「M8」の世界初公開も! 体験型プログラムが目白押しの「BMW MOTORSPORT FESTIVAL 2019」
6月23日(日)、富士スピードウェイでBMW主催のファンイベント「BMW MOTORSPORT FESTIVAL 2019」が開催されました。体験プログラムが目白押しのこのイベントは、まさにBMWが標榜する「駆け抜ける歓び」を各所で感じられるもの。あいにくの悪天候でしたが、多くのBMWファンが集まり“歓び”を体感していました。
BMW MOTORSPORT FESTIVAL 2019とは?
2017年以来、2年ぶりの開催となったBMW MOTORSPORT FESTIVAL は、同乗プログラムや試乗プログラムなどといった体験プログラムを中心に、BMWのマウンテンバイクを使ったチャレンジプログラム、スロットカー体験、補助輪なし自転車に早く乗れるようになるストライダー体験などが行われ、大人はもちろん子どもも楽しめるイベントです。
車両展示コーナーには、「M」の名を初めて付けた市販車「M1」を始めとした歴代のMモデルが展示されていたほか、BMWスポーツモデルの元祖である「2002ターボ」などといった貴重なモデルの姿も。歴代Mモデルの横には「M」で採用されたエンジンや軽量パーツが展示されており、エンジンやパーツについてBMWのメカニックにその場で質問することができ、ファンにとってうれしい展示内容となっていました。
今回のイベントで最大のトピックスと言えるのが、新型車の発表です。世界初公開となった「M8」のほか、SUVモデルの「X3M」「X4M」が発表され、注目を集めていました。
レーシングドライバーの運転でMモデルを体験できる「RACING CAR TAXI」
体験プログラムが多く開催されていた今回のイベント、中でも目玉はレーシングコースで行われた「RACING CAR TAXI」です。抽選で選ばれた参加者が、レーシングスピードで走る「M6 GT3」または「M4 GT4」に同乗できるというプログラム。抽選は、当日「M6 GT3」をドライブしたレーシングドライバーの荒聖治選手が直々に行っていました。
抽選会前のトークショーで荒選手は、今回の「RACING CAR TAXI」について、「1分41秒台というタイムを想定しています。これは決勝で燃料満タン時のタイムと同等です。ストレートのトップスピードは時速およそ280km。そこからコーナー手前130m付近でブレーキングしていきます」と、走りの“本気度”を話していました。当選された方にとって、素晴らしい経験となったことは間違いないでしょう。
歴代「M」を解説するマニア向けプログラムも
歴代「M」モデルを展示する「M HISTORIC COLLECTION」の横で行われたのが、「BMW M ワークショップ」です。
これはBMWのメカニックとして30年以上の経歴を持ち、現在は全国各地のディーラー整備士に対して指導を行っているBMWメンテナンスのプロフェッショナルが、歴代Mモデルとそのメカニズムについて、当時の印象を踏まえつつ解説するというもの。モデルチェンジで新たに採用されたメカニズムを解説するのはもちろん、「初代M3は当時のどのクルマと比べてもボディ剛性が高かった」「V10エンジンを搭載したE50型のM5はBMW関係者から人気が高く、今でも大切に乗っている関係者が多い」など、ここでしか聞けないトーク内容にファンの人たちは耳を傾けていました。
最後はパレードラン!
イベントの最後を締めくくるのは、総勢210台のBMWによるパレードラン。このパレードランでは現行のBMWから、初代M3まで新旧のBMWが一堂に会しました。残念ながら悪天候の中でのパレードランとなってしまいましたが、多くの参加者が笑顔で楽しんでいました。
トークショーで荒選手が言っていた「BMWファンは走るのが好きな人が多い」というのを感じさせるように、体験プログラムを楽しむ様子が多く見受けられた今回のイベント。次回はより多くの参加者が「駆け抜ける歓び」を晴天の中で感じられることを願いたいと思いました。
(取材・文・写真:西川昇吾 編集:木谷宗義+ノオト)
<関連リンク>
BMW MOTORSPORT FESTIVAL 2019
https://www.bmw.co.jp/ja/event/2019/motorsport_festival.html
[ガズー編集部]
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