悪天候もなんのその！「ロードスター30th Anniversaryミーティング at 富士スピードウェイ」

2019年9月23日、富士スピードウェイにて「ロードスター30th Anniversaryミーティング at 富士スピードウェイ」開催されました。当日は天候が優れない中多くのロードスターが、富士スピードウェイに集結。大雨と強風の中、2019 ロードスター・パーティレースⅢ 交流戦と併催で行われたイベントの様子をお届けします。

毎年富士スピードウェイでは9月にマツダのファンイベントが開催されています。今年はロードスター 誕生30周年を記念して、ロードスターを中心としたアニバーサリーミーティングが行われました。

当初、パドックに多くのロードスターが集合し、ロードスターに関するショップやパーツメーカーがブースを出展。ステージではトークショーやライブ、併催されたパーティレースの表彰式を実施し、最後にはレーシングコースでのパレードランが行われる予定でした。

しかし当日は台風による大雨と強風に見舞われ、ステージプログラムは午前中に途中で中止に。出展ブースも強風のためテントが飛ばされてしまう可能性があるため、午前中で取り止めとなってしまいました。

そんな中でも「この日を待っていた！」という参加者の多くは帰らず会場に待機！　それに応えるかのように、イベントステージで開催を予定していたジャンケン大会やトークショーを急遽室内のクリスタルルームでの実施となり、会場は笑い声であふれかえっていました。

最終的にパレードランは無事に実施され、小雨降る中、オープンで走る参加者もいたほどでした！

室内のクリスタルルームではジャンケン大会が行われたあと、トークショーが開催されました。

登壇したのは、2019年全日本ジムカーナPN１クラスをロードスターで戦い、既にチャンピオンを決めている小俣洋平選手と、ロードスターを得意とするショップ「ノガミプロジェクト」代表の野上敏彦さん、ノガミプロジェクトからスーパー耐久に参戦している野上達也さんの3名です。

トークショーでは各々ロードスターとの楽しみ方や想いが語られました。小俣選手はロードスターでのジムカーナはとても楽しいので、気軽に体験できるジムカーナにぜひトライしてほしいとコメント。

野上敏彦さんからは、現在も毎年開催されている「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」の裏話が飛び出しました。レギュレーションの原案を作ったエピソードや、急ピッチでワンメイク車両を25台製作した苦労話に、参加者は興味深そうに耳を傾けていました。

現在スーパー耐久にドライバーとして参戦している野上達也さんからは、自身もNAロードスター を駆りミニサーキットで腕を磨いた思い出や、NCロードスターでレースキャリアを始めたエピソードなどが披露され、ロードスターと共にステップアップしていった経験を話されていました。

トークショーが終わると、雨はあがり曇天に。パレードラン参加者は「待っていてよかった！」といった様子で、雨に濡れた愛車たちを拭きあげ準備を始めました。

パレードランの開始時刻には若干の小雨が降っていましたが、「これくらい微々たるもの！」とオープンにして参加する人も！　手を振りながら、写真や動画を取りながら、思い思いのスタイルで楽しんでいました。

パレードランでは、ホームストレートにクルマを止めての記念撮影も行われました。自身の愛車を撮影するのはもちろん、集合写真の撮影も実施。その後に、コースを一周しパレードランは終了。最後は各々手を振り合いながら挨拶をして、笑顔で帰路についていました。

悪天候が悔やまれることとなった今回のイベントでしたが、最後はみんな笑顔で帰宅されたのが印象的でした。「次は来月の三次（広島県三次市にあるマツダの試験場）の30周年ミーティングで会いましょう！」という声もチラホラ。ロードスター30周年への祝福はまだまだ続きそうです。

（取材・文・写真：西川昇吾 編集：ミノシマタカコ＋ノオト）

[ガズー編集部]