新型カローラと見比べたい! 日本で買える7台のライバル車たち

先日フルモデルチェンジして新型になった、カローラのセダンとワゴン。さっそく注目している人も多いことでしょう。一方で、新しいカローラがデビューしたことでそのライバル車も気になりますよね。そこで今回は、新型カローラのライバルとなる7台のクルマをチェックしてみましょう。

まずは新しいカローラ(セダン)について、おさらい!

新型カローラ(セダン)は、従来モデルよりも少しサイズアップ。車体サイズは全長4495mm×全幅1745mm。先代型のプリウスとほぼ同じ、と言えばイメージしやすいかもしれませんね。ここで紹介するどのライバルよりもコンパクトで、狭い道や駐車場での運転しやすさに配慮しています。

パワートレインは排気量1.2Lのガソリンターボ、1.8Lの自然吸気ガソリン、そして1.8Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドが選べます。

端正なたたずまいも魅力のSUBARUインプレッサ

日本でも安定した人気を誇るのが、インプレッサ。セダンは「インプレッサG4」と呼ばれています。

10月初旬に発表の最新仕様は大幅改良が施され、「アイサイト・ツーリングアシスト」と呼ぶ機能も全車に搭載。これは高速巡行から渋滞時まで走行時に道路の中央を走るようにステアリング操作をアシストする機能で、運転時の疲れを軽減してくれます。エンジンは1.6Lと2.0Lをラインナップ。

日産のコンパクトセダン、シルフィは広い後席が自慢

日産「シルフィ」は、長きにわたって歴代カローラのライバルだった「サニー」の実質的な後継車。1.8Lエンジンを搭載し、カローラよりもひとまわり大きな車体です。

自慢は後席の広さ。足元は大人が足を組めるほどのスペースがあり、さらに沈み込んで乗り心地のいい座面も快適そのもの。

デビューしたばかりのマツダ3は、ディーゼルエンジンも選べる

「マツダ3」という名前に聞きなじみがないかもしれませんが、今年の春にマツダ「アクセラ」がフルモデルチェンジし、同時に新車名となりました。車体は全長4660mmとカローラよりひとまわり大きいのですが、室内の広さというよりは美しいプロポーションなどを重視しています。おもわずウットリするほどの上質感を持つインテリアも魅力ですよ。

エンジンは1.5Lと2.0Lガソリンのほか、1.8Lのディーゼルエンジンも用意。ディーゼルエンジンは発進時の力強さがあるだけでなく、燃費がいいうえに燃料となる軽油の単価も割安なので燃料代が安く済むのがメリットですね。さらに年内には、「火花点火制御圧縮着火」という量産車世界初の特殊な燃焼方式のガソリンエンジンも追加される予定です。

北米ではカローラの最大のライバル、ホンダ・シビック

北米でカローラの最大のライバルとして切磋琢磨しているのが、ホンダ「シビック」。現行モデルは全長4650mmとクラスを超えた大型ボディで、セダンには見えないスポーティなフォルムも人気の理由です。エンジンは1.5Lターボを搭載。

カローラワゴンは直接ライバル不在の独自のポジション

これまで「カローラフィールダー」と呼ばれていたワゴンモデルは、新型では「カローラツーリング」とサブネームを変更。ボディ後半をセダンから変更し、荷室を拡大しています。車体サイズは全長4495mm×全幅1745mmでセダンと同一。パワートレインもセダンと同じで、排気量1.2Lのガソリンターボ、1.8Lの自然吸気ガソリン、そして1.8Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドから選択できます。

興味深いのは、ボディサイズが同等のライバルが存在しないこと。日本車のライバルはカローラツーリングよりも「大きい」もしくは「小さい」のどちらかです。

日本を代表するステーションワゴンのレヴォーグ

SUBARU「レヴォーグ」は日本向けとして開発された、大きな荷室を備えつつ日本の道路環境にあわせたボディサイズとしたステーションワゴン。全長は4690mmあり、カローラツーリングと比べるとひとまわり大きな車体です。

エンジンは排気量1.6Lと2.0Lのターボエンジン。走行安定性を追求して全車4WDなのも特徴といえますね。10月25日からの東京モーターショーでは次期モデルのプロトタイプが公開されるそうですよ。

カローラよりもひとまわり小さなシャトル

ホンダ「シャトル」も日本向けに開発されたステーションワゴン。コンパクトカーのフィットをベースに荷室を拡大した車種と言ったほうがキャラクターを掴みやすいかもしれません。

ボディはカローラツーリングの先代に当たる「カローラフィールダー」とほぼ同等で、カローラツーリングに比べるとひとまわり小さな設計。にもかかわらず、広い荷室を用意しているのが自慢です。

パワートレインは1.5Lガソリンもありますが、主力は1.5Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドになります。

そして、日本でもメジャーなあの輸入ワゴンも気になる

最後に、気になる輸入ワゴンも紹介しましょう。

フォルクスワーゲンの「ゴルフ」は日本でもメジャーな輸入車で、そんなゴルフには「ゴルフヴァリアント」と呼ばれるステーションワゴンが用意されています。

実はこのゴルフヴァリアント、欧州では「カローラツーリングスポーツ」と呼ばれる現地仕様カローラツーリングのガチンコライバル。日本のカローラツーリングは欧州仕様よりも全長が短いので、日本では価格面だけでなく車体サイズも異なりますが、とはいえ気になる存在と言えるでしょう。

たくさんの荷物を積んでバカンスに出かけ、速度無制限の高速道路もあるドイツのクルマらしく広々としたラゲッジスペースと高速安定性が自慢。先日、日本仕様にもディーゼルエンジンも追加されて選択の幅が広がっていますよ。

(文:工藤貴宏 編集:ミノシマタカコ+ノオト)

[ガズー編集部]

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