開幕目前のワクワク第一弾!やっと会えました! ~SUPER GT岡山公式テスト現場レポート~

毎年恒例の岡山公式テストまで、待った待った…といつも思うものですが、オフシーズンの間、話題が多すぎて、今年はそんなに長く感じませんでしたが、みなさまいかがでしょう?今回のテストは、当たり前ですがドライバー大シャッフル、“新しさ”を間近に感じるテストとなりました。現地は、晴れ、曇り、雨から、あられ、雪まで降って、全天候型サーキットとなりびっくり!という訳で、寒かった…簡単に振り返ります。

レクサス勢

レクサス勢から話題を振りますと、今季はGT500クラス6台中、3台のクルマのドライバーが変わります(よく考えたら昨年も大きな変動あったね…)。既報の通りですが、6号車の山下健太選手は、移籍しヨコハマタイヤからブリヂストンタイヤへスイッチ、読めない天才キャラでどんな走りをするのか、楽しみでなりません。相棒でもあり、もうベテランの大嶋和也選手も、何かいつもと違う雰囲気。期待の若手にとても嬉しそうなんですよね。速いドライバーでもあるし、いじられキャラでもあるし、これまでの相棒にはなかったキャラなのでしょう。

脇阪寿一監督も、待望の監督初優勝をシミュレーションできているかしら?エンジニアも新しくお迎えし、というか古巣チーム ル・マンへ阿部和也エンジニアが戻っていらして、このチームはだいぶ雰囲気も変わるのかなと思っています。速さはあっても、なかなか勝利に結びつかないのがこのチーム(ごめん…)。早く1勝あげて、士気を高めて欲しいですね!頑張って!

19号車は、昨年GT300クラス、GT500クラスをスポット参戦とフルシーズンの経験を積んで実績をあげ、満を持してのGT500デビュー、坪井翔選手を迎えました。クレバーなドライバーというイメージ、坂東正敬監督曰く、中嶋一貴選手タイプとのことです。昨年、在籍した山下健太選手は天才、感性で乗る関口雄飛タイプですって。

先輩の国本雄資選手がますます頼もしくなって来ましたし、監督に言わせると、坪井選手は、こうしたらタイムが出るんじゃないかと、積極的に話して来るそうで、その様子を話している監督も楽しそうでした。しっかり育ててくださいませ!他に行っちゃう(2年連続ドライバー放出)と悲しいけど、そこで学んだことが生きているのは、関口選手を見ているとよくわかるし、今年の山下選手も新天地で楽しみですし、育てるのも上手いって事かな?

39号車は、中山雄一選手が遅咲きのGT500クラスデビュー、シートを獲得しました。念願の…ですね。TDP育成ドライバー出身でもありますから、乗りたかったはず。おめでとうございます!ヘイキ・コヴァライネン選手の事は、まだ10代の頃、テレビでF1を見ていたはずですので、そんな彼がチームメイトですから、感慨もひとしおでしょう。コヴァライネン選手も気づけば、5シーズン目ですよ。日本はイヤ!って言われるかと思って心配しておりましたが、うれしい限り!チームの中の体制も、実は新しくなっています。頑張ってくださいね!

36号車、37号車、38号車のトムス、セルモは、何も変える必要がないでしょう。「ザ・安定」! スタッフもこの上ない組み合わせだと思っています。トムスは、昨年2台がレクサスワンツーと、チャンピオンは逃しましたが最強の2台でしたね。セルモは、珍しく優勝がないシーズンでしたが、ここの安定もゆるぎない。総監督と取締役!このコンビは、ずっと変わらないんでしょうね、将来的にどちらかが引退する時まで。安定の中で、しっかり戦績残していくのが、この3台です!今季も期待します!

そうそう、36号車はWECで中嶋一貴選手が欠席とのことで、土曜日は、関口雄飛選手がひとりでテスト、日曜日は、宮田莉朋選手がチームに合流しステアリングを握っていました。5月の第2戦も、WECとスケジュールがバッティングしている為、宮田選手がドライブすると予想され、その練習と思われます。今のところ、チームから特に正式にアナウンスがないので、第2戦のエントリーリストの発表が楽しみです。19歳、頑張って!

