丸ごとWEC富士!来年も富士で会おうレポート vol.1

10月14日(金)、15日(土)、16日(日)の3日間に渡り、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)にて、FIA 世界耐久選手権WEC富士6時間耐久レースが開催されました。TOYOTA GAZOO Racing 6号車の最後のスティントを担当した小林可夢偉選手が、アウディの猛追を寄せ付けずTOYOTA今季初優勝、小林可夢偉WEC初優勝で盛り上がりました。天候に恵まれ観戦日和となりましたが、現地のみなさま、そしてテレビの前のみなさま、いかがでしたでしょうか。

富士山も国際映像にバンバン映っていましたし、アマチュアカメラマン、カメラ女子にも撮影日和。年に一度のWEC萌え、ワクワクしながら、サーキットを走る美しい車両をカメラに収めたりされたのではないでしょうか。レースが中断するようなアクシデントもなく、最後まで続く戦いはシビレましたね。何より天候、まずこれですね!晴れて本当に良かったです。

日本開催のプロモーションとしては、ル・マン24時間での雪辱を晴らすべく、TOYOTA GAZOO Racing関連は非常にチカラの入ったものとなっていました。ウェブなどはコンテンツが非常に充実していました。「何が何でも勝ちに行く」というキャッチでPR活動が展開されていましたが、大団円、うれしい優勝となりました。しかし、TOYOTA GAZOO Racingのお膝元開催とは言え、世界中のチームがこのシリーズには参戦していて、日本に来てくださっています。日本のファンのみなさんも、年に一度の開催を楽しみにされ、さまざまなチームを応援、レースウィークを楽しんでいるんですよね。あの雰囲気もわたしは大好きです。サーキットも、毎年異国情緒たっぷりの海外ムードでレースウィークを迎えるんですよ。

木曜日になると、ドライバーのみなさんがサーキットに入りにぎやかになります。チームは設営で数日前からサーキットに入っていますが、早速ドライバーのみなさんはトラックウォークで、コースの確認、仕事開始です。富士を走り慣れたドライバーでも毎回しっかり確認します。木曜日は、若干肌寒く冬のようではありましたが、こうしてほとんどの方が歩いてトラックに出ていました。

そして、金曜日から走行が始まりますが、金曜日は、パドックフリー。今年もたくさんの方パドックでドライバーのみなさんを待っていました。レストランORIZURUが、チームケータリングの場所となるので、食事の時間は、たくさんの関係者が集まります。サインを求める方などもいましたが、混乱もなくほのぼの。食後はさらに気軽にサインに応じるドライバーの方が多かったですね。マナーの良いお客さまが多かったからでしょうか。

ドライバーの方々が記者会見時点を行うなど、レースウィークが慌ただしくなります。今回は、前夜にチームから発表になったマーク・ウェバー選手の現役引退が話題をさらいました。日本でも大人気で、ファンサービスもマメなウェバー選手。レースウィーク、昨年同様一番人気でしたね。金曜日は、まだまだドライバーのみなさんからサインをいただいたりする時間は、たくさんあります。サインよりも、クルマの写真!という方は、午前午後、たっぷり走りますので、普段見ることのできない車両に目は釘付けだったはず。無心にシャッターを切っている方もたくさんいらっしゃいました。平日お休みを取るのが難しいかもしれませんが、存分に金曜日を堪能する方法はたくさんありますね。

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レポートは、続く…。

(写真:大谷幸子、富士スピードウェイ)

[ガズー編集部]