のっぴーおすすめ!高速道路でいく、桜のみどころスポット3選!

寒い冬の季節も終わりを迎え、いよいよ春のシーズン、お出かけにピッタリの季節がやってきます。そして、春休み、ゴールデンウィークなど、まとまった休みを利用すれば(まとまった休みを取得できる人だけですが・・・)遠方へのお出かけもしやすくなります。

この時期といえば桜の見ごろです。ネットでも、桜の名所、人気のスポットが沢山紹介されるでしょう。今回は、私のっぴーが、実際に行ったときに心を奪われた桜スポットを3か所紹介いたします。

今年こそ!ぜひ遠方までドライブで桜を見にいきませんか。今回紹介するスポットは全て高速道路でのアクセスが良いスポットですので、高速道路での楽しいドライブとあわせて楽しんでいただくこともできます。

岡山 感動する津山城の桜

  • 津山城と桜 写真:岡山県観光連盟

最初に紹介させていただくのは、岡山県北部の。人口約10万人弱の街津山市です。岡山県で、岡山市・倉敷市についで第3位の規模を誇る街です。

その昔、江戸時代初期の1603年に森蘭丸の弟である森忠政により津山藩が誕生して1616年に津山城が完成して、津山は城下町として栄え、1871年に廃藩置県により津山県になったものの、1876年に岡山県へ編入されました。

街には、城下町の名残が残っており津山城も明治初期の廃藩置県により天守をはじめ多くの建物が撤去されてしまったが、2005年に備中櫓が復元され、現在ではその他石垣や建物の礎石が残っております。

そんな津山城を中心とした一帯は、鶴山公園という名前の公園となっており、桜の名所として人気を集める西日本有数のスポットになっています。

1915年と1928年に大々的な桜の苗の植樹が行われ、約2000本の桜が植えられたことにより、桜がいっぱいの名所となりました。実際、1990年にはさくらの名所100選にも選ばれ、津山城も2006年に日本の名城100選に選定されました。

津山市では、津山城や鶴山公園を中心に毎年春に「津山さくらまつり」とよばれるイベントが開催されています。今年の開催時期は、今のところ2022年3月26日(土)~4月17日(日)となっております。イベント開催時期=桜が見頃の時期なので、この機会にぜひ津山の桜をみにいかれてはいかがでしょうか。

津山城や鶴山公園へは、大阪の吹田JCTからおよそ2時間、岡山駅からおよそ90分、中国自動車道津山インターか院庄インターから車で15分です。

長野 「天下第一の桜」と称される高遠城址公園の桜

  • 高遠の桜は、小ぶりで赤みが強めなのが特徴

次に紹介するのが、長野県中信地方に位置する伊那市高遠町の桜です。

高遠町には、戦国時代には甲斐国を本拠地とする武田氏などが治めていたといわれる高遠城があり、特に武田氏と織田・徳川軍との対立が激化した際には、武田軍の重要な軍事拠点として使用されていました。江戸時代に入ると高遠藩が設置されて、さまざまな家系が交代で治めていたところ、17世紀末に内藤氏が統治をはじめて、そのまま8代に渡り治め明治維新を迎えました。

現在は、大手門が当時より縮小された形で復元されているのと、旧三の丸のところに、城内では唯一、江戸時代からの建物として残っている藩校進学館が存在します。

明治時代の廃藩置県により高遠城が取り壊され、城址を周辺とした一帯は1875年に高遠城址公園として運営されることになりました。この時期に、城跡が荒れていたため、旧高遠藩の藩士たちにより桜の移植が行われたことをきっかけに、高遠は、桜の名所へと変貌していくのです。

現在では、約1500本の木からなる桜を毎年楽しむことができます。高遠の桜はタカトオオコヒガンサクラとよばれる品種で、花が小ぶりで赤みががかっているのが特徴です。

高遠町では、毎年桜のシーズンには「高遠さくら祭り」が開催され、たくさんの方々が桜を眺めにいらっしゃいます(私も、昨年訪れました)。今年は、2022年3月27日(日)より開催予定です。

高遠町へは、東京から約3時間、名古屋から約2時間30分、中央自動車道伊那ICより車で約20分、東京方面からは、諏訪ICからのアクセスも便利です。

青森 日本一と言われる弘前城の桜

  • 弘前公園外堀と桜 写真:青森県観光連盟

本州の最北端、青森県の弘前市も春のシーズンの訪れとともに、桜がキレイな季節を迎え、200万人もの観光客の方々で賑わいます。(コロナ前です)

弘前市は、明治時代の1889年4月に全国30の地域で行われた市制施行で発足した市の1つで、日本で初めて市制を行った市となっています。もともとは、江戸時代の1611年に完成した鷹岡城の城下町として栄え、弘前城は弘前藩津軽氏の居住として、津軽地方の政治経済の中心地でした。明治時代に入り、藩や城としての役目を終え、1971年に県庁が弘前市から青森市へ移転されますが、天守や櫓、門などは江戸時代に建設された当時の姿のまま残り、1937年に現在のところの国の重要文化財に指定されました。

明治時代の廃藩置県により津軽氏も任務を終えることになりますが、その後放置されていた弘前城を中心とした地域のを借り受け、1895年に弘前公園として一般開放します。その後、1902年に弘前市が管理を引き継ぎ、現在は春になると約50種2600本の桜が咲きほこる名所となりました。

弘前では、「弘前さくらまつり」が開催されております、さくらまつり開催中は夜間のライトアップも実施され、日中にみられる桜とはまた違った雰囲気が楽しめます。

また、桜のシーズンが全国平均より遅めで、例年ゴールデンウィーク前後まで桜を楽しむことができます。今年の弘前さくらまつりは、2022年4月23日(土)~2022年5月5日(木)までの予定です。

弘前城や弘前公園へは、東京から約8時間、仙台から約4時間、東北自動車道の大鰐弘前ICから車で約30分、青森市方面からは黒石ICから車で約30分です。

  • 弘前公園のライトアップされた夜桜 写真:青森県観光連盟

桜だけでない!ドライブを楽しるポイントがいっぱい

  • 高遠の名物、辛味大根の汁で食べる伝統の高遠そば

今回は、私が実際に訪れて、心うばわれた桜の名所をとりあげさせていただきました。3か所とも「さくら名所100選」に選ばれています。桜がキレイなのはもちろんですが、道中の高速道路や最寄インターを降りた後の、一般道からみえる景色もみどころがありますので、そちらにも注目です。

また、津山ホルモンうどん、高遠そば、弘前のアップルパイなどご当地グルメがあり、桜の観賞と合わせて楽しむのもおすすめです。

この春のドライブ、どちらにいこうか思案されている方、ドライブ自体にいこうかどうかお考え中の方、ぜひ、想いでに残る、桜をみにいく旅へでかけてみませんか。

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(テキスト:のっぴー、写真:PIXTA、編集:GAZOO編集部)

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