タイトルの可能性は、このクルマたち! ~スーパーGT 第7戦 現場レポート~
スーパーGT 第7戦(オートポリス)も終わってしまい、いよいよ最終戦を残すのみとなりました! まさかの結末だったオートポリス。ぶっちゃけ予想してなかったこんな結末。
まず、タイトル(ドライバーランキング)の可能性のを残したクルマをご紹介しましょう!
GT500クラス
GT300クラス
この4台と6台が、今シーズンのチャンピオン候補です。オートポリスラウンドは、熱かったね。予選では、NSX-GTが異次元の速さを見せました。レクサス勢の落胆っぷりは、傍から見ててもすごかった。Hondaさん本当に速かったから。もうね、決勝はHondaさんの逃げ切りだろうと思っていました。レクサスは、どこか1台が3位表彰台かなと。
今回の順位、予想できましたか?
簡単に振り返ると土曜の朝の公式練習は寒くて(いや、例年通りね)、タイヤはささくれだらけ。土曜朝のデータが、寒すぎてあてにならないという陣営もありましたね、日曜は気温が上がる予報と言うことで。理想のタイヤの温度レンジがあり、中の人はデータとにらめっこ。タイトルがかかっていますので、そこは焦りやらその緊張感というのが、やっぱりいつものレースと違うかなあ…。妄想かもしれないけど。
土曜の夜、サーキットから帰る時、ゲートオープン待ちのクルマの列が、いつもより長く感じました。そうか、Hondaさんのお膝元になるのかと思いつつ帰路に。ジェンソン・バトン選手効果も大きいでしょう。お顔見るのは大変かと思いますが、短い時間でも神対応ですので、並ぶ価値あるかもです。常に素敵な笑顔で対応してくださいますしね。NSX-GTがあれだけ驚速なら、当日券を買い求める方もいた事でしょうね~。
日曜は、天気も良くてぽかぽかに感じました。しかし、気温は意外に17度。日陰が寒い寒い。でもね、昼にかけて日差しが強くなり、路面温度は上がりました。その恩恵を受けたのかもしれないのが、ブリヂストンタイヤを履くレクサス勢だったのかも? 前日に、温度が上がればという事を話していましたし、レースになると、やたら強いイメージがあります。レース巧者という言葉をテレビの解説者も使っていましたが、まさにそれ。そういう所がプロ集団だと感じるし、実際、今回のトムス勢はそんなレースを見せてくれたと思っています。
決勝で速さだけあっても、強さも必要なのかもしれませんが、トムスの2台はビックリするくらい最強でしたわ。ほめ過ぎ?かもしれないけど、結果をしっかり残したから誉めましょうよ。
「最強」、その言葉に尽きます。同時ピットもびっくりでした。どちらにもロスがなく、タイミングは、あの時でHondaさんの前に出られました。おもしろいくらい戦略がハマっていましたね。2台がしっかり戦えるクルマであるからこそ、出来る戦略でもあるし、どちらが勝っても不思議ではない見事なレースでした。レース後の36号車の二人の笑顔も良かったと個人的に思います。
19号車の2ストップもお見事でした。スーパーGT公式サイトに、決勝レース直前に、タイヤ情報がアップされます。そこにヒントがありましたが、まさかの…でした。10番手スタートからの3位表彰台、おめでとうございます。とってもうれしそうでしたよね。38号車も堅実に追い上げ、終わって見ればトップ4独占です。ただ、38号車がタイトル争いにからんでないのは、意外ですけどね。毎年、スーパーフォーミュラのチャンピオンチームは、とても粘り強いので…。
6号車も気づけばからんでない(タイトル争い)。あれ? フェリックス・ローゼンクヴィスト選手を相棒にした時、大嶋和也選手はこれでタイトルに近づくかと思ったのですが、残念! 39号車もタイで勝っていますが残らなかった。今季は、3メーカーで星を分け合ってる激戦だからだね。でも、混戦は絶対におもしろい。最終戦がおもしろくなったでしょ!
GT500クラスはタイトル候補が4台いるけど、ガチ1号車と100号車なのかな? GT300クラスの行方は?めちゃくちゃ難しい。まずは、予選に注目よ!って当たり前か…。
チャンピオン候補のクルマ担当のメカニックが、胃が痛いとレース後に言って来ました。そうだよね、来月まで勝つことに普段以上に集中して取り組まないといけないんだもん。ん、これは眠れないわ(汗)。最終戦前に、行けたらガレージをのぞいて見ようかな?時間あればいいけど…。
そうそう、ニック・キャシディ選手は、スーパーフォーミュラと、スーパーGTどちらのカテゴリーもランキングトップ。他の方ももちろんいるけど、両方のカテゴリーでからんでいるのは、ニックとHonda陣営の山本尚貴選手の2人!スゴイね!
レースは、ほんと最後まで何があるかわからないけど、できれば実際、その目で見るのが一番!もちろん、サーキットに来られない方もいらっしゃる。そんな方は、テレビの前で正座してみるべし!ってか正座したい気分になるよ~(笑)。とにかく最終戦お楽しみに!では、また!
(写真:折原弘之 / テキスト:大谷幸子)
レポーター(お)ねえさん・大谷幸子
随時、クルマに関する様々なイベント・テーマでレポートしていきます!
[ガズー編集部]
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