イオンモールで時速300キロのレース!スーパーフォーミュラ・ヴァーチャルシリーズ 第2回西東京大会【eスポーツ】
日本国内で開催されているモータースポーツカテゴリーの中で、もっとも速いと言われている、スーパーフォーミュラ。「SF19」というワンメイク車両に、トヨタもしくはホンダのエンジンを搭載した専用マシンで競われるレースです。スーパーGTに出場しているスタードライバーも多く参戦しており、人気を集めています。
今年からプロモーション活動として、人気レースゲーム「グランツーリスモSPORT」とコラボレーション。今シーズンから導入されたマシン「SF19」が、ゲーム内に追加収録されました。
- 画像:グランツーリスモSPORT
さらに全国展開しているショッピングモール「イオンモール」を会場として使った、全3回のeスポーツ大会「スーパーフォーミュラ・ヴァーチャルシリーズ」を開幕。各大会の決勝レース上位2名が、初代チャンピオンを決める「グランドファイナル」に出場できます。なおグランドファイナルは、リアルのスーパーフォーミュラ最終戦が行われる日に、その舞台である鈴鹿サーキットで行われます。
今回レポートするのは、8月11日(日)に東京都武蔵村山市にある「イオンモールむさし村山」で開催された「スーパーフォーミュラ・ヴァーチャルシリーズ 第2回西東京大会」です。
- 会場エリアでは昨シーズンまで使用されていた「SF14」が展示。子ども限定でコクピットに座れて記念撮影ができた
- イオンモール内に配置されたクイズ形式のスタンプラリーが用意され、スーパーフォーミュラ公式グッズが当たる観戦者向けのコンテンツも用意された
このeスポーツ大会には、スーパーフォーミュラの公式サイトで事前エントリー、または当日会場でエントリーした、73名が出場しました。
買い物客も足を止める熱きレースが展開!
エントリーした73名は、準決勝レースに進むための最初の戦いである予選タイムアタックに臨みました。このタイムアタックは、4分間走行し、その間に出したラップタイムで競います。準決勝レースに進出できるのは、上位12名です。
タイムアタックで走行したのは「鈴鹿サーキット」。夏休み真っ只中で多くの買い物客で賑わう中、わずかなミスも許されない真剣勝負が行われており、足を止めて見学する人も見られました。リアルレースしながらの緊張感で行われた予選は、1位から12位までのタイム差が1秒しかない接戦に!
準決勝レースは、首都高速をモチーフした「東京エクスプレスウェイ・東ルート 外回り」を走行します。このコースは、スタート直後の湾岸線のような長い直線から、環状線のごとくアップダウンと細かなコーナーが連続するインフィールドセクションで構成されているのが特徴です。12名が6名ずつの2組に分かれ、4周のレース形式で戦われました。
このレースは、マシン同士の性能差がないワンメイクレースです。ライバルのわずかなスキも見逃さない判断力と、限られた時間のみ加速性能がアップする「オーバーテイクボタン」というスーパーフォーミュラ独特のシステムの使いどころで勝敗が決まりました。各組上位3名、計6名が決勝レースに進出へ。
決勝レースが始まる前には、今大会の解説を務めたレーシングドライバーの井出有治選手と惜しくも決勝に進めなかった選手とのエキシビションレースも行われました。
決勝レースは予選と同じ「鈴鹿サーキット」。決勝進出者6名による、ガチンコレースです。結果は、2番手スタートのC選手が抜群のスタートダッシュを決め、予選と打って変わっての独走で優勝。グランドファイナル出場を決めました。2位以下は最初から最後まで接戦。3番手スタートのyuta選手が制し、グランドファイナル出場のイスを獲得しました。
- 3周目に突入した時点で2位以下に3秒近い差をつけたC選手。SF19でのバトルは、スタートダッシュが勝敗を左右してしまう。
- グランドファイナル出場を決めたC選手(右)、yuta選手(左)
グランドファイナル出場権を争うシリーズ戦はあと1戦。第3回大会は、10月6日(日)に三重県「イオンモール津南」で行われる「三重大会」です。事前エントリー受付は9月ごろを予定とのこと、腕に自信のある人は、エントリーしてみては?
最後にこの大会の生放送アーカイブ映像を紹介しますので、熱き戦いの様子をご覧ください!
<関連リンク>
スーパーフォーミュラ公式
https://superformula.net/sf2/
(取材・文・写真:クリハラジュン、編集:木谷宗義+ノオト)
[ガズー編集部]
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