回夏休みということもあり、家族連れやカップルなど多くの人が参加していました。
自宅での一人観戦は楽ちんですが、ぜひ機会があれば推しチームを誰かと一緒に応援してみてはいかがでしょう。
(取材・写真・文:おおしまりえ 編集:ミノシマタカコ+ノオト)
[ガズー編集部]
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