ニッサン勢

続いて、日産。レクサスに在籍していたベテランの二人が、日産へ移籍、GT-Rのシートを獲得しましたね。3号車の平手晃平選手は、昨年はGT300クラスで過ごし、きっと悶々としたシーズンを過ごしたはず。GT500クラス返り咲きです。500へ返り咲きは、過去にもあったような気がしますが、かなりレアですよね。サーキットで様子を見ていると、今のところ変わらずのびのび。メカさんとお話させていただきましたが、タイヤの使い方を覚えるだけで、あとはチームとも楽しくやっています!とのことでした。チームメイトのフレデリック・マコヴィッキィ選手は、ミシュランタイヤは慣れたもの。今回のテストは欠席でしたが、フレンドリーなキャラのマコちゃんは、SUPER GTへ返り咲きです!そして、ファンサービスは神対応とファンも多い!このコンビは、人気でちょっとおもしろくなりそうですよ!頑張って!

そして、彼もレクサスから活動の場を求めて日産へ。12号車、ジェームス・ロシター選手。個人的に、ここが一番驚きでした。想像がつかなかったので。平手選手の動向は、昨年お話をいろいろ伺っていたこともあって、想定内ではありました。いやー、ジェームス!そして、テスト初日は、12号車がトップタイム。チームメイトの佐々木大樹選手が、たまにうるさい時があるけど、楽しくやっているとコメント。そう!よくしゃべる外国人なんですよね(笑)。コミュニケーションを取ろうと頑張るし。テスト初日はトップタイムでしたが、ここも楽しみです!頑張って!

ホンダ勢

(設営日、雑談中のところパチリ。向かって左から2番目が、福住仁嶺選手、右から二番目が牧野任祐選手 スマホ写真でごめんなさい)
ヨーロッパから帰って来た、世界を見て来た若者もいます。ホンダ勢の牧野任祐選手と、福住仁嶺選手です!牧野選手は、21歳!64号車で、ナレイン・カーティケヤン選手とGT500クラスフル参戦です!19歳の時にスポット参戦して、ポールポジションを獲得した頼もしい若人です!

福住選手は、昨年、F2とスーパーフォーミュラをかけもちしていたレッドブルドライバー!彼もまだ22歳。驚きの若者たちです。彼の駆るARTA 55号車は、お兄さん車の8号車とお揃いのNSXになりました(昨年までは違いました…)! 色違いでかっこいい。今回のテストの際に、コースでCM撮影を行っていて2台が走ってましたが、同じものフェチの私は大好物です!厳密にいえば、GT300 クラスは、NSX‐GT3という別の車両ではありますが、2台並びとか楽しみな撮影もこれからあるでしょうね。コース上では、ファンのみなさま、2台並びを狙ってくださいね!

その他、気になったクルマ

そして、コンドーレーシングの2台もメインスポンサーが変わったようでカラーリングを一新!そして、スーパー耐久からのステップアップ、GT300クラスに参戦ということで、兄弟でGT-RとGT-R GT3!この2台も楽しみです。

GT500 クラスチャンピオンカーの1号車は、テスト仕様のカラーリングが今回で見納めでした。富士では、シーズン用にフルカラーでお目見えとのことです。GT300クラスの65号車は、スポンサーのロゴが変わってましたが、チャンピオンゼッケンの「0」をつけないので、参戦するようですね。ゼッケンにこだわるチームは、ありますので、これはこれであります。

今季は、マクラーレン720Sとアストンマーチンも登場!岡山では、あちこち目映りしてしょうがなかったです。私のスナップ写真は、instagram(https://www.instagram.com/yucco_ne_san/)へアップしておきます! 長くなってしまいました、続きは富士テストで!

関連サイト= SUPER GT 公式サイト(https://supergt.net/)

(写真:折原弘之・大谷幸子/テキスト:大谷幸子)

[ガズー編集部]

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