FUJI GT 500km RACEサスガすぎましたね! ~SUPER GT第2戦現場レポート~
ゴールデンウィークのモータースポーツ観戦と言えば、富士スピードウェイで開催される、FUJI GT 500kmレース! SUPER GTの第2戦は、例年2日間で約10万人ものお客様が訪れるんです!今年は、決勝日に雨の予報が出てしまい、また、レース当日は、決勝中に雷雨にまで見舞われたのですが、それでも、なんと、91,800人の方が訪れてくださいました。これある意味スゴイと思います。GTファンは熱い!それでは、振り返ります。
今大会は、12号車が話題にのぼっていましたね。それと、開幕戦で奮わなかったレクサス勢がいかに立て直して来るか…。レクサス勢、開幕戦、いろんな要素がありましたが、全体的に沈んだ感があったので、富士は是が非でも勝つと思って臨んだのではないでしょうか…。GT-Rが今年速いというオフシーズンを過ごし、開幕も表彰台。開発陣が頑張ってGT-R全体を押し上げ、シリーズを牽引して行ってしまうのではと、誰もが思ってしまったはず。23号車は2戦連続のポールポジション。異次元の速さですよね。そして、前述の12号車が新聞にも大きく載っていましたが、富士は得意だし、今年は、どのテスト行っても速い。ぼちぼち来るかなと様々な予想を立て富士に入りました。
星野一義監督にも話題になっていますよ!と、そんなお話をさせていただきましたが、富士でチームインパルの工場長さんやメカニック、ドライバーのお二人と話しても調子が良い様子は伝わって来ました。チームの雰囲気も、ジェームス・ロシター選手(以下、ジェームスと呼ばせてね)が加入したことで、若干変わったご様子。よくしゃべるんですよね(失礼…)、ジェームス。チームメイトの佐々木大樹選手も、ご自身のトーク力が上がったとおっしゃるくらい(笑)。それに、クルマも調子良いと、レースウィークは楽しいですよね~。私の前を通り過ぎたジェームスが、また戻ってきて、私に挨拶してくれるなんて、なんか余裕あるね(笑)。
決勝、雨やら雷やらは置いといて…もちろん悪天候は残念で、お客様が一番大変だったと思っています…(感謝)。晴れから雷雨、そこから回復し徐々に乾いていく難しい路面コンディションの中、プロはコース上に留まる素晴らしいスキルを見せてくれ、大きく荒れることなく念願のバトルが拝めました。開幕戦の方が、雨量というか、ところどころコース上の水たまりが多かったのかな?危険でしたよね…。
レインタイヤからスリックに換えて出て行ったアウトラップとか、ツルっと滑ってステアリングを取られる感じ、見ていてチカラ入りませんでしたか? 37号車がハイドロに乗って、12号車と接触してしまったのは残念でしたが、スリックタイヤとレインタイヤのパフォーマンスが入れ替わる時を待つのが大好物でね…。ラップタイムとか見てると、ちょっとだけエンジニア気分になれますよ(笑)。
23号車GT-Rと38号車LC500のベテラン同士のバトルは圧巻でした。38号車は、4回も23号車をオーバーテイクしたそうです。この赤い2台の攻防は、38号車立川祐路選手が最後に制しました。最後のオーバーテイクシーンを石浦宏明選手が喜ぶ姿、ご覧になりましたか? 彼は、ますます先輩を尊敬して、そしてご自身も信頼度の高いドライバーになって行くと思うシーンでした。
シリーズを考えると、ホームコースでの勝利はマスト。立川選手は富士マイスターとは言え、本当にやってのける。石浦選手から見ても、素敵な方だと思うのです。ブログで、立川様とジョーク交じりに書いていらっしゃいますが、素直にそんな尊敬の念があると思っています。立川様、石浦取締役からのボーナスを楽しみにしているようですので、引き続き頑張ってくださいね!
そうそう、36号車中嶋一貴選手の代役を務めた宮田莉朋選手。決勝のご自身のスティントではラップタイムがトップだったり速かったよ。初のGT500 クラスドライブは、リタイアという結果ではあったけれど、堂々とそんな材料をデビュー戦で残しておくのは、大切な事だよね!この経験はデカい。F3に参戦していますが、同じチームでも、GTチームは雰囲気が全く違います。マネージャーが最初、「GTチームと仕事した事ないから」と心配していましたが、心配は要らなったみたいね。とにかく最後まで走らせたかったです。チームメイトの関口雄飛選手とも良い雰囲気でしたのでね。今後のご活躍、楽しみにしてます!
トムスの2台 36号車、37号車は、速かったけれど、大きな結果には結びつきませんでした。37号車は、予選2番手とフロントロウからスタートで、ポールポジションの23号車と良い戦いをするだろうと思っていましたが、アクシデントに見舞われ…。ウォームアップ走行(ドライ)で、ワンツーのタイムでしたから、決勝で天候が回復してからも、2台で追い上げました。37号車は、最終的に7位フィニッシュ。予選が良かっただけに、ポディウム行って欲しかったね。次に期待です。
毎回思うのですが、これだけの長丁場は、“得意”と言っても勝つのは難しいと思うのです。でも、2年ぶりにやっぱりこの38号車が勝って、立川選手が漢になったと…。予期せぬハプニングもあるだろうに…と思う訳ですが、ただただ素晴らしい結果となりました。そして、富士に行く前に、昔の写真を引っ張りだしてきて、ルックスも未だ王子の立川選手の素晴らしさと言ったら…(インスタグラムにあります)。とにかく、お若い。アンチエイジングの秘訣は、「勝つことに貪欲」だからかな?その気持ちは、きっとレースを始めた時から、何も変わらないと思うから…。
とにかく、素晴らしいという言葉しか出て来なかったGT富士でした。全然振り返りが足りないんだけど、その続きは、
Instagram(https://www.instagram.com/yucco_ne_san/)にて!最後、雰囲気のある写真で〆させていただきますね。嗚呼、こんなの撮りたい!そんな気持ちで、アンチエイジングかな(笑)。では、また!
(写真:折原弘之 / テキスト:大谷幸子)
レポーター(お)ねえさん・大谷幸子
随時、クルマに関する様々なイベント・テーマでレポートしていきます!
[ガズー編集部]
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