勢いあまって刺さりました!初心者の洗礼を受けるの巻 ~初心者だけど、TRDスノーレッスンwith NUTAHARAに参加してみた! その2~
前回のレポートの続きです。サービスパークから移動、まずは練習走行です。シンプルに雪と戯れます。北海道の方は、やっぱり慣れていますよね。下の写真は、地元のラリーストさんです。見ているこちらは、雪煙にテンションが上がりました。先般のWRCラリースウェーデンで、TOYOTA GAZOO Racingが18年ぶりに優勝し、ムードそのままに北海道に乗り込んだ自分でしたが、規模は小さいとは言えスノーラリーを見たことがないので否が応にも気分は上がりました。雪上を走る…、かっこいい♪
私のパートナーのわかばさんですが、スタート前に緊張マックスでした。しかし、ドキドキのわりには、スキーに行く際に雪道は運転した経験があるということで難なくこなし、自信がどんどんついていくのがわかりました。そして、アクセルを踏む足先にも自信がついたのか、加速していく様子からどんどん楽しくなっていくのが見て取れました。
見守る私は、雪が降り始め外で雪だるまになりかけておりましたが、降雪の中の走行に、これまたテンションが上がりまして、寒さを忘れるありさま。取材ではなく、自分が参加すれば良かったと若干後悔の念に苛まれておりました(笑)。
そして、奴田原講師よりアドバイスを受け、コースインです。ラリーでいうレッキですね。午後は、2つのコースを利用しましたが、2本目は最初に走ったコースの逆走でした。一回走ったと思っていても、雰囲気がかなり変化し、新たに出現した雪の壁がブラインドになるなど、距離は短くてもやっぱりコドラが必要なムード。そこそこ難しいコースを攻略する事は、やる気と楽しさが増しますよね。ステアリングを大きく切る動作も楽しさ増し増し。わたしは、わかばさんが、ひとり奮闘する中、奴田原さんの助手席でプロの走りを堪能。お尻を振りながら走る86の挙動に、シビレていました。恐縮です、ありがとうございます。
その際に、クルマへのダメージが怖くてモータースポーツをやることを躊躇してしまうとお話したのですが、奴田原さんにも雪上走行に慣れている参加者の方々にも、雪の方がクルマのダメージが少ないので、楽しいですよ!とアドバイスいただきました。そっか!そうですよね! 思い込みという呪縛から解き放たれた瞬間でしたね。しかも、今回はラリーというカテゴリー。ラリーのSSは、タイムを詰めていく自分との戦いです。他のカテゴリーのモースポーツと違って、ライバルは居ますが、同じコース上で戦うことがないモータースポーツですよね。ライバルは、自分。これも改めて確認できました。
コースを慣熟走行したのち、ラリーのSSのスタート方式でタイムアタックとなりました。わかばさん、心配をよそにタイムは中々良い。ビリではなかったと、気分上々です。はるばる北海道まで来た甲斐があった!と、心の中で思ったに違いありません。明日のラリーを控えた方々は、真剣。と言っても、とても楽しそうでした。ちょっとうらやましかったなと。
そして、最後のSSを迎えました。わかばさん、えっらい勢いでギャラリーコーナーの前を駆け抜けていきました。慣れたわねと、見ているこちらもニヤリです。
いいねいいねえ~と思った矢先…、戻って来ないわかばさん。刺さってるみたいですよと言われ、デジカメをズームすると、そこには雪と戯れるわかばさんが…。
怪我はなく安心しましたが、恥ずかしそうにしています…。
出動ありがとうございます。救助作業は、速やか。さすがです。どのカテゴリーもそうですが、オフィシャルさんには本当に感謝ですね。
そんな中、わかばさんが戻って参りました。本人には聞こえていなかったかもしれませんが、拍手と歓声でのお迎えです。仲間に入れてもらえた感が強くうれしかったですね。
ぺろっと唇が負傷…。雪がなかったら、ダメージは大きかったでしょうと、ここで奴田原さんの言葉を思い出す私。しっかり復習させていただきました。
恐縮するわかばさん。TRDスタッフさんに、しっかりお仕事作って差し上げました。お疲れさまです。
こういう時は、ガムテですね。応急処置完了です!
最後は、奴田原さんの駆る86に同乗させていただき、一日のスケジュールは、終了しました。朝からドキドキの連続で、来て良かったのか?と思った私たちでしたが、一日楽しく、ネタも降って参りましたが行って良かったと思ったイベントでした。ご一緒してくださったみなさま、ありがとうございました!
わかばさんの感想です
Q:雪上での走行体験はいかがでしたか?
A:今日は、一日とても楽しかったです。広いところでできても、雪道は視野が狭くなるからできなくなることが沢山あることを学びました。雪道では滑るということをカラダで覚えておくことも、とても大事な経験値。滑ることへの恐怖感を克服できました。経験を過信をしてはいけないけれど、自信には繋がったと思います。スタッドレスタイヤの装着はどれだけ大事で、積雪のある時に、夏タイヤで出かけることがどれだけ危険かわかった気がします」
Q:ラリーには興味を持ちましたか?
A:はい。とても楽しそうです。コドライバーとの信頼関係がすごいですね。レキしてるから一緒にコースには出ているけれども、1分前にしかTCに入れないなど、細かいルールがあんなにもある事を知りませんでした。コースから帰ってきてからもルールが決まっていて、勉強になりました。ルールが難しそうで、初心者だとレベルの高い人たちに迷惑をかけそうで心配です。恥ずかしいというのもありますね。ラリー用のクルマを持っていないので、レンタルできるクルマでラリーが出来るのなら考えたいですね。
最後のハプニングは、おまけのおまけでしたが、それも含めて楽しいイベントでした。関東は、雪が少ないので開催が難しいようですが、関東での開催も行ってみたいですね。ラリーに関して言えば、なかなかすぐやろう!というのは、難しいかもしれません。しかし中には、かなりハードルの低いラリーもあり、興味をそそられますね。少しですが、雪の上を走りたい、こんなスクールに参加してみたい!という方々への参考になればと思います。それでは、また!雪が恋しくてたまらない筆者でした!
レポーター(お)ねえさん・大谷幸子
随時、クルマに関する様々なイベント・テーマでレポートしていきます!
[ガズー編集部]
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