2,200円で本物のサーキットを走れる!富士スピードウェイの体験走行に参加してみよう
モータースポーツを観戦した人ならば、「一度は自分のクルマでサーキットを走行してみたい」と、夢見たことがあるのでは? 定番の方法はサーキットのライセンスを取得する、あるいは走行会に参加することですが、どちらもかかる費用は安くはなく、ヘルメットやレーシンググローブといった装備も必要になります。
まずはサーキットを走行することの楽しさを知ってもらうため、各サーキットではライセンス不要のコース走行プランを提案しています。中でもリーズナブルな料金を設定し、予約不要の手軽な「体験走行」を実施しているのが、富士スピードウェイです。
- オフィシャルカーのGT-Rが先導し、続々とピットレーンに入る体験走行参加者の車両たち
- 車種はスポーツカーからコンパクトカー、ワゴン車に軽自動車とさまざまだ
お昼の休憩時間を有効活用、だからリーズナブル
体験走行は、レースやイベントが行われていない営業日のレーシングコース(本コース)にて実施されます。通常、営業日はライセンスを持つ会員や、走行会に参加した人のためにスケジュールが組まれていますが、12時から13時の一部を利用し体験走行が行われます。
税込2,200円というリーズナブルな料金は、「もっと気軽にサーキットを走行してもらいたい」、「富士スピードウェイで楽しい思い出を作ってもらいたい」という思いから実現したものだそうです。
体験走行の実施日は、富士スピードウェイの公式サイトにて公開されています。事前にスケジュールを確認してから参加しましょう。なお、体験走行に予約は必要ありません。
- 受付はコントロールセンター1階、入り口から入ってすぐのところで行われる
サーキットコースを安全運転、ホームストレートではちょっとだけスリルも
体験走行は11時30分ごろまで受付が行われ、12時よりスタートします。コントロールセンター前にペースカーが配置されるので、参加希望者はその後ろにクルマを停車させ、受付を行います。車種に制限はなく、それぞれのクルマの定員数まで乗車できます。
- 右の建物がコントロールセンター。画像中央のスカイラインから続く列が、この日の体験走行に参加するクルマだ
「体験走行」が始まると、コントロールセンターに停車していた参加車両はオフィシャルカーのあとにつき、一列になってピットレーンに入っていきます。ピット出口で準備が整い次第、一列でコースに入ります。コース内では原則として前車の追い越しは禁止。故意に車間距離を空けて急加速を行う行為も禁止されています。
「体験走行」はオフィシャルカーの先導で3周でき、その日のコースコンディションによりオフィシャルカーの速度は変わります。一般道を走行する感覚で走れますが、晴天でコースが十分に乾いているのなら、ホームストレートでは時速100キロ程度を出すそうです。
- 普段なら、なかなか見ることの出来ないコースからの景色を楽しみながら走行できる
この日の参加台数は15台ほど。1台でも参加車両がいれば、体験走行は実施します。年末や年始は特に参加希望者が増え、最大で150台もの車両が走行したとか。希望者が多い時は台数制限を行うこともあるので、年末年始や大型連休中は早めに訪れて予約を済ませましょう。
GR、GRMNグレードをレンタルして走行することも
体験走行は自分のクルマだけでなく、富士スピードウェイの用意したGR、GRMNグレード(スポーツ走行向けにチューニングされた特別なグレード)車両をレンタルして走行することもできます。
- 車両をレンタルすれば、助手席に乗って訪れた友人も一緒に体験走行ができる
用意されているのはGR SPORTS プリウスPHV(AT)、GRヴィッツ(AT)、GRMNヴィッツ(MT)、GR 86(MT)の4車種と、通常(グレードG)の86(MT)。プリウスPHVと86は体験走行料金にプラス1,000円で、GRヴィッツ、GRMNヴィッツ、GR86はプラス2,000円でレンタルできます。
MT車のレンタルは免許証取得後から3年以上、経過していることが条件で、スムーズにシフトチェンジができるかのチェックが行われます。
- レンタル車両で一番人気は、やっぱりGR86だそう
どのレンタル車両が借りられるかは、早い者勝ちになります。お目当ての車種があるのなら、早めに受付を行いましょう。
ちょっとしたアトラクション感覚で、レーシングコースが走行できる体験走行。家族旅行のプランのひとつとして、加えてみてはいかがでしょう?
(取材・文・写真:糸井賢一 編集:木谷宗義+ノオト)
<関連リンク>
富士スピードウェイ「遊びに来たらまずはこれ!」
https://www.fsw.tv/driving/howto/experience.html
富士スピードウェイ「GRレンタルに乗ってFSWを走ろう!!」
https://www.fsw.tv/freeinfo/005539.html
[ガズー編集部]
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