本格的な冬に向けて! クルマに備えておきたいグッズはこれだ!!

北海道をはじめとする各地から初雪のニュースが報じられる季節となりました。クルマもしっかり冬支度を行って快適なドライブに臨みたいものです。今回は、株式会社オートバックスセブン カーライフ商品部に「冬のクルマに最適なグッズ」を、防災士であり北海道防災マスターでもある大浦宏照さんに「もしもの時を想定して備えておくとよいもの」を、それぞれ紹介していただきます。

雪の降る地域や雪道走行する予定があるならコレ!

雪が降る地域や雪道を走る予定のある場合は、入念な準備をしておくことが大切です。株式会社オートバックスセブン カーライフ商品部に装備すべきグッズについて聞きました。

1.アイススクレーパー

クルマのフロントガラスなどの窓についた霜や氷を取り除くためのアイテムです。窓をこするようにして使用します。

  • 手のひらサイズや柄のついたものなど形状はいろいろ。

    手のひらサイズや柄のついたものなど形状はいろいろ。

2.ウィンドウマスク

フロントガラスを覆うウィンドウマスクは凍結を防ぎ、出発前のフロントガラスの霜取りの手間を省くことができます。ドアミラーまですっぽり覆うことのできるタイプだと、なおいいでしょう。

3.スコップ

雪道を走るなら、スコップはクルマに必須のアイテムです。駐車場などの除雪はもちろん、万が一タイヤがスタックしてしまったとき、大いに役立ちます。軽くて丈夫なポリカーボネート樹脂製がおすすめだそうです。

4.スノーブラシ

クルマに積もった雪を手早く簡単に払い落とせるブラシです。伸縮タイプやブラシ部分が回転するものなど各メーカーからさまざまなタイプが発売されています。

  • 伸縮タイプやブラシ部分が回転するものなども

    伸縮タイプやブラシ部分が回転するものなども

5.解氷剤

クルマのウインドウについた氷や霜をすばやく溶かしてくれるのが解氷剤。アイススクレーパーで落とすより素早く簡単に溶かすことができます。慌ただしい朝など早く出発したい時に便利です。

6.冬季用ウォッシャー液

フロントガラス・リアガラスのウォッシャー液も冬季用のものに交換を。通常ウォッシャー液のままだと氷点下になると凍結の恐れがあります。噴射時に凍結してかえって視界を遮る危険もありますので、早めに交換しましょう。

7.フロアマット

夏の間も砂やホコリがクルマのフロアに落ちるのを防ぐフロアマットですが、冬期間は雪でフロアが濡れてしまうのを防いでくれます。

8.ラゲッジトレイ

トランク用のラゲッジトレイは夏には汚れ防止の役割をしますが、冬はスコップやスノーブラシなどについた雪が溶けて車内を濡らしてしまうのを防いでくれます。

積雪地ではこれらのグッズを用意することがおすすめですが、雪道を走る予定がなくても、冬期間に装備しておくとよいグッズも教えていただきました。最低限、準備しておくとよいのは、

・ウィンドウマスク
・解氷剤
・冬季用ウォッシャー液

の3点だそうです。

マストアイテムではないけれど……備えておくとよいグッズ

マストアイテムではありませんが、あると役立つものもあります。

1.スノーブラシホルダー

スノーブラシはすぐに取り出しやすいところにあってほしいもの。どこに置いたらよいか困ることもあるでしょう。スノーブラシホルダーはヘッドレストに簡単に取り付け可能で、スノーブラシの置き場所も確保できます。

2.スノーブラシカバー

雪は払い落さなければならないけれど、大切なクルマにブラシ傷はつけたくない……そんな方におすすめなのがスノーブラシカバーです。ソフトで乾きの速いマイクロファイバー生地でできていますので、スノーブラシのヘッドをすっぽり覆いそのまま雪落としに使えます。
また、もう1つ、使用後のブラシをカバーして水滴を防ぐという使い方もできますので、お好みの方法で活用してください。

冬のドライブを安心して楽しむために用意しておきたいもの

冬期間、もし、吹雪などで立ち往生してしまったら……冬のクルマに備えておくと安心なものを、防災士であり、北海道防災マスターでもある大浦宏照さんに聞きました。

1.水

180mlくらいのものを乗車人数分は用意しましょう。ケガをしたとき、傷口を洗うという使い道もあるのです。

2.食料

今は、いろいろな非常食が販売されていますので、いくつか備えておくと良いでしょう。例えば、アルファ化米は、冷たい水でも1時間ほど置いておけば食べることができます。アルファ化米を食べる場合は、具材や出汁が下のほうにたまっているので、事前によく混ぜて水を注ぐのがコツです。また、「一口ようかん」もおすすめしています。数カ月の賞味期限がありますし、水がなくても食べられます。つらいときには甘いものがあると、少しは気持ちの救いになりますよ。「えいようかん」という賞味期限の長い商品もありますが、スーパーで売っているものでも大丈夫です。

3.携帯トイレ

いろいろなタイプがあります。お店でよく見て、使いやすそうなものを選びましょう。できれば女性は一度自宅で使ってみるのをおすすめします。車内で使うときには、エマージェンシーシートを併用すると視線を遮ることができるので便利です。

4.使い捨てカイロ

クルマのエンジンを切ると寒くなってしまいますので、ぜひ。

5.ウェットティッシュ

用意しておくと、便利なのがウェットティッシュです。普段、あまり使わないようであれば、ポケットサイズのものを用意しましょう。一旦手をつけると、しばらくすると乾燥してしまうので、普段使いのものとは分けて非常用として備えておくといいでしょう。

6.エマージェンシーシート

高いものでなくて大丈夫です。「体温を逃がさない」という効果を期待するものなので、身体を包み込むように着るのがコツです。(屋外なら風も防げます)大き目のサイズのものを、想定される乗車人数分用意しておくといいです。

7.スコップ・手袋(軍手)

冬のドライブには必需品ですね。

8.防寒具・毛布

普段、防寒着を用意せずにクルマに乗る人はぜひ用意してください。非常時には、クルマのマフラーを掘り出したり、窓の雪を払ったりといった、外の作業がありますので。

必須なものから便利グッズまで、「なるほど!」と納得のいくグッズの数々を紹介いただきました。冬、特に雪道のドライブでは、寒さとともに夏とは異なる状況も多いものです。思わぬところで慌てないよう、十分な装備を早めに整えて、安全・快適に冬のドライブを楽しみましょう。

<取材協力>
株式会社オートバックスセブン
https://www.autobacs.co.jp/ja/index.html

(取材・文:わたなべひろみ/写真:株式会社オートバックスセブン/編集:奥村みよ+ノオト)

[ガズー編集部]

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