Mercedes-AMG GTをイメージした「肉そば」とは？ メルセデス　ミー　東京（六本木）に「立ち食いそば店」がオープン

東京・六本木のオフィス街にある、メルセデス・ベンツのブランド情報発信拠点「メルセデス ミー 東京（六本木）」。そこに2019年末、「肉そば」を提供する立ち食いそば店「Minatoya 3」がオープンしました。

提供されるメニューの名前は、「Minatoya 3 Vision“Mercedes-AMG GT Atatakai-Nikusoba”」。まるでコンセプトカーのような名称ですが、果たしてどんな背景でこの異色のタッグが生まれたのでしょうか？

「Minatoya 3 Vision“Mercedes-AMG GT Atatakai-Nikusoba”」を開発したのは、東京・虎ノ門で伝説的な人気を誇った、日本一行列のできると言われたそば店「港屋」。メルセデス・ベンツ日本に聞いてみると、「今回の企画が実現したのは、お互いの“モノづくりへの考え方”に共感したから」だそうです。

メルセデス・ベンツが「最善か無か」という思想を基にクルマ作りをしているのは、よく知られたところ。港屋もその思想は同じで、「最善の一杯を常に提供する」を掲げています。

しかし、それ以外にもお互いが手を取り合うことになったエピソードがありました。それは、メルセデス・ベンツ日本株式会社の代表である上野金太郎氏が、港屋の大ファンだったということ。

2時間待ちも日常茶飯事という虎ノ門の港屋本店（2019年2月に閉店）に上野氏がようやく足を運べたのは、2018年10月のこと。虎ノ門で新型Aクラスの発表会をした時です。そこで上野氏と港屋の創業者である菊地剛志氏が、お互いのモノづくりに対する姿勢に共感。それから約1年後にMinatoya 3として、今回のタッグが実現したというわけです。

Minatoya 3で提供される肉そば、「Minatoya 3 Vision “ Mercedes-AMG GT Atatakai-Nikusoba ”」は、メルセデス・ベンツのハイパフォーマンスモデル「Mercedes-AMG GT」をイメージして新たに設計されたもの。

美しく輝く黄色い麺はMercedes-AMG GTのボディーカラー「ソーラービーム」になぞらえたもので、シャープな切り口の麺と、花椒が効いたインパクトのある味付けとなっている「つけ汁」は、Mercedes-AMG GTの爽快なハンドリングと刺激的なV8エンジンを表現しているそうです。

実際に食べてみると、刺激的な味に最初は圧倒されましたが、ボリュームたっぷりのお肉とネギを絡めて食べることで、どんどん箸が進み、知らぬ間に「病み付き」になっていきました。もしかしたら、Mercedes-AMG GTのドライビングフィールもこんな感じなのかもしれません。

さらに途中で卵をつけ汁に投入することで、食べやすいマイルドな風味も味わえます。こちらは差し詰め「コンフォートモード」のMercedes-AMG GTといったところでしょうか。

港屋としては3つ目の店舗となるMinatoya 3。虎ノ門本店からのファンはもちろん、周辺のビジネスマンやファミリーなどを中心に、連日多くの方々が訪れているそうです。メルセデス・ベンツとしても「メルセデス　ミー　東京（六本木）」の来訪者が「全体で3割ほど増えて驚いている」とのこと。このMinatoya 3は、期間限定ではなく、当分は継続していくそうです。Mercedes-AMG GTをイメージした肉そばは「一食の価値アリ」。一度、食べに行ってみては？

▼メルセデス ミー 東京（六本木）
住所：東京都港区六本木7丁目3番10号
営業時間：11:30-16:00／17:00-22:00
※売り切れ仕舞い
公式サイト：https://www.mercedesme.jp/

（取材・文：西川昇吾　写真：メルセデス・ベンツ日本、西川昇吾　編集：木谷宗義＋ノオト）

[ガズー編集部]