出張や雨の日にも便利！　ダウンロードしておきたいタクシーアプリ3選

雨の日や荷物の多い日、流しのタクシーを待っていてもなかなか見つからない……。両手がふさがっているときに電話で配車予約をするのも大変ですよね。そんなときに便利なのが、流しのタクシーの予約やマッチングをしてくれるタクシーアプリ。

今回は、JapanTaxi、フルクル、MOVの3つのタクシーアプリの特徴や使い方をご紹介します。

JapanTaxi株式会社の提供する「JapanTaxi」アプリは、タクシーに来て欲しい場所を地図上で指定して予約できる配車アプリです。全国各地のタクシー会社と提携しており、対応車両は約7万台と最大規模。会員登録時にクレジットカードなどの支払い情報を登録しておくことで、ネット決済が可能です。

使い方は、乗りたい場所と日時を指定して、リストアップされた近隣のタクシー会社から、好きなタクシー会社を選んで予約をします。あとは、指定した場所で待つだけ。迎車料金は、タクシー会社に応じて変わりますが、あらかじめアプリ上で確認できます。

現在、提携タクシーの後部座席に設置されているデジタルサイネージ端末では、道や乗り場からの乗車時でも、目的地の到着前にQRコードで決済手続きを済ませることができる「JapanTaxiWallet」というサービスが利用できます。さらに、クレジットカードはもちろん、Suicaなどの交通系IC、電子マネー、LINE Payなどのスマホ決済を使ってセルフ会計ができるタイプのデジタルサイネージ端末もあり、降りるときもとてもスムーズ。その他にも、搭乗便の到着に合わせて空港に迎えに来てくれる「空港定額」など、出張や旅行の多い人にもおすすめです。

国際自動車株式会社（kmタクシー）が提携する「フルクル」は、ユーザー登録不要。半径500m以内にいる空車のタクシーとマッチングしてくれるアプリです。通常、配車予約をすると迎車料金がかかりますが、フルクルはタクシーと乗りたい人をマッチングさせるサービスなので、迎車料金は不要です。港区・中央区・千代田区・新宿区などを中心とした23区内に加えて、三鷹市や武蔵野市で利用することができます。

使い方はとても簡単、乗りたい場所で手をあげる代わりにスマホを振るだけ。半径500 メートル以内にいる提携タクシーに位置情報が伝わり、乗りたいお客さんがいることを知らせます。タクシーが来ない場合や複数台が来ることもありますが、乗るか乗らないかはお客さんが決めることができるので、もし待っている間に他のタクシーが見つかったらそのままでOKというのもうれしい。
ゆるい無料マッチングサービスにしたのは、お客さんの手間やストレスを最大限に減らしたいという思いから。画面上にタクシーが集まって来る様子を見るのがおもしろいという声もあるんだそう。今、周りにタクシーがいるのかどうかをチェックするなど、気軽に使えるのが「フルクル」のメリットです。

株式会社ディー・エヌ・エーが提供する「MOV」は、タクシーに来て欲しい場所をスマホの位置情報を使って知らせる配車アプリです。東京・神奈川のタクシー会社と提携していて、すべての車両でネット決済が可能。ネット決済を利用する場合は、会員登録の際にクレジットカード情報の登録が必要です。

使い方は、乗りたい場所で迎車依頼を押して待つだけ。その場所から最も近い空車タクシーが手配されます。待ち時間や行き先までの料金目安の確認だけじゃなく、アプリ上で乗務員とメッセージがやりとりできるので、もしものときも安心です。また、予約したタクシーが今どこを走っているかをアプリ上でリアルタイムに確認することができるので、いつ来るのかわからないというストレスもありません。いつ来るのかが正確にわかるので、待ち時間も有効に使えるのがMOVのポイントです。

これまでの迎車予約では、電話で現在地を伝えるのが面倒だったという人も多いはず。タクシーアプリの登場で、電話の手間が省けるだけでなく、手をあげて待つこともなくなるかもしれませんね。どのアプリもそれぞれのメリットがあるので、シーンに合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。

（文：橋本結花　編集：ミノシマタカコ＋ノオト）

[ガズー編集部]