SUPER GTタイ観戦ツアーに参加して来た!Vol.1 ~SUPER GT第7戦~

SUPER GT 第7戦が、タイのチャン・インターナショナル・サーキット(タイ、ブリラム県)で開催されました。SUPER GTオフィシャルファンクラブのGTサポーターズクラブ主催の観戦ツアーに参加して参りましたので、レポートいたします。

~10月6日(金)~
まず、日本からのナイトフライトが到着する早朝に、タイのスワンナブーム空港へ集合。日本各地から集まったサポーターのみなさんとこちらからツアーがスタート!早速サーキットへ向かいます。空港から、チャン・インターナショナル・サーキットのあるブリラムまでは、大型バスで休憩を入れて約7時間の道程です。空港からはすぐに高速道路に乗り、片側4車線もあるような道を進み、途中のサービスエリアの機能を持つ、ガソリンスタンド兼レストランやコンビニなどがある施設に寄りながら向かいます。同じエリアにあるタイの屋台メニューや料理を楽しみながら行けるのもこういうツアーの醍醐味です。

長い移動を終えて到着したチャン・インターナショナル・サーキットは、2014年に開業したばかりの新しいサーキット。最初に、観戦ツアーのメンバーが通されたのはVIPルームでした。ここでVIPルームに入るためのパス、タイ戦でのクレデンシャルパス、そして専用のバスで行われるサーキットサファリのパスが渡されます。

このツアーがスペシャルなのはここからで、各国の報道陣が集まるメディアルーム、レース中にクラッシュなどがあった際にドライバーなどが運び込まれるメディカルセンターの施設見学、ホームコース上を散策の他、金曜日に必ず行われる監督ミーティングとドライバーミーティングも見学しました。冒頭15分程度ですが、緊張あふれるミーティングは、一般の方はまず見ることができませんので貴重です。金曜日は、設営が主でサーキットでの走行は無いので、各チームの準備の様子もゆっくり見ることができました。

その後、ホテルの宴会場に場所を移し懇親会が行われました。去年のSUPER GTタイ戦の映像から始まり、今シーズンの開幕戦からのレースの模様を振り返りました。そして、タイ料理に舌鼓を打ちながら和気あいあいと交流を深めました。さらにビンゴ大会やジャンケン大会も行われ、大いに盛り上がりました。サーキットから比較的近いホテルに到着した頃には参加者全員がさすがに疲れすぐに就寝したようです。

~10月7日(土)~
2日目は、国内開催と同様に公式練習と予選が行われました。観戦ツアーでは、午前中、レースコントロールルームの見学がありました。レースコントロールといえば、そのレースの進行の全てを決めているところですが、このツアーでは、SUPER GTの審査委員長自ら案内してくださいました。ずらりと並んだモニターを眺め、どこで何が起きているのかを見定め、フラッグの提示やペナルティなどの裁定を行っているとのこと。さらに、ツアーの予定には無かった車検場の見学も行われました。車検場の中も通常では公開されませんが、特別な計らいで見学を許されました。GTAのツアーだからこそのスペシャルコンテンツですね。

続いてピットウォークが行われるタイミングで、ARTA(8号車、55号車)のピットツアーが行われ、エグゼクティブアドバイザーを務める土屋圭市氏から、ARTAチームの予選や決勝の戦略などを聞くことができ、その後ドライバーと監督が勢揃いして記念撮影も行われました。

公式予選は、VIPルームにあるテラス席からゆったり観戦。ランチはビュッフェスタイルでゆったり食べられました。贅沢な気分です。予選後、ポールポジション会見が行われ、特別に記者会見場に入ることができました。予選が終わったばかりで興奮さめやらぬドライバーの息使いや、高揚した感想が生で聞けるというシーンに遭遇できたのもうれしかったです。

この日の夕食は自由行動。タイ東北地方料理の「イサーン料理」を食べに行くグループと、ブリラムの大型ショッピングモールに行くグループと別れての行動となりました。ショッピングモールでは、タイ料理はもちろんですが日本食も食べられるとあり、観戦ツアーのサポーターだけでなく、多くのチーム関係者も見かけました。これにて、2日目終了です。

(写真、テキスト 雪岡直樹)

[ガズー編集部]