9月に富士でも開催!ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ! ~ランボルギーニ・ウラカンによる迫力あるワンメイクレース!~

先月、鈴鹿サーキットで開催された「ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ・アジアシリーズ」。 6月11(土)、12日(日)に開催されたスーパー耐久第3戦で併催され、注目を集めた。その名の通り、イタリアの自動車メーカー「ランボルギーニ」が製作したスーパーカーで争われるワンメイクレースで、今般、鈴鹿サーキットで初の開催となった。

使用するクルマは、今年からSUPER GTにも参戦し話題となっているランボルギーニ・ウラカン。これまで彼らのフラッグシップモデルとして活躍してきた「ガヤルド」に代わる新しいモデルだ。2014年3月にジュネーヴショーで正式発表。その後、続々と世界各国にデリバリーされている。現在は、その発展モデル「LP580-2」「LP610-4スパイダー」も登場している。今回のレースで使用されるのは、SUPER GT GT300クラスで走っているFIA-GT3規格のものではなく、「LP620-2スーパートロフェオ」として専用設計されたものだ。

ランボルギーニは、自社のスーパーカーでより多くの方にレースを楽しんでもらおうと時計メーカーのブランパンとタッグを組み、2009年にスーパートロフェオシリーズを開設。当時は、ガヤルドのスーパートロフェオ仕様が開発されレースが開始されていた。タイヤは同じイタリアのタイヤメーカー「ピレリ」が全車に供給している。

年を重ねるごとに参加台数も増え、現在ではヨーロッパ、北米、アジアを舞台に3つのシリーズを展開。年末に各シリーズの上位選手を集めて「ワールドファイナル」が行われているが、今年は12月にスペイン、バレンシアでの開催を予定している。

ヨーロッパでは、スパ・フランコルシャンやニュルブルクリンク、北米ではオースティンなどF1開催サーキットでもレースを開催。そしてアジアシリーズでは、今年初めて世界的にも伝統ある鈴鹿サーキットでの初開催にこぎつけた。首脳陣たちも口を揃えて「本当に光栄」とコメントしていた。

基本的なレースフォーマットは、50分間のセミ耐久レース。それを週末2レース行う。プロドライバーとアマチュアドライバーが組んで参戦する「プロアマクラス」と、アマチュアドライバー1人で戦う「アマクラス」の2つがある。途中決められた時間帯に1回のピットストップが必要。プロアマクラスはそこでドライバー交替を行う。鈴鹿ラウンドでは、2レース目がウエットコンディションとなったが、コース各所でサイド・バイ・サイドのバトルが繰り広げられるなど迫力あるレース展開となった。

アジアを中心としたランボルギーニオーナーの方々も多数参戦していることもあり、ホスピタリティブースも豪華な対応。本場イタリアのシェフが作るパスタには、ゲストたちが長蛇の列を作っていた。ホスピタリティは関係者向けのスペースとなっているが、とにかく「豪華!」の一言につきる空間だった。

今年9月17日(土)、18日(日)にも、富士スピードウェイで5回目の開催となるこのランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオが開催される予定。ランボルギーニ・ウラカンによる迫力あるワンメイクレースを観戦に行ってみてはいかがだろうか。

(写真、テキスト:吉田知弘、大谷幸子)

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[ガズー編集部]