初のメーカーコラボイベントに1万人が集う! ~モースポフェス in 九州!~

ビッグレースが閉幕し、オフシーズンに入りましたが、それと同時に各地でイベントが目白押しですね。しばらくは寂しくなさそうですが、そんな矢先、九州の地で、きっとこれが“最初の一歩”になるであろうイベントが、11月19日(日)に行われました。モースポフェスin 九州!というメーカーの垣根を越えたイベントがそれです。

開催場所は、HSR九州(熊本県菊池郡大津)という本田技研工業の施設。そこに他メーカーも集結させていただくという。九州で開催されるモータースポーツのイベントが少ない、また昨年の熊本地震で被災したこの地を勇気付けたいと思った関係者の声が事の発端で、それに賛同したメーカーが素敵なカタチにしてくれたイベントでした。

そして、行ってみてびっくりです。出席者は、ご覧の通り。豪華過ぎ(序列が、50音順で悩まなくてよいので、こちらをご参照ください http://msp-f.com/pdf/ListOfCast.pdf)。
日本、世界で活躍するレーシングドライバー、ライダーの「共演」となっていますね。メーカー単体なら容易なことかもしれませんが、特にどのメーカーというよりもプロがこれだけ集結した事を評価したいと思いません?

それに加え、走行車両もこのイベントを象徴するものでした。シーズンが終わったばかりのSUPER GTの8号車NSX―GT、そうです現行車の登場です。その他、LEXUS SC430(SUPER GT)、SF13(スーパーフォーミュラ)、LEXUS LFA (ニュルブルクリンク24時間レース参戦車)、全日本ロードレース選手権、全日本モトクロス選手権、全日本トライアル選手権などの2輪までのラインナップは圧巻を飛び越え、むしろこんなことも出来ちゃうんだと感慨深かったです。LEXUS LFAと2輪の共演が見られたリ、サーキットコンテンツの中の市販車を使ったデモレースでは、ドライバー自身の所属するメーカー以外のクルマに乗車するレアなシーンが見られたリと、あらゆる趣向を凝らしていました。

展示車両は、各メーカーの市販車やレーシングカーが鎮座。こちらのエリアには、日産自動車も展示してありましたよ。

2回行われたトークショーは、Dream teacher というタイトルで、メーカー入り混じって珠玉のトーク。ドライバー、ライダー人生のこれまでの道程をたどり、あえて挫折した経験なども披露する奥の深いトークに、観客も関係者も聞き入っていました。これは、かなり貴重でしたね。来年また機会があれば、動画配信希望です!

カート大会もありましたが、ガチのプロですので迫力がハンパない!お遊びという言葉が通用しない方々ですし、プロですからね。オフシーズンなので、思いっきり!って怪我をしても良い訳ではないですが、生でぜひ見て欲しいコンテンツですね。やっぱり競争するシーンは、クルマは違えど、やっぱり「闘争心」に火をつけてしまいますから、本質が見えかくてしておもしろいです。

今年が初年度開催となり、続いていくのでは?という期待を込めて見ておりましたが、ご来場されたみなさまは、いかがでしたか? 簡単そうで、非常に困難なメーカー越えのイベントが「一緒にやろう!」とスタート地点に立った訳です。何気にすごい事なのだと思います。きっとあの当時は…と、振り返る日が来ると思う可能性を秘めたイベントと確信しています勝手に。

昼間は、風が冷たかったのですが終わる頃にはおさまり、各カテゴリー全部一緒のデモランでイベントは終了しました。1万人の方々が、HSR九州に集いましたが、「次」の開催がきっとあることに期待したいと思います。九州のみなさま、お疲れさまでした!会場の様子は、リハーサルから撮り貯めたスナップ写真ですが、フォトギャラリーでどうぞ。それでは、また!

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[ガズー編集部]