パーツ取り付けや交換スキルを売り買いできる新サービス「pitte」とは？

消耗品を交換したりカスタマイズパーツを取り付けたり、皆さんは「車いじり」をしますか？　「車いじり」をDIYで行う人なら気になるサービスが、2019年の春からスタートします。クルマのパーツ取り付けや交換スキルを売り買いできるフリマアプリ、「pitte（ピッテ）」です。

みんカラの運営元でもある株式会社カービュー（以下カービュー）が新しく提供するこのサービス、一体どのようなものなのでしょうか？

まずは、このサービスの内容を簡単に説明しておきましょう。pitteは、車いじりが得意なユーザーと、車いじりをしてほしい人を結びつける、車いじりスキルのマッチングサービス。たとえば、「タイヤ交換を3,000円でやります」などと、スキルを提供するユーザーが自分の実施したい作業を登録、作業をしてもらいたいユーザーがそれを見て、条件が合えば実際に作業をする日程や場所などを決めていく、というものです。作業料はスキルを提供するユーザーが任意で決定します。

では、どのような狙いがあって「pitte」を企画したのでしょうか？　カービュー・ビジネス開発室の渡部さんはこう話します。

「みんカラユーザーの中には、自身のDIYの様子を投稿するユーザーも多く、その投稿を参考に実践する方もたくさんいます。また、ユーザー間でオフ会などをした際に、DIYの投稿をしたユーザーに質問をするユーザーもいますし、そこで発生した交流によって、他のユーザーの作業をする投稿もあります。そこで、もっとユーザー間の交流を広めるきっかけになればと思い、新サービスであるpitteを企画しました」（渡部さん）

「スキルフリマ」や「ユーザー間でのDIY交流」と聞くと、不安なのが故障やトラブルなどの面。事実、サービスが開始されると、国家資格である整備士資格を持たない人も車の整備をすることになります（※）。pitteで知り合い、作業をしてもらった後に愛車にトラブルが起きてしまった場合はどうなるの？　自己責任で諦めるしかないの？　と不安を感じるかもしれませんが、そのような点もしっかりと体制が整えられているとのこと。

※原動機、トランスミッションの取り外しを伴う等道路運送車両法上の自動車分解整備事業に該当する場合、その他法令上の許可、認証等の資格なく行うことができない作業や、道路運送車両法、道路交通法等の定める法令上の検査基準にその他法令に違反する改造等にあたるサービスは規約上禁止されています。

「補償面もしっかりと体制を整えています。スキル提供者登録には一切費用はかかりません。実際に作業を行う際には、スキル提供者は300円の負担で東京海上日動の損害保険に加入いただきます。作業が原因となる故障や破損、それに起因する事故などは補償対象（一部適用外）となります。スキル提供者登録をするユーザーは、登録時の個人情報登録で身分証明書を運営側にアップロードするシステムなので、作業を依頼する購入者のユーザーも安心してサービスを受けていただけます」（渡部さん）

「車いじり」が得意な人にとっては、スキルを活かして人助けをしながらお金を得ることができ、反対に苦手な人にとっては手軽に作業を依頼できるpitteは、「自分で車いじりをしたいけど、どのようなことから始めていいか分からない」という方にもおすすめです。

実際にスキル提供者に作業をしてもらうことにより、「車いじり」初心者が作業を見て学ぶことができますし、ユーザー次第では作業の細かな点を作業しながら質問もできるでしょう。スキル提供者も、愛車以外のさまざまな車種に触れることによって、新たな発見があるはずです。車いじりを通じて、カーライフを豊かにしてくれるサービスになるのではないでしょうか？

▼pitte
URL：https://pitte.carview.co.jp/preregistration
▼pitteアプリ
URL：https://itunes.apple.com/jp/app/id1452816483

（取材・文：西川昇吾　写真：株式会社カービュー　編集：木谷宗義＋ノオト）

[ガズー編集部]