どうやって作っているの?クルマのペーパークラフト制作者に裏話を聞いた
おうち時間が増えた時代にクルマ好きのお子さんへぜひ勧めたいアクティビティーが、手軽に楽しめるペーパークラフト。GAZOO.comの中でも配布されていますよね。
紙を切ったり貼ったりするだけで、リアルなクルマを彷彿とさせる作品たちは、どのような人が作っているのでしょうか? そこでリアルでかっこいいペーパークラフトの数々を制作、発表しているW2STUDIOのわたりともゆきさんにお話を伺いました。
幼少期からはじめたペーパークラフト作り
記憶も曖昧なほど幼い頃からペーパークラフト作りをはじめたというわたりさん。今発表しているようなクルマの作品作りの原点となったのは、サラリーマン時代でした。
「原点となったのは、サラリーマン時代に自分の机に飾っておくために作ったペット感覚のペーパークラフトです。“かわいいクルマ”をテーマにオリジナルで制作しました」(わたりさん)
写真を見ると確かにかわいい! この作品からわたりさんのクルマのペーパークラフトが始まったのですね。
元開発者という経験を生かした作り込み
大学で機械工学を学び、エンジニアとしても働いていたというわたりさんが作り出すペーパークラフトは、どれも精密さが魅力。
「元々クルマの開発に携わっていたので装着している部品の目的まで調べてペーパークラフトに盛り込んでいます」とのことで、元エンジニアらしい気遣いが随所に盛り込まれています。多くの人を魅了するクラフトを作るために大切にしていることは何でしょうか。
「クルマの外観や車内、エンジンルーム、ペーパークラフトスケールなどをなるべく正確に表現することを大事にしています。例えば、GAZOOさんに提供したペーパークラフトでは、クルマの天井の空気を清流する凹凸部分やクルマのフロントグリル、テールランプ、バンパーなどの部品などを正確に表現しました」(わたりさん)
「また、ペーパークラフトは、飾った時に見る位置が実車とは異なるので、若干実物と形状を変えて制作している部分もあります」(わたりさん)
造形だけではなく、「雰囲気も大切にしている」からこそ、リアリティーのあるペーパークラフトになっているようです。素敵ですね!
制作者に聞いた! お気に入りのクルマ、好評だったクルマ
雰囲気までこだわった作品の中でも「イベントや連載している雑誌の編集長さんに好評だった」というのが、「精密車ペーパーモデル」だそうです。外観に加え、車内/エンジンルーム/車体下などが、細やかに表現されています。
また、ご自身のお気に入りの作品を聞いたところ、「もともとトラックが好き」というわたりさんは、GAZOO.comに提供したペーパークラフトの「ハイラックス」が気に入っているそうです。
「ハイラックスのフロントデザインは好きです。機会があれば実車を購入したいと思っているぐらいです(笑)」(わたりさん)
他にも、わたりさんが連載している雑誌『オートメカニック』に提供した、クルマのメンテナンスの付録・トヨタ「2000GT」や最新号のマツダの初期の「ロードスター」もお気に入りとのこと。
「共に曲面の多い車ですが、ペーパークラフトで上手く表現できたと思っています。車内やエンジンもあるので、作りごたえがあって楽しいですね」(わたりさん)
また、わたりさんが作る世界はクルマの車体本体だけではありません。クルマにあわせたジオラマも制作しています。
「そのクルマに合わせて、自分のガレージを作ることもお気に入りです」(わたりさん)
紙を自由自在にデザインしてできたガレージは、小物まで丁寧に再現。自分の愛車の作品とあわせて、思わず飾りたくなってしまうクオリティーです。このようなものまで再現できるとは、さすがプロですね。
夏休みはペーパークラフトに取り組もう!
最後に、この夏に取り組んで欲しいペーパークラフト作品を聞いてみました!
「GAZOO.comのクルマペーパークラフトを作ったあとに、ぜひガレージやレース場などジオラマを作ってみてください。紙は、切る/折る/のり付け/彩色などの加工が、とてもし易い素材です。自分で作ってみるとモノづくりの基本がたくさん学べて、出来たときの達成感はとても充実しています」(わたりさん)
子どもだけでなく、大人も夢中になれる本格的なわたりさんのペーパークラフト。夏休みの課題だけでなく、コレクションとしても楽しめそうです。
<関連リンク>
W2STUDIO
W2STUDIO Instagram
超精密ペーパークラフト(ハンドメイドサイトCreema内)
(取材・文:ミノシマタカコ/画像提供:W2STUDIOわたりともゆき/編集:奥村みよ+ノオト)
[ガズー編集部]
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