クルマ好きに贈りたい最旬プレゼントを探せ! クリスマスおもちゃ見本市レポート
毎年9月にクリスマス商戦に向けて都内で行われている業界向けイベント「クリスマスおもちゃ見本市」が、今年も9月4日、5日に行われました。
クルマ好きのお子様だけでなく、カーマニアの家族やパートナーのプレゼントにぴったりの新商品が見つかるかも!? おすすめしたくなるアイテムを会場で探してきました。
トミカから光岡ロックスターが登場! 初回限定カラーも発売
まずはミニカーブランド「トミカ」などを扱っているタカラトミーから。今回注目のミニカーは「光岡 ロックスター」とのことで、光岡自動車関連のトミカシリーズでは「オロチ」以来、久々の登場となります。
屋根は取り外し可能で、細部までこだわりを感じる作りとなっています。10月発売予定でロサンゼルスブルーの通常カラーのほかに、初回限定版としてまたシカゴレッドのカラーも発売されるとのこと。
また「スズキ スペーシア ギア」も同じく10月発売予定。担当者は「最近の軽自動車らしい、かわいいデザインなので、普段ミニカーを買わない方やお子様にも興味を持ってもらいたいですね」と話していました。
小さくてパワフルなラジコン「ギガストリーム」
タカラトミーのブースでかなり来場者の注目を集めていたのが、「ギガストリーム」という名前の小型のラジコン風玩具。
小型ですが、とにかくパワーがあるとのことで、最高時速は時速約25km。これは小型の玩具としてはかなりの速度で、目で追えないほどのスピードでアクリル製の筒を回転しながら、駆け上がっていきます。
実際に動かしてみると、軽いので壁に直撃しても車体の損傷は全くありません。ひっくりかえってもモーターを動かす振動だけで復帰ができました。
製品の解説をしていたスタッフさんからは「操作が簡単で、様々なアクションが楽しめます。通信でのラグもほとんどありません。スマホのアンドロイド系と同じ端子なので充電もしやすいです」とアピールしていました。
日産GT-Rが完成品ラジコンとして登場!
比較的低価格の完成品ラジコンなどを開発しているCCPからは、1/16スケールで再現した「日産GT-R」が目玉製品として登場。
お馴染みのメタリックオレンジでカラーリングされた、こちらの製品のネーミングは「ゼロヨンスター」。専用バッテリーによるハイスピードな走行と、サスペンションやベアリングなど、別売りのパーツでカスタムできるのが大きな特徴です。
現在発売中の製品の中では、「リアルドライブ」シリーズの「GR スープラ レーシングコンセプト」「スバル WRX STI NBR 2019」が筆者の目を引きました。どれを手に入れるか、迷いますね!
都営バス公式監修という珍しい乗り用玩具
ようやくクルマに興味を持ち始めた幼児向けの玩具にも、注目商品がありました!
トイコーのブースにあったのは、都営バスの幼児向け乗用玩具。商品名は「乗用都営バス」で、もちろん都営バスの監修付きです。
元々同社は、路線バスや観光バスなど、バスに関わる玩具を数多く開発しており、今回はその実績を乗り用の玩具に活かした形とのこと。担当者によると「現在都営バスが一番多く所有しているいすゞエルガがこの製品の参考になっています。公式監修である証明として、ちゃんとみんくる(都バスのマスコット)もプリントされていますよ」とのことでした。
昭和を感じられるブリキ製のおもちゃも展示されていた
レトロ好きにはたまらない、まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのようなブリキ製のクルマのおもちゃの展示もありました。
山縣商店という会社の製品で、実はこの会社、絶滅していた純国産線香花火を復活させた会社としても有名なのです。ブリキのおもちゃは、1914年の創業当時から扱っている定番商品とのこと。クルマ好き以外にも喜ばれそうなアイテムですね。
さらに、今年の会場では、2020年から小学校教育でプログラミング学習が必修になる関係で、セガトイズの「はじめてプログラミング! どの道とおる? アンパンマンドライブカー」やバンダイの「ドラえもん カメラでひらめきパッド」など、プログラミングが学べる玩具などが大きな話題となっていました。プログラミングとクルマ系のおもちゃは結構相性が良さそうなので、今後もしかしたら知育玩具として増えるかも?
ご紹介した中に、気になる商品は見つかったでしょうか。これから訪れるクリスマスシーズン、クルマ好きへのプレゼント選びの参考にしてみてください。
(取材・文・写真:斎藤雅道 編集:ミノシマタカコ+ノオト)
<関連リンク>
クリスマスおもちゃ見本市(東京玩具人形協同組合)
http://www.gangu-kumiai.com/toyfair/
[ガズー編集部]