青空と、たくさんの観衆と、この道と ~Red Bull Showrun TOKYO~

こんなに条件が整うことがあるだろうか?と思った、ぽかぽかの陽気の3月9日(土)。もうご存知の方も多いと思いますが、
“神宮外苑の銀杏並木のところをF1マシンが走ってしまいました!”
こんな素敵なタスクの仕掛人は、レッドブル!イベント告知から、わくわくする魔法をかけられていましたが、行かれたみなさんいかがでしたか?

大迫力!! F1マシンが都内の“公道”を走る! Red Bull Show Run Tokyoの動画

家を出るとき、冬のコートが要らないと思うほどあたたかく、なかなかの彩度の青空を確認、もうそれだけでイベントの8割が成功だと思って青山一丁目の駅から出ると、ホンダ本社の前に歴代のF1マシンが展示されているのが見えました。そちらでは、朝からレッドブル・レーシングとスクーデリア・トロロッソのキックオフイベントが行われていて、ファンの皆様のボルテージは、一足先に上がっていた模様。そうかそうかと、スマホでパチリ。

私は走っているクルマがこの上なく好きではあるけれど、街の風景に溶け込む、モータースポーツもうれしい。いいよね、たまにはこういうのも。わたしの自宅近くに、日産グローバル本社があるのですが、ショールームは、みなとみらいへの入り口の役目も果たしていて、誰でも通れる造りになってるの。だから、横浜へ遊びに来た時や通勤時にクルマが視界に入って来たりと、あのショールームで展示されているクルマの発信力も魅力を感じるんだよね。

(ピエール・ガスリー選手)
(ピエール・ガスリー選手)

今回のホンダ本社前の光景は、すっかりF1離れして申し訳ない私でも、F1開幕目前を肌で感じました。またF1に気持ちが若干戻って来たのは、一昨年、ピエール・ガスリー選手がスーパーフォーミュラで走ってたからかな。大物でしたもんね、いきなりタイトル争いにからむし、キャラクターも魅力的でしたしね。今季、ホンダさんのパワーユニットのF1チームが2チームあるというのもスゴイお話。興味がわく訳でして。そして、F1マシンが都内の“公道”を走るのは、初めてということもが惹かれました。

イベントの主催は、レッドブル。エンターテイメントの仕掛人として申し分ない彼らだけど、今やF1のトップチームの仲間入りをし頭角を現していますよね。また、モータースポーツシーンだけではなく、さまざまなスポーツ、異業種もサポートし、しかも自分たちでイベントを作りあげるところが、何とも頼もしい飲料メーカー。

以前、コンサートに連れて行ってもらったことがあり、そこで、彼らの音楽学校でクリエイターの育成を行っていることを知り驚きました。築き上げたネームバリューをあらゆるところで遺憾なく発揮し、世界に影響を与えてると言っても過言でもない?夢見る若人たちに、翼を授けちゃうのは素晴らしい取り組みだとつくづく思います。

わたしデモランという言い方にすっかり慣れちゃっていましたが、“ショーラン”の前に、アストンマーチンDB9でのヒーローラップがありました。この表現もわたしには新鮮。ドライバーさんのお顔が見られるのは、うれしいですよね、ヘルメット姿も素敵ですけど。ドライバーさんのお顔の露出は、F1は別としてなかなかないですので、この機会はお客様が喜びますよね?

(マックス・フェスルタッペン選手)
(マックス・フェスルタッペン選手)

終わってみれば感激しかなかったです。ピエール・ガスリー選手は、手を振ってドライブしていました。マックス・フェルスタッペン選手は、ドーナツターンも完璧にこなし囲み取材の時も自分がしゃべらない時は常にファンの方を見て手を振っていました。チェッカーフラッグが振られていましたが、またふたりともサプライズでお代わり追加してくれました。ありがとう!終わってから、ファンサービスもしてました。神対応ですね。

沿道の観戦エリアは事前にウェブでの抽選となっていたようで、始まる前は、たくさんのお客様で混乱しておりましたが、イベント直前にはスタンバイOKという感じで、一緒にそのタイミングを待ちました。メディアも抽選で取材場所が決められたのですが、絵画館の前、多分ここでドーナツターンをやるであろうスペースへ行きましたところ、抽選番号が幸い若かったので良いロケーションの動画をおさめることが出来ました。横からですけどね…。

もし来年もやってくださるなら、もろもろ把握したので、良い機材を投入したいところです(笑)。備えあれば憂いなしでしょうか?今回がビギナーズラックになりませんようにと祈るばかりです…。

公道レースを実現させよう!という声は、もうかなり前から上がっています。日本の基幹産業でもある自動車産業の発展の為でもありますが、公道レースはなかなか実現しないのが現状。今回の実績を皮切りに、公道を使用するということに環境が明るくなればいいなと思います。誰でも見られるということが、当たり前のようになって行って欲しいですよね。モータースポーツの歴史が海外と比べてまだまだ浅い日本ではありますが、「公道」というキーワード、諦めないでください。そして、本題!ホンダさんの今季のご活躍、期待しています!頑張ってください!

(写真:折原弘之・大谷幸子/テキスト:大谷幸子)

[ガズー編集部]

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