片岡龍也 ドライバーズコラム 第16回 ニュルブルクリンク24時間レースへ参戦します!

皆さんもそろそろレースが見たくてウズウズしてきたころではないでしょうか?そんな待ち遠しい開幕戦が近づいてきました2016年が間もなくスタートします。4月3日スーパー耐久の開幕から、スーパーGT、ニュルの予選レースと続いていきます。

今回は、ニュルブルクリンク24時間レースへ参戦するTOYOTA GAZOO Racingの活動がスタートした話を書いていきたいと思います。

TOYOTA GAZOO Racingは、ニュルへGAZOO Racingとして挑戦から今年で10年目です。これまでは楽しそうな活動だなぁと外から見ていましたが、本年度よりチームの一員としてニュルブルクリンク24時間レースへ参戦することになりました。TOYOTA GAZOO Racingとして参加できることを非常に嬉しく思います。

2013年に、一度だけVLN(ニュル耐久レース)に行ったことがありますが、通称「北コース」のノルドシュライフェは、想像以上にタフなコースでした。事前にグランツーリスモで練習していきましたが、全然周回数が足りなかったようで、実際に走りだしてから次のコーナーは、どんなコーナーだったのかを考えながら走りました。

3年ぶりにニュルへ行くのに、コースを思い出そうと久しぶりにプレイステーションの電源を入れてノルドシュライフェの練習も再開しております。コントローラーでやるよりも、よりリアルにするためにステアリングとペダルのセットを購入しました。和室の掘りごたつにセットしたコックピットはとても和風です(笑)。

実際に、走ることをイメージしながら練習をしているはずなのに、気が付くと鈴鹿サーキットを走っていたりするのは息抜きです!そんな準備をしながら、実際のマシンに早く乗ってノルドシュライフェに行くことを考えます。

先日、富士スピードウェイでLEXUS RC-Fに初乗りをしてきました。まだ出来上がったばかりのマシンなので初期トラブルは出ていますが、基本性能の高さを感じることが出来たので本番が楽しみです。

実際の車両は、まだ非公開とのことなのでモザイク処理を施しました。

そして、TOYOTA GAZOO Racingは3台のマシンで参戦をするのでドライバーもたくさん居ます! 本番までの暫定レーシングスーツではありますが、全員でおそろいのレーシングスーツを身にまとい記念の集合写真です!

これだけのドライバー(個性的)が集まると、本当に笑いが絶えません。もちろん真剣にやることは真面目な顔して取り組んでいますが、力を抜くときにも本気で抜きます(笑)。

集合写真の向かって右から井口卓人、大嶋和也、土屋武士、片岡龍也、この4人がLEXUS RC-Fのドライバーになります。24時間レース、しかもニュルですから力を合わせ、譲るところは譲り合いながら最善の結果を得られるようにしたいです。

僕のレーシングスーツ姿も、ちょっと見慣れない色合いになっています。赤色の入ったスーツを着るのはTOM’S F3時代が最後なので約13年ぶりです。もうそんなにレースしているのだなと書きながらふと思いました(笑)。

この記事を書きながらも、既に本番が楽しみで仕方ありませんね!

最後に、このマシンのルームミラーが今後の主流になるであろうモニター式になっていることを紹介します。慣れないと見にくいと意見もありますが僕的には非常にクリアに見えるのでアリだと思います。

リアウィンドウに付いたカメラがルームミラー型のモニターに映し出されます。
どのくらい綺麗に映るのかテストしました。なかなか良い感じですね(笑)。

今回で、こちらGAZOOドライバーズコラムは最終回となります。コラムを御覧いただきありがとうございました。是非、皆様とサーキットで会えることを期待しております!

[ガズー編集部]