SA・PAで押せるハイウェイスタンプ、モチーフはこれだ!~NEXCO西日本編~
旅の醍醐味とは、その土地の風物や名物を堪能することですよね。目的地までの旅の途中で、知らない事柄と出会い、急遽、旅の目的に加えるもまた一興。そんな「土地を知る」に役立つのが、高速道路のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)に設置されている「ハイウェイスタンプ」。スタンプでその土地をより深く知ることができます。
今回はNEXCO西日本のSA・PAで押せるスタンプを紹介。NEXCO西日本では、各SA・PA近隣の地域や観光特性を反映したものを採用しています。全国的に知られた有名な対象だけでなく、地元で長く親しまれているものもモチーフになっていて、全国区の知名度がなくても、「これは!」という地域の隠れ名産を知ることができます。
100年以上愛され続けるエンターテインメント
中国自動車道 西宮名塩SA(上)のスタンプは宝塚歌劇団。最寄りの宝塚ICの近くに宝塚歌劇場があることから採用されました。
毎回ショーやレビューの後半に披露されるラインダンスは、演目の世界観に合わせた個性的な衣装で、一糸乱れぬダンスで、宝塚歌劇には欠かせない印象的なショーです。
勇壮な祭りをかたどったものも
個性的な「ふとん屋台太鼓」をモチーフにしたスタンプは山陽自動車道 三木SA(下)。三木市で、毎年10月に行われる播州三大祭りの見どころの一つです。
伝統的な職人技で作られた豪華な屋台を引き回し、大宮八幡宮で行われる約2トンもの屋台を担ぎ上げ、85段の石段を駆け上がる宮入りは迫力満点です。
ハリウッドでも認知された伝統工芸の技術
山陽自動車道 奥屋PA(上)では、広島県の伝統的工芸品・熊野の化粧筆を選出。
PAの南に位置する安芸郡熊野町は江戸末期から筆の製造が盛んで、近年、その伝統技術で作られた化粧筆はハリウッドをはじめ、国内外の多くのメイクアップアーティストに愛用されています。2011年、サッカー女子ワールドカップで優勝した「なでしこジャパン」への国民栄誉賞の記念品としても贈られました。
昔から人々が受け継いできた芸能
徳島自動車道 上板SA(下)は、阿波人形浄瑠璃がスタンプになっています。
徳島県各地で伝承される義太夫節による三人遣いの人形芝居で、一時衰退しましたが、現在では国指定重要無形文化財に。ちなみに徳島県は、神社の境内で歌舞伎や人形浄瑠璃などを演じる「農村舞台」の現存数全国一を誇っています。
民間信仰の愛らしい姿も
九州自動車道 えびのPA(上)はちょっと風変わりな微笑ましい姿の神様「田の神さぁ」が印影に。
18世紀初めから伝わる薩摩藩独特の文化で、「田の神」を石に刻み豊作を祈願する風習です。地元では田の神のことを「田の神さぁ(タノカンサァ)」と呼び、今も身近な神様として親しまれています。
認定証がもらえる!?
しっかりスタンプをコレクションしたい! そんな人には「SAPA記念スタンプBOOK」(税込610円)がおすすめ。NEXCO西日本のSA・PA(一部除く)のインフォメーションや売店で販売していています。そしてなんと、各地域内(沖縄地域を除く)のSA・PAのすべてのハイウェイスタンプを「SAPA記念スタンプBOOK」に押印すると、その地域ごとの「エリア制覇認定証」がもらえます!
4地域を達成できたら、さらに上を目指しましょう。沖縄地域までのすべてのハイウェイスタンプを押印すると、「西日本完全制覇認定証」が進呈されます。
その土地に伝わる文化を知るちょっとした思い出。ハイウェイスタンプは、手軽だけれどそこでしか手に入らないアイテムです。クルマの旅でぜひ、集めてみてください。
<取材協力>
NEXCO西日本
https://www.w-holdings.co.jp/service/stamp.html
(取材・文:別役ちひろ/写真:西日本高速道路サービス・ホールディングス/編集:奥村みよ+ノオト)
[ガズー編集部]
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