【車中泊】保険も完備で安心 車中泊スペースシェアサービス「Carstay」で安心のクルマ旅を!
近年のアウトドアブームの高まりもあってか、最近では車中泊を楽しむ人が増えています。どのようなブームでも同じようなことが言えますが、急速に広まる際に問題となるのが、やはりマナー違反をはじめとしたトラブルの数々。
せっかくの旅を残念な思い出にしないよう、今回は車中泊をするうえで便利なサービスをご紹介します。
マナーを守るのは大前提、専用スペースを活用すればさらに安心して楽しめる
最初のポイントは、やはり「マナーを守る」こと。道の駅などで最近、目に留まるようになったのが、車中泊お断りの張り紙や看板。その背景には、車中泊をする人たちのマナーの悪さがあります。車中泊専用の駐車スペースシェアリングサービスを提供するCarstay株式会社のCEO、宮下 晃樹氏は次のように言います。
「ごみを放り出して帰れば楽だし、目先はハッピーかもしれません。しかし楽しく車中泊を続けていくためには、ひとりひとりがマナーを守らなくてはなりません」(宮下氏)
- Carstay株式会社 CEO 宮下 晃樹木氏
さらに、道の駅などを車中泊に使うのはグレーゾーンだという根本的な問題もあると、宮下氏は指摘します。一部の道の駅では、車中泊者向けの施設を備えていますが、多くは短時間の休憩を想定して作られており、そうした施設を長時間占有することの是非も問われています。かといって、キャンピングカーでオートキャンプ場に乗り付けるしかなくなれば、車中泊の選択肢は狭まり、ハードルも高くなってしまいます。
「もっと手軽に、しかしグレーゾーンではなく車中泊のためのスペースで、安心して車中泊を楽しんでもらいたい。そう考えて作ったのがCarstayです」(宮下氏)
Carstayは、車中泊専用の駐車スペースシェアリングサービス。こうした専用スペースを利用するのが、車中泊を楽しむための第2のポイントです。専用スペースであれば、チェックアウトの時間まで車内でゆったり過ごせますし、クルマを置いて近所の観光スポットを散策できます。似たようなサービスに、以前、本コラムでも紹介した日本RV協会の「RVパーク」などがあります。
ホスト、ゲスト双方の安心のため、車中泊専用の保険まで開発
Carstayで注目したいのは、車中泊を楽しむゲストだけではなく、駐車スペースを貸すホストにも安心して利用してもらえるサービス設計を心がけている点です。
「ホスト側は、設備の汚損や近隣への騒音被害を気にしています。一方でゲスト側は、マナーに気をつけていても、不慮の事故で駐車場内の人や施設を傷つけてしまうことが起こりえます。こうした事態に対応する『車中泊保険』を、三井住友海上火災保険株式会社とともに開発しました」(宮下氏)
この保険は、車中泊にまつわるトラブルを専門的にカバーするもの。従来の自動車保険だけでは対応できなかったホスト側の補償まで考えられています。またCarstayは同保険に包括加入しているので、個別に保険加入の手間がかからないのも便利な点です。
スマホで検索、事前決済でき、安心だけではなく利便性も高いCarstay
車中泊好きの筆者は早速、Carstayを使ってみました。キャンピングカーオーナーや車中泊ファンなら、夏は高地に向かいたくなるもの。ということで筆者も涼を求めて八ヶ岳を目指しました。
Carstayのステーションは、PCやスマートフォンのWebブラウザから簡単に検索・予約ができます。電源や温泉施設、ゴミ処理などのオプションも併せて予約できるのは、実際に使ってみるとホテルの予約サイトのような便利さです。今回は1泊のみだったので、ゴミはいつも通り持ち帰り、オプションは温泉宿の日帰り入浴のみ選択しました。予約するとオプション料金を含めた総額が、クレジットカードでその場で決済されます。
- オプションまで含めて、クレジットカードで事前決済できる
ステーションに到着したら、Carstay専用スペースに駐車します。オンラインで予約して事前に決済も済んでいるので、チェックインは現地の写真を撮影して登録するだけ。かつてない手軽さです。
- Carstay専用スペースを示すコーンと一緒に写真を撮影するだけでチェックイン完了
お風呂に入る際にCarstayで予約していることを伝えると、入浴料が事前決済されていることをきちんと把握してくれていたのも好印象。連携がうまく行っているんですね。温泉にゆったりつかり、食後はマイカーで読書。翌朝までのんびり過ごせました。
- 今回筆者が利用したのは、八ヶ岳にある温泉ホテルの駐車場に設けられたCarstayスペース
道の駅での車中泊では、深夜に騒音トラブルに悩まされた経験もあるだけに、RVパークやCarstayのような専用スペースの安心感はほかに代えがたいものがあります。この夏、車中泊にトライしてみようと思っている方は、こうしたサービスを活用してみてはいかがでしょうか。
(取材・文:重森大 写真:Carstay株式会社、重森大 編集:木谷宗義+ノオト)
▼Carstay
https://carstay.jp/
[ガズー編集部]
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