SUPER GT x DTM!ドリームレース初開催!コラボレースがとうとう実現!~特別交流戦現場レポートその1~
おもしろかった!という感想が素直に出ましたが、サーキットで観戦されたみなさま、テレビを視聴されたみなさま、いかがでしたか? 水曜日から現場入りしていたのですが、私目線のすきまネタで少し振り返りますね!
11月19日(水)設営日
設営日からサーキット入り。長いレースウィークが心配でしたが、結局ワクワクしていたという。ピットを見て回りましたが、テレビで見たことはあっても本当に目にしたら驚いたのが、ドアが外れちゃうこと。
外されたボンネットの屏風は、クルマのメンテナンスの作業中によく見かけますが、DTM勢のピットには、ドアを置く台がありました。中継で見たことがあったのですが、ほんとに外れると、思わず独り言を言ってしまいました。
DTMはドライバー交代がないレースですから、ピットにクルマを入れて作業する際には、邪魔にならず効率的ですね。ドイツの方は、なぜそんなところに驚くんだろうと思ったに違いありませんが、斬新でした。ドイツ車を、“よくできた工業製品”を感じることがあると、愚息とよく話しているのですが、まさにという感じ。些細な点ですけどね。
そして、SUPER GTはドライバー交代や給油、タイヤ交換などのピット作業は、レースのカギを握っていますが、今回のレギュレーションは、4輪のタイヤ交換が義務付けられました。
レースは、2日間でそれぞれ、予選・決勝と行われるので、すべて一人が担当。ですので、ドライバー交代と、給油作業はありません。通常、SUPER GTではタイヤ交換は、左右両側、ひとりずつで2人が担当しますが、今回はピット作業は7人という日本側のレギュレーションに併せたものの、タイヤ交換の仕方はDTM方式という特別なルールとなったようです。ですので、チームはたくさん練習です。
私が最初に目にしたのが、DTMのBMWチーム。ここの練習を見たあと、研究です(笑)。メカニックでもありませんが…。2人でも3人でも速さは変わらないように見えるという声がありましたが、どうも、通常DTMメカニックがやっている3人の方が速いという声が増え…。動画でまた研究。
DTM方式のタイヤ交換に夢中になっている間に、DTMドライバーがサーキットにいらして夕方、コースウォークに出て行ったのを、写真でおさえるのを忘れてしまいました(笑)。
かつて日本のSUPER GTでも走っていて、近年はWEC富士で来日していた、とても馴染みのあるドライバー、ロイック(Audi ロイック・デュバル選手)やベンちゃん(Audi ブノワ・トレルイエ選手)らが、ぞくぞくとサーキット入り。富士をよく知っているドライバーたちが来る中、日本勢のメカさんたちの練習をずっと見ている私。ちょっとマニアックというか…。
夕方、結構寒かったのですが、メカさんたち汗だく。日産の12号車カルソニックインパルGT-Rのピットで、2人パターン、3人パターンを見せてもらいました。どちらもすぐやってくれるというのもスゴイんだけどね。ベテランメカさんたち、見てると、どちらでも速いんですよ(笑)。
ホンダ勢も練習が始まったので見に行きました。お客様ではなくチーム関係者の熱い視線を浴びる中で練習する8号車ARTA NSX-GTのクルー。そうそうに手元の動画で8秒を記録。実際はもっと速そう。
サポートレースの走行も終わり、静かなサーキット、ピットロードにインパクトレンチの音が響きます。どんどん日本のチームが練習し始め、その音に反応したのか、遠目に見ていたBMWチームは、日本勢のピットまで足を運び見ていました。
先月、ホッケンハイムのDTM最終戦にゲスト参戦した3台(1、23、36号車)以外は、すべてがお初。DTM勢のピットを見に来たり、クルマも見たり、普段見られない光景からのスタートで、私はワクワクしましたね。
先月、ホッケンハイムに招かれ、ゲスト参戦した23号車のMOTUL GT-Rは、すでに修得済でサクッと練習を終えていました。さすがですね、速いんですホントに。
他のチームも日が暮れてくると、動きもスムーズになったのは言うまでもなく、あれだけ練習したら疲れたと思います。三々五々帰り始めました。何かこう、日本対ドイツ的な団体戦に備えている姿がとてもおもしろかったです。メカさんたちが、いつも通りだと思うんですけどね。
日本勢が帰ったあと、DTM勢が練習を始めたり…。寒さに負け、初日は早めに帰還しました。
11月20日(木)練習走行日
いよいよ走行が始まるという日に、朝、集合写真の撮影がありました。わたくしもとりあえず入れていただきましたが、高い櫓(やぐら)の上からの撮影。当然無理です。もちろんお願いするつもりではおりましたが…。
わたしは某氏にスマートフォンを預け、スマホで良いので、パチリとしていただけたらとお願いしたら、快諾していただき、クルマの集合写真の撮影までの行程を、脇からカメラにおさえていました。イマドキは、ドローンも参加なんですね。どこからでも撮れちゃう。
シーズン中のSUPER GTの車両の集合写真も同じメーカーのものならあります。でも、GT500クラスだけという撮影などは当然ありません。ですので、今回の交流戦に参戦するGT500クラス15台とDTM車両7台の22台が揃う写真は、とてもレア。
海外レースではよく見かけますが、日本だと8月開催のGT3の世界戦、鈴鹿10時間耐久レースでみましたね。なんか壮観でいいですね。日産さんが並んで、さあ撮ろうと思ったらサッサとどいてと言われたので、なんかGT-Rだけの写真がない。他もいろいろないけど…。
世界戦だと当たり前なんでしょう。カッコよくて好きです。無事に私のスマートフォンの中に、上のヘッダーの写真がおさまったのは良いのですが、やぐらの上に行ってカメラマンさんが撮影を終え、いざ私のスマホを手にしたら、上からわたしは呼ばれました。
そうです、ロックしてしまったので、解除の為、やぐらの上から暗証番号を聞かれたのです(笑)。みなさんもスマホを貸す時は、ご注意くださいね。そして、その撮影を終えると、早速走行が始まり爆音がサーキットにとどろく、歴史的なシーンがお目見えしました。
レポは、続く…。
(写真・テキスト:大谷幸子)
レポーター(お)ねえさん・大谷幸子
随時、クルマに関する様々なイベント・テーマでレポートしていきます!
[ガズー編集部]
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