安全装備OFFで雪道走行に挑戦!モビリタの 「EXTREME交通安全体験会!」に行ってみた<後編>
「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL」と同時に催された、「トヨタ交通安全センター モビリタ(以下、モビリタ)」の「乗る!遊ぶ!くつろげる! EXTREME交通安全体験会!(以下、エクストリーム体験会)」。
<前編>ではエクストリーム体験会の概要と、プロドライバーが参加者の目の前で見せるデモンストレーションについて触れました。<後編>では、催された各体験メニューを紹介します。
安全装備OFFで走る「雪道走行タイムアタック」
「雪道走行タイムアタック」は、低ミュー路を含めた特設コースを走行してタイムを競う、モビリタの設備を活用したメニューです。 使用する車両は参加者の持ち込みではなく、ABS(アンチロックブレーキシステム)やVSC(横滑り制御機能)といった、安全装備の作動をキャンセルした「トヨタ・マークX」が貸し出されます。特設コースを2周し、2周目のタイムを記録。何度でも挑戦することができるようになっていました。
この日の参加者中、最速タイムは42.539秒。<前編>で触れた佐藤久実選手の35.93秒が、いかに速いかが分かります。筆者も参加させてもったところ、記録は46秒。低ミュー路ではない通常のアスファルトで慎重になりすぎました。
切り返しのイメージが成功の鍵「車庫入れタイムアタック」
パイロンに仕切られた8.5m×8.5mのスペース内で方向転換を行い、定められた位置にクルマを戻すまでのタイムを競うのが、「車庫入れタイムアタック」です。
前進でスペース内に進入すると同時に、タイム計測を開始。方向転換し、前進でスペースから出た後、今度はバックでスペース内に戻ります。方向転換後、バックでスペースから退出。車体全部がスペースから出た時点のタイムが記録されます。スペース内でクルマをどう切り返すかはドライバーに一任されますが、パイロンに接触するとプラス5秒のペナルティーを受けます。
参加者による最速タイムは32.570秒。筆者の記録は66秒でした。普段通りの車庫入れ操作を行うと、これくらいのタイムになるのではないでしょうか。あらかじめ「こう切り返して方向転換をしよう」とイメージしておくと、スムーズに進めることができます。
注意力と反射神経が試される「ブレーキシミュレーター」
モビリタの屋内では、「ブレーキシミュレーター」が行われました。マークXのアクセルとブレーキはシミュレーターと連動しており、操作は運転席の前に設けられたモニターの景色に反映します。
アクシデントに遭遇した際、アクセルを離してブレーキを踏むまでの時間やブレーキを踏む力が計測され、「判断力」、「反応力」、「ブレーカー踏力」として記録。終了後に結果を聞くことができます。
踏み間違え時サポートブレーキを体験「サポカー同乗体験会」
「サポカー同乗体験会」では、ICS(踏み間違い時サポートブレーキ)を搭載した「プリウス」に乗って、実際に壁に向かってアクセルを踏むことで、その効果を体感しました。
プリウスのバンパー内には複数のセンサーが搭載されており、障害物に異常接近した際、まずは音とモニターへの表示で警告が行われます。それでもアクセルを踏み続けると、アクセルの自動解除やブレーキの介入といったサポート操作が行われ、壁にぶつかる前にクルマが停止します。
どれだけ「見えていないか」を再確認「死角の確認」
普段より、モビリタ内に常設されている「死角の確認」も体験しました。マークXの周囲にたくさんのパイロンがありますが、実はこれはすべて死角に入っています。運転席からはパイロンがまったく見えず、体験するとその光景に驚かされます。
子どもたちも参加できる「クルマにお絵かき」
ピカピカの「ハイエース」をキャンバスにし、マーカーで自由にお絵かきを楽しめる「クルマにお絵かき」は、子どもたちも体験できるプログラム。
ほかにもキッチンカーや駄菓子コーナーがあり、購入したフードを落ち着いて食べられるよう、モビリタ屋内のラウンジが解放されていました。キッズスペースや授乳室があるのは、お子さん連れの方にはうれしいところ。
見るだけではなく、体験すること主眼においたエクストリーム体験会。滑る特設コースの走行や時間を計測しての車庫入れなど、普段は経験できないメニューが気軽に体験できるのは、モビリタならではの特徴だと感じました。次回以降も、このコンセプトは継続されると思われますので、こうしたプログラムに挑戦したい人はぜひ、チェックしてみてください。
(取材・文・写真:糸井賢一 編集:木谷宗義+ノオト)
<関連リンク>
トヨタ交通安全センター モビリタ
https://www.toyota.co.jp/mobilitas/
[ガズー編集部]
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