あえてこの表現、日本人も負けてないよ!  ~スーパーフォーミュラ公式テスト~

私、スーパーフォーミュラも好きなんですが、ここ数年、ますます面白いので楽しみにしているのですが、今年第一回目の公式テストが鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催されましたので行って来ました!

なぜ、ここんとこ、おもしろく感じるのかなと思ったら、イケメン揃いとかいう話は置いといて、欧州からレベルの高いドライバーの参戦が相次いでいるのも萌えポイントで、そもそも高いレベルが更にあがっている状況ですが、そんな中でも、日本人ドライバーが台頭し頑張っている!というのが自分の中でのスーパーフォーミュラ萌えの大きな要因でしょうか。レベルの高い外国人ドライバーの参戦ももちろん意義がありますよ!

以前トップ3を外国人ドライバーが占めていた数年前、チーム黒船なんて呼んでいた時期(私の中でね)がありました。常連ドライバーもだいたい同じ。それは、いいんです実力だから。でもね、そういう状態が続いているうちに、日本人がちょいと見下されていると感じたことがありました。そう思っていないにしても、会見での態度、言動がそう思わせてしまうことが多々あって。少し悔しいなあと思ったりしてね。よく知るドライバーだったけど、現実と向き合うとそういう態度も、日本でだからまだおとなしい方なのかなとか。これが欧州だったら、きっともっと言動もきつくなるのかな? 異国の地で異国のカテゴリーでドライバーの熱を直に感じる取材は経験がないので、あくまで想像の域なんだけどね。

そもそも、日本人とか外国人とか、分けてお話をする時点でナンセンス。島国根性、日本大好き!みたいで視野狭そうでイヤなのですが…、ここんとこ、日本人ドライバーがチカラつけ連覇を続けているので、そういう表現になっちゃうのはお許しを。このカテゴリーに復帰した石浦宏明選手が特にそう思わせてくれたのかも。昨年2度目のチャンピオンに輝きましたよね。今や、その安定感と言ったら、チームメイトで一昨年のチャンピオンでもある国本雄資選手もそうですが、常に上位につけている印象。そうそう、チームのレベルアップも感じます。決して容易に攻略できないライバルたちをおさえタイトルを獲得していること。振り返ると、私たちも見応えのあるシーズンをここ数年過ごしているなと。

そんな中、今季、名門チームインパルの星野一義監督の下へ、平川亮選手が加入しました。先輩の関口雄飛選手の加入の際も非常に話題になり、ルーキーながら優勝を遂げるなど、チームが彼のポテンシャルをしっかり引き出し戦っていますよね。目覚ましい活躍を続けていますが、そこへ昨年のスーパーGTチャンピオン、そして、スーパーGTでの関口選手と偶然にして同じチームの平川選手が登場となりました。

以前スーパーフォーミュラで走っていた頃とは、全くご自身の環境が違いますね。何が違うってこの2年で積んで来た経験値ですよ。ヨーロピアン・ル・マンシリーズに2年参戦しました。他人の飯を食う経験は、若い彼にとっては得るものが大きかったのではないでしょうか。親目線でもそう思います。かわいい子には旅をさせよ…ですよね!

そして、何に乗せても速いという印象を、良い意味で押し付けられちゃうほどに速いドライバーに成長しました。そもそも速かったけれど…。スーパーGTでも、サクっとポールポジションを獲得しても動じない所など、見ていて非常におもしろいです。気持ちの切り替えも速いですしね。

以前は、おとなしいイメージがあったようですが、私はいつも話をしていたので、そのイメージが展開されることに困惑していました。自分が20代前半の頃に、諸先輩が周りにいたら先輩を立てるでしょう、おとなしくなるでしょうって意味で擁護していましたが、まあ彼のキャラだったのかしら? しかし、チャンピオンを獲得したことで、表に出る機会もさらに増え、最近、よく話すようになったと周囲が言っておりまして、それはそれで安堵しました。しゃべらないドライバーとは、私は決して思っていませんからね!

彼は、今、乗れて(ら抜き言葉失礼)いますよね。この言い回しはレース好きならわかってくださるかと。今季はとてもおもしろい存在だと思っています!ぜひ、注目してくださいね!

他にも、今季のスーパーフォーミュラの萌えポイントはあるのですが、まだ公式テスト1回目。しっかりシリーズを追いかけて行きたいと思いますので、よろしくお願いします。ほら、タイヤの運用も変わったから、戦略(敢えてストラテジーと横文字にしない)も楽しみじゃない? SF14、最後の年!みなさんも楽しみにしてくださいね!スーパーフォーミュラもおもしろいから!

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road