「海老名SA(下り)」がリニューアル! 国内屈指の人気SAはどう変わった?
東京から西へと向かう東名高速で、最初の大型SA(サービスエリア)となるのが「海老名SA(下り)」です。東京の玄関口という立地の良さもあり、その利用者数は国内でもトップクラス。1日平均の利用者数は平日で28,000人、休日で59,000人というから驚くばかりです。
そんな人気のSAがリニューアルを実施し、2020年7月22日にグランドオープンを果たして「EXPASA(エクスパーサ)海老名(下り)」となりました。いったい、どのように変わったのでしょうか?
ショッピング・スペースが2つになってフードコートも拡大!
海老名SA(下り)はリニューアルによって、大規模なSAに付けられる「EXPASA(エクスパーサ)」の名称が与えられました。呼び名の格上げに見合うかのように、施設は約250平米も増床され、ショッピング・スペースが2カ所に増加。西側を「SASTAR 1(サスター・ワン)」、東の通路側に増床された場所の店が「SASTAR 2(サスター・ツー)」となりました。
- 駐車場から見て、施設の右側になる西側にできたショッピング・スペースの「SASTAR 1(サスター・ワン)」。
この2つショッピング・スペースには、「高速道路初」や「海老名SA限定」というお土産物がずらり! また、東京や横浜の定番ともいえるような大人気商品が揃っており、旅先や帰省元へのお土産探しで困ることはないでしょう。
また、「SASTAR 1」のすぐ隣には、「48時間販売個数世界一」の海老名メロンパンで有名なパン店「ぽるとがる」があります。今回のリニューアルと同時にお店も新しくなっており、メロンパン専用コーナーとハンドメイドの各種パンを揃えるベーカリーコーナーが並びます。こちらのギネス記録のメロンパンも、海老名SA(下り)の定番のお土産です。
- 駐車場から見て、施設の左側の東側にできたショッピング・スペース「SASTAR 2(サスター・ツー)」。
フードコートには3つの店を追加
国内最大級となる396席を誇る大きなフードコートも、海老名SA(下り)の特徴です。今回のリニューアルでは、「芝大門 更科布屋」と「海老名 麺’s ROAD」、そして「ROYAL sweets」の3店が新たにオープンしています。
「芝大門 更科布屋」は、なんと220年以上も前となる1791年に、信州出身の創業者が江戸に創業したという老舗。真っ白な更科蕎麦が有名で、老舗の味が手軽に楽しめるようになったのも、今回のリニューアルの大きな話題のひとつ。
- 老舗の「芝大門 更科布屋」の「せいろそば」(650円)。そばの芯の部分を使った真っ白なそばが特徴。
一方、「海老名 麺’s ROAD」は、東京、北海道、福島、愛知、熊本のラーメンを取り揃えるというお店。居ながらにして日本全国のご当地ラーメンをいただけるのが魅力です。そして「ROYAL sweets」は、名称の通りにスイーツのお店で、さつまいもを丸ごと使用したスイーツや、北海道名物の「白い恋人」を使った「白い恋人ソフトクリーム」などが提供されます。
- 全国の有名ラーメンを用意する「海老名 麺’s ROAD」の「麺や 鶏白湯らあめん」(880円)。
- 「ROYAL sweets」の看板メニューのひとつ「スイートポテト紅寿」(370円)。
また、これまでにあったお店もきれいにリニューアルされており、アジをカラっと揚げた「鯵の唐揚げマヨネーズ味」や、タコの代わりに海老を使ったタコ焼きの「えびえび焼き」の「海老名茶屋」などの限定メニューも用意されています。ちなみに、ファストフードの王道でもある「吉野家」も健在。「うまい・はやい・やすい」の牛丼ファンには嬉しいニュースでしょう。
また、フードコートに新たに加わったのが、「カルビーキッチン」と「こめらく 海鮮茶漬けとおむすびと。」の2店です。「カルビーキッチン」はカルビーのお菓子だけでなく、調理スペースを設置し、揚げたての「ポテりこサラダ」や「焼きたてグラノーラ」といったテイクアウトメニューを用意しています。「こめらく 海鮮茶漬けとおむすびと。」は、テイクアウト専門店からフードコートへ移動。より、料理がいただきやすくなりました。
- 「カルビーキッチン」で提供される「ポテりこサラダ」(310円)。揚げたてのポテトで中がホクホク!
天井へのプロジェクトマッピングなどの見どころも
リニューアルで変わったのは、お店ばかりではありません。施設そのものやサービスも進化しました。そのひとつが、フードコートの天井を画面とする約12×3.6mにもなる、プロジェクトマッピングです。投影される映像は、花火や夜景など四季折々にあわせたもの。どんな映像が投影されているのかを、ぜひともチェックしてください。
- フードコートの天井部分に映像を投影するプロジェクトマッピングを実施
また、話題のAI技術も採用されました。それが「AIデジタルサイネージコンシェルジュサービス」です。55型の大型デジタルサイネージに話しかけたり、画面上のボタンをタッチしたりすると、AIが質問内容に文字や音声で答えるというもの。NEXCO中日本では、今回同じタイミングで海老名SA(下り)とNEOPASA清水の2カ所に試行導入したそうです。ちなみに、コロナ禍にある現在は、フードコートのテーブルの多くに、飛沫防止のためのアクリル板が設置されています。
- AIが声などを理解して返答する、AIデジタルサイネージコンシェルジュサービス
海老名SA(下り)のリニューアルの内容を振り返れば、ショッピング・スペースは拡大され、それにあわせて限定商品などの魅力的なお土産も強化。さらフードコートの充実化も進んでいるとあって、盛りだくさん。もともと国内屈指の人気SAが、さらに魅力を高めた。国内屈指の強者がさらに強くなった。まさにSA無双! そんなリニューアルでした。
<関連リンク>
NEXCO中日本 ドライバーズサイト
https://sapa.c-nexco.co.jp/
(取材・文:鈴木ケンイチ 取材協力・写真提供:NEXCO中日本 編集:木谷宗義+ノオト)
[ガズー編集部]
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