デザイン様々「図柄ナンバープレート」何種類あるか知ってる?
最近街で見かけることも多くなった図柄のナンバープレート(以下図柄ナンバープレート)。東京2020オリンピック・パラリンピックバージョンや地方版バージョンなど、実は数多くのデザインがリリースされているのをご存知でしょうか。
また2020年には新たに17地域が追加になる予定の地方版図柄入りナンバーには、一体どんなものがあるのか、またどうやって登録をすればいいのか。今回、全国自動車標板協議会の岡安雅幸さんにお話をうかがいました。
図柄ナンバープレートはどうやって決まるの?
現在41種類が発行されている地方版図柄入ナンバープレート。その地域やデザインは、どうやって決まっているのでしょうか。
「まずは各地域の自治体からの申請をもって、地方版プレートの採用が決まります。デザインは自治体によって様々で、公募を募ったり、製作委員会が設立されたりして、1デザインの選出がなされます」
ちなみにデザイン規定には、
・公序良俗に反していないこと
・ナンバーを阻害しない視認性があること
・広く認知されているものであること
などの条件があるそうです。
「最終的には国土交通省の判断になりますが、例えば広島であればカープのデザインを採用したり、熊本はくまもんのデザインが広く認知されているキャラクターとして用いられていたりします。平成29年から始まった図柄ナンバープレートですが、図柄つきのナンバーにすると、ユーザーの満足度やご当地愛が高まるといった声もあり、今後も広まるのではという見方がされています」
最近東京では東京2020オリンピックパラリンピックデザインのナンバーを見かけることも増えましたが、たしかに当事者意識が高まりそうですね。
地方版図柄入りナンバープレート。人気のデザインは?
地域によって様々デザインが出ていますが、どういったデザインが人気なのでしょう。
「1番人気はくまもんがかわいい熊本です。2位は広島東洋カープが描かれた福山のデザイン。3位は伊達政宗がかっこいい仙台ですね」
たしかに上位3つのキャラや人物は、その土地の顔のような存在です。観光名所や特産品などよりも、分かりやすいモチーフが人気を集めるようです。
「ご当地愛という部分では、富士山ナンバーには富士山が書かれており、ユーザー人気が高いのが特徴です。やっぱり日本らしさが溢れているので、それをクルマにつけると気持ちも変わるのでしょうね」
ちなみに地方版ナンバーをつけるには、使用者の住所がその地域である必要があります。たとえ、どんなに「くまもん」が好きでも、熊本ナンバーのクルマしか付けることはできません。そう考えると、地域密着ご当地愛が詰まったプレートであることがわかりますね。
ナンバープレート交付までの流れを紹介
来年には新たに17地域が追加になる地方版図柄入りナンバープレート。なんとなくナンバーはクルマを買い替えた時に付けるというイメージですが、これら図柄ナンバープレートは、クルマを買い換えるタイミング以外でも、好きな時に今付いているナンバープレートを図柄ナンバープレートに交換することが可能です。
「図柄ナンバー申し込みサービス」にアクセスし、必要事項を入力し手順にしたがって申込をしていけばOK。10日ほどで交付が可能(期限は一か月)となりますが、分からない人はお近くのディーラーや整備工場に相談してください。
「またこれらナンバープレートは、いつかまた新しいものに変える際、または、不要となる際、不正防止の処置をしたら手元に置いておくことが可能です。交付が終了したナンバープレートなどはレア感も愛着もあると思いますので、コレクションしておくのも良いかもしれませんね」
ご当地愛やイベント愛を高めるためにも、ぜひ図柄ナンバープレートの申請を検討してみては。
(取材・文:おおしまりえ 編集:ミノシマタカコ+ノオト)
<取材協力>
一般社団法人 全国自動車標板協議会
http://www.n-p.or.jp/subscription.html
図柄ナンバー申し込みサービス
https://www.graphic-number.jp/html/GKAA0101.html
[ガズー編集部]
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